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まち
「明治通り」天神の歴史や未来を感じる通りを散策してみた
2020年09月07日 17:00
「明治通り」は、福岡市を東西に走る大動脈。1910年から1975年までは、貫線(かんせん)・ 呉服町線として路面電車が走り、現在もバス路線として、昔も今も福岡市民の主要な通りとして親しまれています。今回は、そんな福岡の歴史、未来を感じられる明治通りをご紹介します。
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●水鏡天満宮
建ち並ぶオフィスビルの谷間にひっそりと建つ「水鏡天満宮」は、江戸時代初期から「天神」の街を見守ってきた東の鎮守です。「天神様」こと、菅原道真公を祀っています。
京から大宰府の左遷される際、川の水面に変わり果てた自分の姿を映したことから「水鏡天満宮」と名付けられました。元々は中央区今泉に社殿がありましたが、江戸時代初期に福岡藩初代藩主である黒田長政によって、現在の場所に移されました。「天神」地名は「天神様」を祀る、ここ「水鏡天満宮」に由来しています。
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●博多名物うまかもん通り
「水鏡天満宮」横の路地には、福博のグルメが味わえる「博多名物うまかもん通り」があります。水鏡天満宮の朱色の玉垣が印象的な路地は、すれ違う際には肩が当ってしまうほどの狭さです。そんな路地には、魚料理、焼鳥、天ぷら、本場のインド料理など約10数件の飲食店が立ち並んでいます。通った際は、うまかもん通りで福博のグルメを堪能してみては?
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●水上公園
「水鏡天満宮」を通り過ぎ、歓楽街「中洲」地区のの入り口にあるのが、「水上公園」です。
その歴史は古く、大正13年、後の昭和天皇である、裕仁親王の御成婚記念事業の一環として整備された福岡市初の街区公園です。
2016年7月にリニューアルされ、「世界へ漕ぎ出す、水上の船」をイメージに建てられたレストラン施設「SHIP’S GARDEN」には、オーストラリア発のダイニング「bills福岡」や福岡の名店「星期菜NOODLE&CHINOIS」が登場しました。
那珂川の景色を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
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●福岡銀行本店
天神1丁目交差点を西に行くと特徴的な建物「福岡銀行本店」が現れます。1975年に施工され、著名な建築家である「黒川紀章」が設計。目を引くのは建物の入り口部分の大きな空間です。なんと敷地の約三分の一にも及びます。公共の広場として開放されていて、市民の憩いの場所となっています。意外と知られていませんが、広場の下には音楽ホールがあります。
45年の年月を経てた今でも古さを感じさせないモダンな印象の建物ですね。
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●「天神ビックバン」
そんな明治通りは、現在大変貌を遂げようとしています。
2015年に福岡市が打ち出したプロジェクト「天神ビッグバン」。天神地区の機能向上や経済活性化を狙い、「2024年末までに老朽ビル30棟の建て替え」という目標に掲げ再開発がスタートしました。
今後、ショッピングやビジネスだけではない、新たな交流空間として生まれ変わります。
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●大名小学校跡地
現在、「天神ビッグバン」のエリア内で再開発工事が進んでいる「旧大名小学校跡地」。
大名小学校は1873年に開校。福岡市内の小学校としては最古のひとつでしたが、2014年3月に、児童数の減少から閉校となりました。
跡地には、オフィス棟、ホテル棟、コミュニティ棟が整備され、2022年度末に開業予定です。
変わりゆく天神。活気溢れる未来の天神の街並みを早く歩いてみたいですね!
※外出の際はマスクや手洗いを忘れずに。3密を避けながらお出かけしましょう。
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