グルメ | 新店舗オープン

中洲の名店が復活! あの「すき焼き」がまた食べられる 

2020年03月16日 12:00 by 江月義憲

一定年齢以上の福岡市民には、中洲「ちんや」に特別な思いがある方も多いことでしょう。創業は戦後まもない昭和23年。もともとは精肉店を営んでいた創業者が、すき焼き、しゃぶしゃぶの店としてオープンしました。以来「ちんやのすき焼き」といえば福岡を代表するご馳走として憧れの的となり、70年以上にわたって愛されてきました。しかし、昨年7月に惜しまれながら閉店・・・・・・しましたが、何と今年の1月に『しゃぶしゃぶ・すきやき にしやま』として、新たに復活して生まれ変わりました!


代表の西山幸志さんは、「ちんや」に約30年勤めた元店長。「何とかちんやの味を残したい」という思いから先代にかけ合い、同じ場所で継承することになったといいます。
店内は改装して2階の座敷にはテーブル席が置かれ、高齢の方も利用しやすいように配慮されています。


九州産黒毛和牛A5ランクの牛肉を使った名物の「すき焼き」は、「上」1人前5,280円と「極上」1人前6,380円(写真は2人前)。美しいサシの入った和牛に、ネギ、白菜、椎茸、ゴボウ、シラタキ、エノキ、春菊などが添えられます。食材に砂糖と醤油だけで味付けをして、溶いた玉子に付けて食べるのが「ちんや」流。肉も醤油も玉子も、以前と同じものを使っています。
前菜2種、ご飯、新香、デザートが付いたコースは、上8,800円、極上11.000円です。


仲居さんが作ってくれるのも、「ちんや」時代と変わらないスタイル。鉄鍋に牛肉がくっつかないように、まずは牛脂を溶かして鍋に馴染ませます。


充分に鍋を熱したら、主役の牛肉を入れて手際良く表面をサッと焼いていきます。2人前でこのボリュームです!


この段階で砂糖を投入。牛肉の上にまぶすようにして、かなり大胆に入れていきます。


エノキ、春菊以外の食材を入れたら、全体的に醤油を回しかけます。このタイミングと塩梅がポイントですが、仲居さんが作ってくれるので安心してお待ちを。


強火でグツグツと煮るうちに野菜から水分が出てきたら、残りの具材を入れてしばし待ちます。その間に生玉子を割って、よく溶いておきましょう。


火を通し過ぎると牛肉が固くなってしまうので、くれぐれもご注意を。アツアツをサッと卵にくぐらせて、いただきましょう!


赤身と脂身が程よく混ざった柔らかな食感と、噛むほど染み出してくる肉の旨みと甘み。つきなみな表現ですが、「ほっぺたが落ちそう」とはまさにこのこと。
いかにお酒の好きな左党の人でも、すき焼きに最高に合うのは、ふっくら炊いた白ご飯ということに異論はなかろうかと思います。思わず「日本人に生まれて良かった!」と思わせてくれる、至福の瞬間です。


すき焼きの他にも、同じ黒毛和牛を使った「しゃぶしゃぶ」(上5,280円、極上6,380円)、「鉄板焼き」(上6,380円〜、極上7,480円〜)があります。
現在のところランチはなく、夜の営業のみ(17:00〜22:00)。何はともあれ、「ちんや」時代から変わらない味が食べられるだけでも、これほど嬉しいことはありません。そんな思いを叶えてくれた、西山さんとスタッフの皆さんに感謝です。
 

取材・文:江月義憲
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プレイス情報PLACE

しゃぶしゃぶ・すきやき にしやま

住所 福岡市博多区中洲3丁目7-4
TEL 092-291-9121
営業時間 17:00〜22:00
定休日 日祝日

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