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「あいがけ」カレーのうまさにハマる

2016年10月13日 08:00 by 弓削聞平

 カレーの「あいがけ」って知ってますか? 1つのお皿に複数の種類のカレーをかけているもののことです。関西あたりではよく見かけていたようですが、福岡でも最近あいがけを出す店が増えつつあります。ただ、今までのあいがげといえば、ビーフカレーとキーマカレーのあいがけというように、欧風カレーのパターンが多かったように思います。しかし昨今、全国的にスパイスカレーが一世を風靡していることもあり、最近はスパイス系のカレーを組み合わせることが多いようです。これをあいがけというのかどうかという論議はあろうかと思いますが、確かにスリランカ料理店の老舗「ヌワラエリヤ」(ツナパハも同系列)の「スリランカカリー」は以前から野菜のカリーと豆カリーとチキンカリーといったあいがけでした。最初は異なるカレーが混ざっていいのだろうかと悩みながら食べたものです。

ヌワラエリヤのヌードルカリー

 ここのところ南インドの「ミールス」(数種のカレーとサラダやスープなどがついている定食のようなもの)がメディアなどでもときどき取り上げられますが、最近の流れはその影響もありそうです。福岡は個人による小さなカレー屋さんが続々とできていますが、そんななかでも「クボカリー」「ダメヤ」「nado」「三瀬スパイス研究所 旅するクーネル」「Spice Lab.Boooost!」といったカレー好きなら誰もが知るような店々も大体あいがけ1メニューです。1食で複数の味を楽しめるあいがけ。ぜひみなさんも試してくださいね。きっとヤミツキになりますよ。

「三瀬スパイス研究所 旅するクーネル」のカレー。

「nado」の乳(ニュー)おっぱいカレー。

取材・文:弓削聞平
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