グルメ | 新店舗オープン

新名物続々の姉妹店が誕生。味は割烹、敷居は居酒屋、その名も『赤坂こみかん』!

2018年06月18日 12:00 by 森 絵里花

警固四角から程近い大正通り沿いに掲げられた、大きなみかんの暖簾。このマークを見てピンときた方は、きっと多いはず……!

5月22日(火)、春吉に本店を構える居酒屋『藁焼みかん』の姉妹店が誕生しました。その名も『赤坂こみかん』です。

趣ある格子戸を開き中へ入ると、気さくな大将の末安拓郎さんと、元気なスタッフの皆さんが迎えてくれました。お祝いの熨斗を見ると、福岡の名だたる人気店の名がズラリ! さすがは福岡屈指の繁盛店。飲食店関係者からの支持も厚く、愛されているのが伝わります。

窓際にテーブル席を備えつつも、主役は厨房を囲むように備え付けられた立派なコの字のカウンター。特等席に座れば、調理の様子や音、香り、スタッフとの会話もとっておきのご馳走に。「料理は割烹クオリティ、敷居は居酒屋」とのコンセプトはそのままに、より臨場感のあるサービスと料理を届ける劇場のような空間に仕上がっています。

大将の末安さんは、京都の老舗料亭で研鑽した日本料理一筋の料理人。『赤坂こみかん』にも、その腕前を十二分に活かした逸品がズラリと揃います。握り寿司も添えられる「刺身盛り合わせ」(1人前1,296円)に加えて味わいたいのは、揚げたてを一ネタずつ供する「天ぷら」(約18種108円〜)。

直前に水槽から取り出し活き締めして揚げる「車海老」(378円)は、身がブリッと力強く爆ぜて甘味が濃厚。ピーマンに牡蠣を詰めた「カキピー」(216円)は、一口食べると“サクッ!プリッ!ジュワ〜ッと広がる旨味もたまりません。

沖縄の天然塩で素材の旨味をダイレクトに味わうもよし。サバ節やうるめも加えて仕上げた特製の天つゆはもちろん、自家製の海老塩やカレー塩で変化を楽しむのも一興。出汁や塩など、味へのこだわりが細部にまできっちりと行き届いています。

「“名物にしたい” コールスロー」(648円)は、ドドンとインパクトのあるタワー盛りで登場です。「ポテサラよりさっぱりヘルシー!でも満足感があってビールによく合う。そんなコールスローが大好きなんすよ」と、大将もにっこり。

中心を崩すと、嬉しい驚き!中から半熟玉子がトロ〜リ流れ出しました。ザクザクと歯ざわりのいいキャベツと肉厚なベーコン、ワインショップ「I.N.U.wines」から仕入れるというタスマニアマスタードのプチプチとした食感も絶妙。これ、きっとクセになりますよ。

炭火でサッと炙った鴨を、七輪にのせたクワの上で煮立てる「鴨とクレソン」(1,512円)もハズせない逸品です。柔らかな鴨を卵黄にくぐらせて頬張れば、濃厚な旨味が噛むほどに広がり、もう至福。一週間寝かせたカエシをベースに作る自家製のすき焼き風のタレや、シャキシャキの糸島クレソンもいい仕事してます。

また、厨房の中央にドンッと鎮座する竃(かまど)にもご注目。『赤坂こみかん』へ来たら、この「おくどさんで炊いた白ごはん」(324円)を食べずには帰れません。備えてあるのは日本一の炊飯土鍋と名高い、滋賀「一志郎窯」に特注した8号炊きの土鍋です。20:00、22:00、24:00を目安に数回に分けて炊き上があるので、ふっくらツヤツヤ、出来立ての美味しさを楽しめますよ。

また、本店同様にドリンクメニューも充実。セラーには「I.N.U.wines」セレクトのヴァン・ナチュール(自然派ワイン)がズラリと並んでいます。全国各地から厳選する季節の日本酒や、焼酎、名物の「日本酒カクテル みかん」も健在です。

美味しい料理やお酒を味わいたい時、元気をもらいたい時、本店とはまた違った魅力が満載の『赤坂こみかん』へ。絶品メニューはまだまだ盛りだくさんなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

取材・文:森 絵里花
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プレイス情報PLACE

赤坂こみかん

住所 福岡市中央区大名1丁目7-10 ワコウハイツ1F
TEL 092-734-3090
営業時間 17:00〜翌1:00(OS24:00)
定休日 日曜日

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