グルメ | 新店舗オープン

実力派居酒屋『舌心』が、酒と餃子の店として新たにスタート!

2019年06月24日 12:00 by 木下 貴子

空前の餃子ブーム!?と言いたくなるほど、ここ1~2年で福岡でも餃子居酒屋が数多くオープンしています。日本人にとって国民食の一つともいえる餃子がバラエティ豊かに味わえるのは、多くの人々にとって嬉しい限りではないでしょうか。そんななか、またしても注目のニュースが舞い込んできました。なんと、実力派の居酒屋として長年人気を博してきた渡辺通の「上四十川 舌心」が、餃子居酒屋としてリニューアルしたというのです!

リニューアルにあたって店名も『酒と餃子と 舌心』に、テーブルを広くするなど内装も少し変化しています。


以前から、餃子を視野に入れていたという店主・大柳昌弘さん。餃子ブームのいまこそ挑戦するタイミングだと思い切り、業態を変えての大リニューアルとなりました。

餃子は豚肉・キャベツ・干しシイタケをベースにした餡に生姜・長ネギを加えた「月」と、ニンニク・ニラを加えた「太陽」の2種類があり、それぞれ、焼き、揚げ、スープで味わうことができます。

まずはやっぱり焼き餃子(8個421円)ですね。博多一口餃子よりちょっと大きめのミディアムサイズ。パリッと焼き上げます。


餃子に使う豚肉は腕を使います。「筋肉が発達していて旨味がたっぷりなんですよ」と大柳さん。丸ごと1本仕入れた腕肉を赤身、脂、筋に切り分け、赤身と脂身をミンチにします。残った筋は鶏手羽の先っぽと一緒に炊き、そのスープを餡に練り込んでいるので、それはもうコクたっぷり!

「月」はたっぷりショウガと長ネギ油で香り豊かに、「太陽」はオイルでカリカリにしたニンニクを使って旨味と香ばしさを際立たせています。

サックサクの揚げ餃子(8個421円)。


スープ餃子は、「ごま白湯」「四川鍋」「スープカレー」の3種類です(各6個529円)。上から鶏ガラから出汁をしっかり抽出した「ごま白湯」、オリジナルで調合した辛ダレとかつお出汁が絶妙なコンビネーションの「四川鍋」。


「水餃子」(6個529円)のみ生姜・ニラを加えた餡の餃子を使います。厚めの皮でぷりっぷり。


「フリッジ」『舌心』という人気店で長く腕を振るってきた大柳さんだけに、さすがの仕事ぶりです。これは福岡の餃子界に波紋を呼びそうですね。

餃子以外のメニューもこれまでの経験が生かされています。「鶏ハラミ小鍋煮」(734円)など「四十川」時代の人気メニューが選抜され、そこに「鶏キモフライ」(421円)などの新メニューが加わりました。

上から「豚バラなん骨とキャベツのポン酢煮」(734円)、「芝えび唐揚げ」(518円)、コラーゲンたっぷりの豚骨スープで作った羽に包まれた「とん足パリパリ焼き」(518円)。


さっぱり系のメニューも。上から「あさづけサラダ」「めかぶと昆布とキャベツのサラダ」(各518円)。


まかないで評判だった麻婆豆腐を改良した「四川麻婆どうふ」(734円)。餃子と同じ豚の腕肉を手切りミンチにして使っています。


ご飯ものも充実しています。上から「焼ちゃんぽん」(842円)、「ナポリちゃん」(734円)、「明太クリームちゃん」(734円)。特に「ナポリちゃん」は、「俺がB級作ったらこんなにうまいんだって思いました(笑)」という大柳さんの自信作なので、ぜひお試しあれ。


もともとお酒が充実していましたが、さらに日本酒は随時10種類、ワインはヴァンナチュールを揃えるなど以前にも増して力を注いでいます。

「四十川」のスタイルを恋しがる声も少なくありませんが、「より沢山の人たちに楽しんでもらえるよう、変わることも大切です。自分の中ではリニューアルというよりも、新しい店としてのスタートです」と大柳さん。

ハッピーアワーもスタートし、17時30分~18時30分は焼き餃子、揚げ餃子、生ビールが半額で楽しめます。料理のクオリティはそのままに、総じて手頃な価格帯になり、気軽に利用しやすくなった「舌心」。これまで以上に多くの人の舌と心を悦ばせてくれるに違いありません。

取材・文:木下 貴子
このライターの他の記事を読む

プレイス情報PLACE

酒と餃子と 舌心

住所 福岡市中央区渡辺通1丁目9-15
TEL 092-775-2627
営業時間 17:00~24:00(フードOS23:00、ドリンクOS23:30)
定休日 日曜不定(電話にて確認を)

関連するトピックスTOPICS

PAGE TOP