グルメ
伝説のうどん店「稲穂」が薬院に帰ってきた!
2014年11月04日 18:00 by 山田 祐一郎
ついに“伝説のうどん店”が福岡に帰ってきました。うどん好きなら一度は聞いたことがある「唄う 手打ちうどん 稲穂」(※現在閉店)。2004年にオープンし、その後、閉店するまでの7年間で、福岡のうどんシーンに一石を投じた名店です。店主の岡崎さんはその後、東京でうどん店をプロデュース。軌道に乗せ、晴れて福岡の地に帰ってきました。
ちなみに、岡崎さんの元でうどんづくりの手ほどきを受けたのが「二◯加屋長介」の玉置さん、「うどん大學」の名雪さんと聞けば、いかに岡崎さんが福岡のうどん文化に貢献したか、分かっていただけるのではないでしょうか。
10月16日にオープンした「唄う稲穂」は、今、福岡でどんどん増える「うどん居酒屋」の真打ち。選りすぐりの一品料理とお酒を楽しんだ後、岡崎さんのうどんで〆る贅沢なお店です。
アルコールには自然派ワインを豊富に取り揃え、日本酒、ビール、焼酎となんでもござれ。つまみは300〜500円くらいが主流です。岡崎さんの原点にある和食時代の恩師、西中洲「なか尾」の中尾さんがサポートし、一品ものは「なか尾」による監修と抜かりなし。ゴマサバ、もつ煮込み、メンチカツなど、気の利いた料理がずらりと揃っています。
うどんは、讃岐と博多のちょうど中間のような印象です。岡崎さんは讃岐に行った経験こそあるものの、特にそこで修業を積んだというわけではないそう。讃岐で食べた美味しいうどんを、自分流のやり方で再現しているため、この独特の食感のうどんが生まれるのだそうです。ご自身の親戚が育てているという糸島産の小麦を使うのも岡崎さんのルール。これが岡崎さんの理想を形にした“糸島うどん”なのです。
営業は16時から深夜3時まで。ちょっと遅いお昼から、贅沢な昼酒、深夜の〆にと大活躍間違いなしですよ。
【1】うどんはあつかけ、ひやかけ、しょうゆ、すじ釜の4種が楽しめます。それぞれ小盛りもありますよ。【2】うどん居酒屋だけあり、一品ものは多彩。イベリコ豚(写真)など、素材の魅力を生かしたメニューも味わえます。【3】自慢のワインセラーには自然派ワインがずらり。ワインと料理だけの利用もOK。
取材・文:山田 祐一郎
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