
グルメ
天神サイト発 天神・博多メシ2013★うどん編
2013年12月05日 21:00 by 太田有実子
天神サイトがオススメする『天神・博多メシ2013』。
この連載では「天神・博多に来たなら、まずはココでしょ!」の定番(テッパン)店と「今、ココがアツい!」という話題(ナウ!)のお店を2店舗ご紹介しています。
連載第3回のテーマは「うどん」。
福岡といえばラーメン!と言いたくなりますが、福岡っ子が愛するもうひとつの麺といえば「うどん」ですよね。実はうどんの発祥地はここ、福岡・博多!だから、街にある店の数もラーメン屋よりうどん屋のほうが多いと言われているほど。博多うどんの特徴は、みなさんご存知の「やわい(柔らかい)」麺。ですが、最近では進化系の博多うどんも登場し、ますますうどん熱がヒートアップしている様子。そんな福岡が誇るうどん店から厳選して2店舗をご紹介します!
【因幡うどん】博多の「太くてやわい」うどんを代表する老舗

昭和26年創業の福岡を代表する『因幡うどん』は福岡に4店舗あり、ここ『ソラリアステージ店』は福岡天神駅と直結している場所柄、地元の人から観光客まで老若男女さまざまなうどん好きが訪れている店舗です。『因幡うどん』は天神3丁目に工場を持ち、そこで4店舗分の麺や出汁が一括して作られています。その工場の様子はこちらで→http://tenjinsite.jp/topics/detail.php?hid=29394

朝9時から営業している『因幡うどんソラリアステージ店』は、朝ご飯として食べにくる出勤前のお客さんも多いんだそう。11:30頃から次第にお客さんが増え始め、ピーク時には店の外に行列ができる光景もソラリアステージ店の名物になっています。お昼時は相席になるのも、みなさん承知のうえ。ゆっくりと食べたいなら14時過ぎくらいからがおすすめです。壁に貼られた旬のうどんメニューに季節感を感じます。

人気のメニューはやはり「ごぼう天うどん」(450円)!そして「丸天うどん」(430円)も、博多うどんの定番としてぜひ押さえておきたいメニューです。「丸天って何?」と、尋ねる県外のお客さんも多いそうですよ。他に「梅あおさ」(560円)は『因幡うどん』ならではのメニューの一つでこちらもおすすめ!もちろん、トッピング追加や麺大盛り、そして博多うどんのサイドメニューとして欠かせない「かしわ飯おにぎり」もありますよ。

これが天神3丁目の工場から届いた出来立ての麺。ソラリアステージ店には1日4回運ばれてくるそうです。厳選の小麦粉に赤穂の海水塩と水のみで、その日の気温や湿度によって塩分濃度を調整しながら作られる麺は、茹でられた状態で各店舗へ配送。うどんの注文が入るとしっかりと湯通しされ、注文間もなく出来上がってくるスピーディーさも人気の秘密になっています。

博多うどんの特徴は、太くてやわい(やわらかい)こと。『因幡うどん』では、生地をしっかりこねて伸ばした後に一晩寝かせたコシのあるうどんを、一般的なうどんより長めの20分という時間をかけて茹でているため、麺の芯まで吸水して柔らかくなっています。出汁を麺に吸わせて食べる博多うどんならではの麺なのですね。

こちらが人気NO.1の「ごぼう天うどん」!博多うどん定番のごぼう天は店によってさまざまな形状がありますが、『因幡うどん』では創業時からかき揚げタイプを採用。食べていくうちに天ぷら衣が崩れていって、出汁に溶け出す状態がまた美味しいと評判です。

食べる前に、各テーブルに置かれているネギを自由にトッピングするのが『因幡うどん』スタイル。そして、博多うどんの特徴である出汁ですが『因幡うどん』では北海道天然羅臼昆布を使った昆布出汁に、五島・島原産煮干イリコとカツオ節を炊いた魚介出汁の2種類をブレンド。化学調味料や添加物が一切使われていないため、口に含むと天然素材の旨味がふわっと香り立ちます。色は薄いけれど、出汁がしっかりと効いた味わい豊かなスープなのです。

だから、最後まできれいに飲んでしまう美味しさ。後味もさっぱりとしています。お客さんの中には、天ぷらの衣が溶けてとろみのついた出汁にネギを入れて最後にスープとして飲んだり、かしわ飯おにぎりと一緒に楽しむなど、自己流の美味しさを生み出しているツウなお客さんもいるそうですよ。

そして、レジ横には持ち帰り用コーナーも!温めた出汁に茹でたうどん玉を入れるだけで、家庭でも簡単に『因幡うどん』の味が楽しめるとあって、多い日だと100食くらい売れるんだそう。また、その場で全国発送もしてもらえるので、福岡を離れたあの人へ懐かしい博多の味を届けることもできますよ。
【釜喜利うどん】福岡のうどん好きを唸らせる、新スタイルのうどん店

今、福岡に新たなうどんブームを巻き起こしているのが大名に2013年8月にオープンした『釜喜利うどん』。ここは、居酒屋と純手打ちうどんのマッチングが人気を集める薬院の『二◯加屋長介(にわかやちょうすけ) 』の2号店。早くも、お昼のピークタイムには行列ができる人気店になっています。

さっぱりとした和風の店内は落ち着いた雰囲気。『二◯加屋長介』同様こちらでもうどんと丼、そしてお酒と一品料理が楽しめる「うどん居酒屋」として、若い人から年配の人まで年齢を問わずあらゆる人たちが集ってきています。

人気の高い「ゴボウ天」(650円)をはじめ、麺と出汁の美味しさをダイレクトに楽しめる「かけうどん」(500円)、「釜上げうどん」(600円)、冷たい「しょうゆうどん」(550円)も店長のおすすめ!さらに、好きなうどんに+300円〜400円で自慢の出汁が効いた丼が付く「うどんミニ丼セット」も、お客さんの半数以上が頼むという人気メニューです。女性にはご飯の加減をしてくれるなど、さり気ない配慮もうれしいかぎり。

一品料理は「ハムカツ」(550円)や「海老と貝柱天」(850円)など、厳選された日本酒とも相性のいいものばかりで、夜になると飲み利用のお客さんで賑わう店内。もちろん昼から注文できるので、休日の昼飲みなんていうのもOK。ランチや昼飲み、夜の本格飲みに飲んだ後のシメうどんなど、あらゆるシチュエーションで楽しめる新しいスタイルのうどん居酒屋なのです!

そんな『釜喜利うどん』のうどんは全て店内で手打ち。店の隅に設けられたスペースで、麺職人が生地から作り、伸ばし、切って、出来立てをそのまま厨房へ。九州の中でもとりわけ美味しく、もっちりとした食感が生まれるという糸島産の地粉を使って、1日およそ20kg、約160杯分の麺が打たれています。いつ行っても打ち立てのうどんが食べられるのも『釜喜利うどん』の人気の理由のひとつです。

きれいなモチ肌に仕上がった麺をさっと茹でると、ほどよくコシのあるモチモチとしたうどんの出来上がり。もちろん出汁にもこだわりがあり、カツオ節やイリコなどを使用した上品な味わいが麺を引き立てます。

おすすめの「釜玉」(600円)は、まさに麺のもっちり感を存分に楽しめる一品。出汁が効いた醤油をかけ回し、卵と一緒に混ぜれば幸せの美味しさに!さらに、途中でテーブルに置いてある「干海老入り天かす」を入れれば、香ばしさが加わって2度美味しい!これ、お客さんに大好評の名脇役なのです。麺は、やわらかい博多うどんとコシの強いさぬきうどんの良いとこ取りをした仕上がりで、温と冷やでは、茹で加減を調整してそれぞれに合う食感を出すようにこだわっているそう。ぜひ、いろいろと食べ比べをしてみて自分好みのうどんを見つけてみてくださいね。
★★天神・博多メシ2013 定番VS話題の店★★
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取材・文:太田有実子
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