日々是食欲

クラフトビールに続いてクラフトジンがトレンドに

2018年04月12日 21:00 by 弓削聞平

 以前このコラムでもクラフトビールのブームについて書いたことがありますが、今度はクラフトジンが流行ってきています。ジンは大麦・ライ麦・じゃがいもなどを原料としたお酒で、蒸留する課程でネズの実やハーブ系などを加えて香りや味わいに変化をもたせますが、なかでもクラフトジンは大手メーカーではなく、小規模の職人や会社が個性を生かして作ります。私もあまり知らなかったのですが、けっこう日本でも作られているんです。有名なのは京都蒸留所の「季の美 京都ドライジン」でしょうか。先日「みんなの黄ちゃん」で飲んだのは広島の中国醸造で今年3月に発売した「桜尾」というジンでした。これは17種ものボタニカルを使用しているのですが、なんと広島なだけに牡蠣のエキスも使用しているようです(香りや味ではわかりませんでしたが)。ジンは蒸留酒で度数も高いので、カクテルで飲むことが多いのですが、まずはジントニックなどシンプルなもので味の違いを楽しんでみるのがいいと思います。最近はバーでもそういうクラフトジンを置く店が増えてきていますが、中央区白金にはジンに特化した「ねずの実」というバーもありますので、そちらでいろいろと教えていただきながら飲んでみるのもいいですね。

取材・文:弓削聞平
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