芸術性とエンターテイメント性を兼ね備えた多感覚で楽しむ「ゴッホ・アライブ」がついに九州上陸。福岡では6月15日（土）より福岡三越でスタートしました。最近増えてきた没入型の展覧会で、本展ではファン・ゴッホの3,000点に以上に及ぶ名作が再現され、光と色、音、そして香りが全身を包み込みます。
 

ゴッホといえば、知らない人はいない超絶有名な画家。わずか10年というキャリアでしたが、気性の荒い心理状態を表すような大胆な色づかいと強いタッチで、今もなお私たちを魅了してやみません。

会場に入って見つけたのは誰もが1度は目にしたことがある作品。ゴッホ自身のお気に入り作品でもある、アルルにあるゴッホの寝室です。フォトスポットになっていたこちらでは、その絵の中に入り込むことができるんです。

実寸大で再現されたベッドとデスク。今までは平面だったゴッホの世界が三次元になり、観たことがない角度で部屋中を見渡すことができます。

続いて、壁や柱、床に映し出された作品を多感覚で鑑賞できるメイン会場へ。ゴッホゆかりの地（オランダ、パリ、アルル、サン＝レミ、オーヴェル＝シュル＝オワーズ）をめぐる旅に出かけましょう。一瞬にして私たちを傑作の世界に引き込んでくれます。
 

ゴッホの芸術、生涯、時代背景に関する総合的な情報もゴッホ自身の豊富な画像や言葉を交えて解説されています。抑揚があって激動を物語るかのようなクラシック音楽と、細部まで色鮮やかに再現された作品を観ていると、ゴッホの当時の思いや感情に思いを馳せずにはいられません。

ひまわりの上をくるくる回るゴッホさんが出てくるオリジナルAR体験も！こちらは入口付近にあるQRコードを読み取りURLをタップしてくださいね。

目を見張るダイナミックな映像体験をゆっくり堪能したあとは、一面に広がるひまわり畑へ。
 

展示会の最後には物販コーナーも設けられていました。こちらでは図録（1,800円・税込）はもちろん、展覧会限定のマスコット人形（1,540円・税込）やＴシャツ（各4,180円・税込）など様々なグッズが展開されていましたよ。

これまで世界100都市を巡回し900万人を動員した｢ゴッホ・アライブ｣。福岡では世界101都市目の開催地となります。ここでしか味わえない時空を超えたアート体験は、福岡三越9階「三越ギャラリー」にて9月13日（金）まで開催です。