
撮影:野田正明
舞台
煌めくアーチと落下するシャンデリア、『オペラ座の怪人』の舞台裏を聞いてみた!
2025年09月14日 11:00 by 深江久美子
壮麗な装飾、息を呑む仕掛け――。9月15日(月・祝)より幕を開ける『オペラ座の怪人』は、福岡で21年ぶり三度目の上演を迎えます。1996年福岡シティ劇場(現:キャナルシティ劇場)のこけら落とし公演で29万人を動員した伝説の舞台。その裏側で豪華絢爛な舞台を支える舞台監督・田邉勇年(たなべたけとし)さんに、仕込みの舞台裏と見どころを伺いました。

客席を包み込むように輝くのは、パンプキン・ゴールドで仕上げられた壮麗なプロセニアムアーチ。19世紀当時のパリ・オペラ座を再現した華やかな彫像は「どの角度から見ても美しく見えるように調整しました」と話してくれました。

さらに注目すべきは、この物語の要となる巨大なシャンデリア。高さ2メートル、幅3メートル、重さ300キロという圧倒されるサイズ感です。手作業で取り付けた24,000個のクリスタルビーズが照明を反射し、ステージ上から眩いばかりの光を放ちます。

そして舞台のクライマックス――シャンデリアが客席に向かって落下する瞬間。観客の心を揺さぶるこの名場面について、田邉さんは「危なくないように、安全を確認しながら設置しました。」と教えてくれました。緊張感と美しさが交錯する『オペラ座の怪人』ならではの体験といえるでしょう。

「どの劇場でも見え方が変わらないように舞台装置を組む必要があります。でも条件はそれぞれ違うので仕込みは工夫が大変です。福岡は搬入条件が特に厳しい劇場でした」と、裏側の苦労も明かしてくれました。最後に、「いつか『オペラ座の怪人』の舞台監督を福岡で務めたいと思っていたので、夢が叶った気持ちです」と笑顔を見せた田邉さん。

撮影:野田正明
舞台裏に注がれた熱意と技術が、観客を非日常の世界へと誘ってくれます。シャンデリアが落ちるあの瞬間、息を呑む劇場体験が訪れるはず。煌びやかな装飾と重厚な音楽に包まれながら、物語の渦に飲み込まれちゃいましょう!

撮影:阿部章仁
取材・文:深江久美子
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オペラ座の怪人EVENT
| 会場 | キャナルシティ劇場 |
|---|---|
| 期間 | 2025年9月15日(月)~2026年4月5日(日) |
| イベント公式URL | https://www.shiki.jp/applause/operaza/ |
| チケット | 12月31日(水)公演分まで発売中。2026年1月1日(木・祝)~4月5日(日)公演分は、9月27日(土)より一般発売開始。 |
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