グルメ | 新店舗オープン

中国で年間100 万杯売れる上海ラーメンが福岡大名に誕生!

2024年03月04日 11:00 by 深江久美子

上海で開店以来メディアや食通から絶賛され、上海や青島で12店舗を展開する上海ラーメンの名店「董記麺館(トウキメンカン)」が大名に日本初進出。上海料理の名門の家系に生まれ、祖父や親戚から料理の手ほどきを受けたオーナーシェフが腕を振るいます。


オーダーは食券機でチケットを購入するスタイル。カウンターの上には、私たちに馴染みのある中華料理や、聞いたことがない麺類のメニューまでそろいます。まずは“上海ラーメンとは何ぞや”というところからご紹介していきましょう。
 

正確な概念はないようですが、「董記麺館」では野菜、鶏肉、エビなどの厳選した材料でだしをとり、上海から空輸した醤油をベースにしたスープが使われています。あっさり風味のスープの上には麻婆豆腐や八宝菜のような中華料理がトッピングされているのが特徴です。
 

エビと細切りの豚肉がのった「えび肉ラーメン(900円・税込)」は、こってりしていそうで優しい味わい。具材もたっぷりなので空腹な人も満足できる一杯です。麺も本来なら柔らかな中太麺のところ、とんこつラーメンを食べ慣れている博多っ子に合わせ少し細麺にしてオリジナリティを加えています。ラーメンとトッピングを別皿にして、ご飯を注文すると定食のように味わうことができます。


どっしりした大きな角煮が入った「角煮ラーメン(850円・税込)」は、お肉を約6時間ほど煮込むことで脂身もあっさり。お箸で簡単に崩せるほどホロホロになっています。食べ進むにつれ、スープに角煮の味が浸みわたり味の変化を楽しむことができます。もちろん、ボリュームも申し分ありません。


こちらは薄切りのお肉をカラッと揚げた「上海とんかつ(550円。税込)」。なかなか日本ではお目にかかることが少ないんじゃないでしょうか。1日かけてつけた秘伝の下味がポイントで、ソースを付けなくてもおいしくいただけます。主菜というよりスナック感覚なので、ビールのおつまみに最適な一品です。
 

上海料理以外の料理もありました。四川料理の代表格の「麻婆豆腐丼(750円・税込)」はたっぷりの花椒がクセになる一品。思わずご飯が進みます。辛さと爽やかな痺れが大好物な方はぜひご賞味あれ。


高野豆腐のように味が浸み渡った「四喜烤麸(400円・税込)」。日本では珍しいと思いますが、上海ではポピュラーな料理なんだそう。醤油・砂糖・八角などが使われ、上海料理らしい甘めの味付けになっています。


伝統的な上海料理を日本人好みにアレンジした「董記麺館」。福岡店では「海老と豚肉の炒め麺」「辛豚肉麺」「豚もつ煮込み 麵」など、日本人の好みに合わせたメニューが用意されています。さらに美味しいものを!とオーナーシェフの探求心はとどまることを知らず、今後もメニュー開発を続けるといいます。まずは中国本場の上海ラーメンを心ゆくまで味わってみてください。


写真左からオーナーシェフの董さんと、店長の孫さん


【上海ラーメン 董記麺館(トウキ メンカン)】
●住所:福岡市中央区大名1-8-27
●電話番号:080-5203-8688
●営業時間:11:00〜15:00
●店休日:なし
 

取材・文:深江久美子
このライターの他の記事を読む


プレイス情報PLACE

上海ラーメン 董記麺館(トウキ メンカン)

住所 福岡市中央区大名1-8-27

グーグルマップで開く.

関連するトピックスTOPICS

PAGE TOP