グルメ | 新店舗オープン

氷に絶対の自信あり! 老舗製氷会社が手掛ける、人気かき氷店の2号店

2017年12月11日 12:00 by 木下 貴子

唐人町アーケード内という街からやや離れた場所にも関わらず、行列を生み出す人気店『おいしい氷屋』(夏場の待ち時間は1時間から1時間半)が、天神に進出! 天神南の渡辺通沿いにオープンしました。


店内は明るく、天井も高くて開放的。カフェのように寛ぎながら、至福のひと時が過ごせます。


『おいしい氷屋』は製氷会社「九州製氷」が創業70年を記念して昨年開業した、ブランド氷「博多純氷」を使ったかき氷の専門店です。細かな空気や不純物を取り除きながら3日間じっくり時間をかけて凍らせた「博多純氷」は、無色透明の無味無臭。「不純物が入っていない分、溶けにくいんですよ。また味わいがすっきりしているので、ソースの味が引き立ちます」と説明してくれたのは店長の長勇太さん。


その純粋でおいしい氷に見合うようにと、ソース(シロップ)は全て自家製です。シンプルなスイーツであるがゆえ、「フレッシュな風味や香りが大切です」と、全てのソースは毎朝仕込んでいるといいます。また、「本物の味を届けたい」と素材にもこだわります。例えば「八女抹茶」は10種類ほど中から吟味した抹茶を、「苺みるく」はあまおうを使用するなど、九州産を中心に厳選しているのです。

香り高く、濃厚な味わいが特徴の八女・星野村産の抹茶を使用した「八女抹茶」(750円)。抹茶のほどよい苦みと、ミルクの濃厚な甘味がとてもマッチします。


口に含むとすっと儚く溶けてゆくかき氷。羽根のように薄く削るためには、0~1度の溶けかけの氷を使うのが秘訣と教えてくれました(ちなみに一般家庭の氷は-18度)。厳正した温度管理によって、このふわふわっとした食感が生みだされるのです。さすが、氷のプロフェッショナルです。

かき氷は、「苺みるく」「八女抹茶」「おいしいきなこ」「おいしいコーヒー」などのレギュラーメニューを8種類(750円・550円)、シーズンごとにラインナップが変わる創作メニューを6種類(800円)揃えます。

「おいしいきなこ」(750円)は、国産大豆を使用した香ばしいきな粉と蜂蜜、自家製ミルクで仕上げた濃厚なソース。中には白玉と小豆が入っています。



創作メニューより。手前から「八女抹茶」にマスカルポーネ・チーズをトッピングした「抹茶マスカルポーネ」と、氷とホイップでダブルのふわふわ感を生み出した「キャラメル&ホイップ」。各800円。


こちらも創作メニューの「チョコレートスノー」(800円)。舌触りまろやかなエスプーマのチョコソースとナッツの絶妙なハーモニー。ホワイトチョコとバニラを雪のように散らした演出もすてき。冬限定のメニューです。



どれも美味しそうで迷ってしまいませんか? そこで店長イチオシのかき氷を聞いてみました。「氷を純粋に楽しみたいのであれば、一番シンプルな『自家製ミルク』(550円)がおすすめです。氷の食感が一番感じられますよ」。

さらに注目したいのが、2013年に焙煎世界チャンピオンに輝いた「豆香洞コーヒー」の豆を使った「豆香洞ブレンド」です。こちら、「豆香洞コーヒー」のオーナー・後藤さんがかき氷に合わせて自らブレンドしたもの。ややビターな味わいが、かき氷の甘さとマッチします。この贅沢なコーヒーが、なんと1杯350円という手頃な価格でいただけます。かき氷の「おいしいコーヒー」のソースも後藤さん考案によるものです。

豆香洞の豆を贅沢に使用した、絶妙なほろ苦さの「おいしいコーヒー」(750円)。マスカルポーネソースをトッピングすることで、口の中でマイルドに。


「かき氷を食べるにはオフシーズンですが、1年中食べられるスイーツとして浸透させたくて、あえて寒くなる季節にオープンしました」と長さん。寒い時期ですが、店内は暖かいし、柔らかい甘さが優しく喉を潤してくれます。むしろ夏場のように長時間の行列ができにくい、いまこそチャンスじゃないでしょうか?

なお、天神南店のオープンにあたって、唐人町店は2月いっぱいまで一時休業しているそうです。ご注意くださいね。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

おいしい氷屋 天神南店

住所 福岡市中央区渡辺通5丁目14−12 南天神ビル1F
TEL 092-732-7002
営業時間 11:00~19:00(OS18:30)
定休日 月曜
URL http://oishiikoori.com/index.html

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