グルメ

鮮度抜群の魚介類は福岡ならでは! 長浜鮮魚市場で朝食を。

2016年07月11日 12:00 by 山内淳

「飯がうまい」と全国的にも評判の福岡で、とりわけ人気なのが魚介類。玄界灘をはじめ、九州近海で獲れた魚介が集まる場所といえば、福岡市中央卸売市場鮮魚市場。通称「長浜鮮魚市場」です。そして、同敷地内にある「福岡市鮮魚市場市場会館(通称:市場会館)」では、市場で働く人々だけでなく一般の人も食事ができるって知っていますか? 西鉄バスでは天神北(フタタ前)から乗って、長浜二丁目で下車。運賃100円で行けちゃいます。長浜二丁目バス停からは徒歩3分ほどで到着です。

本日ご紹介するのは、市場会館にある食事処の中で最も古い歴史を持つ『おきよ食堂』。創業は昭和22年で、かつては漁師や仲買人など市場関係者が利用する食事処として長浜鮮魚市場内に店を構えていたそうです。市場会館に移った今も昔と変わらず市場関係者も利用するため、平日のオープンはなんと6時! 早朝からガッツリ定食が食べられます。

店内はテーブル約40席のほか、カウンターも12席あるのでおひとり様でも気軽に利用できます。さらに座敷もあるので大人数でも安心です。福岡に来たからには新鮮な魚介が食べたい、と観光客の利用も多く、近年は海外からのお客も多いのだとか。ここ市場会館は、天神エリアにしては珍しく駐車場が60分間無料ということもあって重宝されています。

さて、お待ちかね! 『おきよ食堂』がおすすめするゴマダレ和え「胡麻ブリ定食」(700円)の登場です。小鉢3品とご飯(おかわりOK)、漬物、味噌汁付きでこの価格はリーズナブル。イリコからダシをとった味噌汁は胃袋に染み渡り、小鉢も丁寧に作られています。

厚切りのブリはプリップリの弾力で食べ応えあり。ボリュームもあって贅沢な一皿です。特製のゴマダレは香ばしいゴマの風味が食欲をそそり、酒やミリンと一緒にダシも加えているのでより一層旨味が感じられます。ちなみに、このゴマダレは500円で販売しているので、家庭でも手軽にプロの味が楽しめます。

今回は定番のブリでしたが、季節によってはサバやアジ、タイなどのゴマダレ和えが登場することも。定食は600円から30種ほどあり、刺身や焼魚、煮魚、フライ、海鮮丼などのほか、唐揚げや餃子といった魚介系以外も充実しています。メニューは朝も昼も同じで、夜になると居酒屋的な単品料理が増えるそうです。

『おきよ食堂』に訪れたら、市場会館の13階「展望プラザ」にも行ってみましょう。東側には博多ポートタワーやマリンメッセが見え、博多港には停泊する大型クルーズ船の姿も。西側は造船所の港らしい風景と一緒に福岡タワーや福岡!ヤフオクドームを見ることができます。

市場直送どころか、市場で食べる魚介類はどこよりも新鮮。そんな素材が豊富に揃う福岡ならではの定食を、朝から存分に堪能してみてはいかがでしょう。

取材・文:山内淳
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プレイス情報PLACE

おきよ食堂

住所 福岡市中央区長浜3丁目11-3
TEL 092-711-6303
営業時間 6:00~14:00(日祝日、休場日11:00~)、18:00~22:00(OS21:30)※魚介が無くなり次第終了
定休日 第1・3日曜

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