日々是食欲
実力店がこぞって大正通り界隈に集まってきた
2018年07月12日 21:00 by 弓削聞平
「最近福岡の飲食ってどのエリアが元気ですか?」とよく聞かれるのですが、ここのところは「特に突出したエリアはないですね」と答えていました。しかし、この春から夏にかけては俄然大正通り界隈が活気づいています。
まず誰もが「キター」と声を挙げたのは春吉の人気居酒屋「藁焼き みかん」が5月、警固四つ角近くに「こみかん」という姉妹店を出したことでしょうhttps://tenjinsite.jp/topics/topics/67188。オープン日のお祝いの花が何事かと思うほど歩道にあふれてた光景は、そのパワーをまざまざとみせつけてくれました。そしてもちろんいつも満席に近い活況ぶりです。
また4月には京都の星付きレストランのシェフだった森シェフが警固小の前に「ル・マルシャン・ド・ボヌール」をオープンさせました。料理も独創的ですし、小ポーションもあったり、カウンターがあったりで2軒目利用もできそうです。https://tenjinsite.jp/topics/topics/66881
6月にできたばかりの「赤坂あきちゃん」も話題です。ここは早良区荒江のあたりにあった焼鳥店で、深夜までやっていたこともあり飲食関係者が集うことで知られていましたが、今回、業態も居酒屋に変えてハローワークの裏手に移転したんです。また、ちょっと順番は逆になりますが、警固小前にある立ち飲みの「メグスタ」の姉妹店「ネオメグスタ」が赤坂駅横に3月に開店しこちらも連日賑わっていますhttps://tenjinsite.jp/topics/topics/66527。
つい最近でいえば、「唄う稲穂」グループが薬院大通交差点近くに「お茶割 茶茶ちゃ」を出しましたしhttps://tenjinsite.jp/topics/topics/67018、そのすぐ前にも今度新業態を出店するそうです。さらに今月、博多駅南の焼肉店「USHIO」の串焼き業態が薬院六角に「六角のうしお」を出店しました。こうしてみると、まったくの新規出店というより、実力のある店が移転や姉妹店ということで大正通り近辺に集まってきているという傾向が見えてきます。そうそう、もう1つ。警固四角にあった「ヨルゴ」が国体道路沿いの「百式」の向いに移転しました。しかも今度は1つの物件のなかに餃子の「ラスベガス」も併設するのだとか。これは大正通りからは少しだけ離れますが、ルート的にはつながっています。繁盛店がこぞってこのエリアに目をつけるということは、このエリアが飲食店にとって魅力的であるという証明でもありますし、それらの店の引力で今後この界隈にますます人が集まってくるのは間違いなさそうですね。
取材・文:弓削聞平
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