5月22日（月）に天神地下街にオープンし、早くも話題沸騰中の、焼きたてカスタードアップルパイ専門店『RINGO 天神地下街店』。噂では朝9時の開店時からすでに行列ができるほどの人気ぶりとか…。その理由を探るべく、さっそくお店に向かってみました！

目印はこの看板。

お店に到着したのは午前10時30分ごろ。そんなに並んでいないな…と思いきや、行列の続きは、先にある階段まで。平日でもこんなに人気なのですね。

何を隠そう『RINGO』を手掛ける（株）BAKEは、同じく天神地下街にある大人気の焼きたてチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」と同じ会社です。2016年3月に東京池袋に1号店をオープン以来、月間約13万個を販売するという爆発的な人気ぶり。この話を聞くだけでも十分期待できますが、商品の特徴をうかがうと、さらに期待に拍車がかかります。

まずパイ生地。生地のサクサク感を追求して生み出した、グルテン量の低いオリジナルブレンドの小麦粉を使用しています。その自家製パイ生地をなんと144層も重ね（ここかなり驚きです）、北海道産フレッシュバターを練り込みふっくらと焼き上げます。そしてリンゴは、旬の時期に収穫した青森県産の「葉とらずリンゴ」を使います。無袋でなおかつ葉を摘み取らずに自然体で育てられるこのリンゴは、葉がたくさんの陽を浴びて養分を吸収するため果実も元気で糖分も高いといいます。2センチ角でカットされたこのリンゴが、パイにゴロっとたっぷり入っています。

まず1度、パイを焼き上げます。

焼き上がって生地がふっくらしたら、そこにカスタードクリームをたっぷり注入し、もう1度焼き上げます。「クリームを注入後に再び焼き上げることでリンゴとクリームがとてもよく馴染み、加えて生地もサクサクに仕上がります」と（株）BAKE広報の芳賀さん。ちなみにカスタードクリームは北海道産の牛乳を使用し、なめらかで上品に仕上げています。

2度目の焼き上げが終わったら、パイの表面にナパージュを塗り、最終仕上げ。1個ずつ丁寧に、手際よく作られる様子は飽きることなく見ていられます。

店頭には、焼きたてのパイがずらりと並びます。熱々を箱に詰めると、粗熱によりサクサク感が失われるため、ここで粗熱をしっかり飛ばすのもポイントです。

ツヤッツヤの焼きたてパイが並ぶ様子を見ていると、もう我慢ができなくなりました。いざ、筆者も購入を！行列の最後尾に並んだのが、午前11時3分。行列は地下街と地上の間の階段まで伸びていました。

混雑を避けるため、店頭へは数人ずつ呼ばれます。午前11時21分にその順番がきて、整理券をゲット！

パイが続々と焼かれ、並んでいく様子を横目に楽しみながら待っていると、ついに購入の順番が回ってきました。レジまで行くとガラスの仕切りがなくなり、甘～い香りが漂ってきます。カスタードアップルパイは1個399円で、1人4個までの販売になっています。4個セットは少しお得な1,512円です。迷わず4個購入しました！

午前11時31分、買い物終了。待ち時間28分と予想よりも早く購入することができました。実際の時間よりも長く感じなかったのは、パイが作られる様子が眺められたからかもしれません。友達と一緒にお喋りしながらだと、もっと短く感じるかも！？

せっかくの焼きたてを一秒でも早く味わいたいと、即効で事務所に戻りいただきまーす。

ふっくらツヤツヤの生地は、噛めばサクサクっと優しい音が口に響き、その後、じゅわっとバターの甘味と風味が広がります。シャクっと甘いリンゴと、まろやかなクリームがとってもいいバランス！ブランド力に負けない、実力です。

東京、神奈川に続き、『RINGO 天神地下街店』は全国で3店舗目となります。名古屋や大阪に先駆けてなぜ福岡に？（株）BAKEの芳賀さん曰く、「『BAKE CHEESE TART』もここ福岡で、根強く、愛され続けいただていることから、『RINGO』も同じように福岡の皆さまに愛していただけるという確信をもって、東京に次いで福岡にオープンしました」とのこと。これは福岡の人たちにとってもラッキーな話です。

イチ早くこのパイの美味しさをぜひ、味わってみてください。朝9時のオープン前から並ぶ人もいて、いついっても行列必至ではありますが、平日の10～11時ぐらいが比較的少ないかも…？　いずれにせよ、並んでも買う価値は大いにありますよ！