グルメ | 新店舗オープン

ニクニクしいほどにウマい!福岡とんかつ界のニューウェーブ

2019年02月06日 12:00 by 江月義憲

明治時代に銀座の洋食店で生まれたといわれる和製洋食の「とんかつ」は、大正から昭和初期にハイカラな食べものとして東京の下町でおおいに流行しました。一方、九州はトンコツラーメンに代表されるように豚食文化の盛んな土地柄ですが、関東に比べるとそれほど「とんかつ文化」は根づいていませんでした。そんな福岡のとんかつ界に「一石を投じる」というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、東京の名店にも引けをとらない美味しいとんかつが食べられるのが『とんかつ光(あかり)』です。


実はこのお店、福岡市内で4店舗の串かつ店を展開する「ふみ勝」グループの新業態。代表の三橋更太さんによると「福岡で美味しいと思えるとんかつ屋がなかったので、それなら自分たちでやってみよう」と、薬院店をリニューアルしてとんかつ専門店としてオープンしました。

まずは看板メニューの「特厚切りロースかつ定食」(2,246円)からいただきます。(定食にはたっぷりのキャベツとご飯、味噌汁、漬物が付きます)


どうですか、この厚さで、ドーン!と250gのボリューム。使用しているのは糸島産の三元豚を中心とした銘柄豚で、程よく脂がのった肉質には弾力があり、噛むほどに豚肉本来の旨みが染み出てきます。その旨みを味わうために、まず一切れ目はシンプルに塩で食べるのがオススメの食べ方です。


テーブルにはとんかつソース、ウスターソース、やきしお、ヒマラヤ岩塩が用意されてきるので、二切れ目からはお好みの味つけでどうぞ。


次は、「特ヒレかつ定食」(2,160円)をいただきます。粗めに挽いた特注生パン粉のサクッとした食感の後に続くのは、ヒレ肉ならでは柔らかい肉質とジューシーな肉汁。見た目も美しいピンク色で、豚肉全体に熱が通ったギリギリの火入れ加減で揚げられています。
三橋さんによると「とんかつの美味しさは、温度管理がすべて」といいます。どんな良い肉でも火を入れすぎると固くなり、味も損なわれてしまいます。具体的な温度は企業秘密とのことですが、油の温度と揚げ時間を見極めることで、豚肉が持つ旨みを最大限に引き出しています。
ラードに米白絞油をブレンドした油でカラッと軽やかに揚げているので、胃にもたれることもありません。


豚肉は信頼のおける生産者から一頭買いして、部位ごとに肉の繊維や筋の方向、脂身のバランスなどを見極めながら丁寧に切り分けています。また、とんかつ用の部位以外も「ふみ勝」グループの各店で使うことができるので、高品質な肉を適正価格で仕入れ、リーズナブルに提供できるのだそうです。


定食以外のメニューでは、10種類以上のスパイスからルウを作る「ロースかつカレー」(1,382円)、揚げたてのとんかつをフワトロの卵でとじた「ロースかつ丼」(1,166円)も人気です。



「福岡にもとんかつ文化を広げていきたい」という、三橋さん。その言葉どおり、ニクニクしいほどにウマい、とんかつの名店が誕生しました。

取材・文:江月義憲
このライターの他の記事を読む

プレイス情報PLACE

とんかつ光(あかり)

住所 福岡市中央区薬院3丁目12-41
TEL 092-526-4888
営業時間 1130〜15:00
定休日 水曜
PAGE TOP