
グルメ | 日々是食欲
冷製麺のバリエーションが増えてきた
2019年08月08日 21:00 by 弓削聞平
夏に食べたいものってなんだろう。この酷暑のなか、真っ先に頭に浮かんだのはかき氷だ。しかし私はかき氷が苦手なのだ。あの頭がキーンとなる感じがダメだ。数年前から高級かき氷が流行っている。実においしそうだけど一度も食べたことがない。3口目くらいまではいいんだけど完食どころか半分でも自信がない。ゆえにかき氷屋さんには行くことができない。居酒屋とかバーなんかのデザートメニューにミニかき氷とかあったらうれしい……とこれを書きながら思ったけど、冷静に考えたらきっと注文しないだろうなぁ。やはりあれは冷房の効いた店内で料理を食べた後というよりは、灼熱の屋外から室内に入ってすぐに(あるいはそのまま屋外で)食べたい。しかし、そもそも居酒屋などでは、そのためにマシンを買うのはもったいない。場所も取るしね。
あと冷たいもので思い浮かぶのはなんといっても麺だ。夏になるとぶっかけうどんとかもりそばとかを食べる機会が俄然増える。しかし特に夏になると心惹かれるのは冷やし中華だ。冷やし中華といえば町中華の夏の定番だが、最近は町中華自体が減っていることもあって、意外に自分の周りで食べようとしてもそんなに多くは見かけない。そんななか、薬院駅近くの中華料理店「真心(しんしん)」でお昼に食べられる冷麺は格別だ(写真上)。野菜や魚介などの具がたっぷりで、ラーメン屋さんの冷やし中華じゃなく、中華料理店の冷やし中華という感じのゴージャス感と繊細さを感じる。

ラーメン仮面55の冷たい麺にはゆで玉子と玉子焼きがのってた(6月30日)
一方、冷たいうどんといえばざるやぶっかけが定番だが、讃岐うどんには昔からひやかけというメニューがある。これは冷たいかけうどんだ。冷たい麺はともかく冷たいスープというのは博多のうどんにはない食べ方だ。昨今は讃岐うどんの店も全国に増えて、福岡でもこのうどんが食べられる店も増えた。これ、けっこう好きです。そしてそこから波及したのかどうかは知らないけれど、冷やしラーメンや冷やし担々麺もあちこちで見られるようになってきた。こんなふうに、夏の冷たい麺のバリエーションは10年前に比べて断然増えていて、麺好きとしてはうれしい限りだ。
取材・文:弓削聞平
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