みなさん、「loT」という最先端機能をご存知ですか？
Internet of Thingsの略語で、身の回りのあらゆる「モノ」をネットワークに接続し、情報をやり取りすることで新しい価値を生み出すという概念です。

そんなloTを導入する『&AND HOSTEL』は、loTデバイスを1ヶ所に集結させた“スマートホステルブランド”として、昨年夏にオープンしたホステルです。近未来のIoTルーム（客室）を設置することで、これが宿泊体験が観光の目的の一つになったり、新しい角度から旅行を楽しめるのが魅力です。ちなみに、ついこの間の3月に系列店『THE LIFE Hostel & Bar Lounge』がキャナルシティ博多の近所にオープンし、そちらも話題を呼んでいます。

現代的な要素がてんこ盛りの『&AND HOSTEL』ですが、場所は福岡の下町エリア・中洲川端にあります。昔から続く老舗店が軒を連ねる「川端商店街」内にあり、シニア層やファミリー層が多い商店街の雰囲気に溶け込むように立っています。お客さんの多くが外国からの観光客だそうで、日本らしい文化や福岡のお祭り・山笠のムードを感じられる商店街だからこそ、海外の人からの人気が強いのかもしれませんね。写真の右手は1階の飲食店、左手が宿泊者用の入口となっています（中で繋がっています）。

それでは、チェックインしてみましょう！ 無駄を排除した作りのホステルとあって、チェックインカウンターもコンパクトな佇まいで、なんだか海外っぽい雰囲気です。ここからもう特徴的なんですが、チェックイン時にまず渡されるのは、なんとスマートフォン!! これが施設内のルームキーとなり、スマホ内のアプリ操作で、客室の施錠から照明、空調の調整もできるのです！ 

客室に設置されたあらゆるIoT製品を、スマホアプリから操作・制御でき、さらに観光案内もチェックできるというから画期的。館内には約10種類以上のIoT製品があり、実際に私たちが使ってみた使い心地を各メーカーにフィードバックされるので、最先端技術の開発にユーザーの声として関われるのもちょっぴり嬉しいですね。

こちらは川沿いの「IoTキングルーム」。ホステルと言えども、ホテル級の快適空間が用意されています。この客室にはキングサイズのベッドやデスク＆ラウンジチェアがあり、広々とした解放感のある部屋となっています。これで1泊12,800円〜（1人6,400円〜）だからリーズナブル！ 

1F〜3Fが客室になっていて、他にも女性専用のドミトリー（1人1泊3,200円〜）、男女兼用のドミトリー（1人1泊3,000円〜）、ダブルルーム（1室2人8,000円〜）、loTダブルルーム（1室1泊9,500円〜）があります。トイレやシャワーは共用となっていますが、プライベート感と清潔感が守られているので問題なし。ダブルルーム以上の客室には専用の洗面台があります。いやはや、天神にも博多にも好アクセスの立地で、このコストパフォーマンスは魅力的ですね。

スマートアイグラスを使ったAR「福岡観光」も体感可能（要予約）！ 視線を大きく変えることなく、ハンズフリーでさまざまな情報を取得できる透過式メガネ型端末だなんて、近未来的！

1Fの飲食店は4月8日にリニューアルしたばかりで、カジュアルで家庭的な“おばんざい”をはじめ、定食メニュー、日本酒を味わえる『川端ばんざい』になっています。宿泊者はもちろん、誰でも利用OK。木を基調とした空間が心地良く、思わず長居したくなるようなアットホームな雰囲気です。海外のお客さんも多いので、ここで異文化交流をはかれたり、情報収集や友だち作りの輪も広がりそう。

ちなみに商店街内の近所には、飾り山がド〜ンと鎮座する『川端ぜんざい』があったりして、ローカルな雰囲気を体感したいという県外客の方にもおすすめです！ 商店街を一歩出れば、地元っ子から「お櫛田さん」の愛称で親しまれている『楠田神社』があり、ここにも飾り山があるほか、不老長寿の霊泉や夫婦恵比寿神社があるのでお参りしてみて♪

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