高宮通り沿いにある人気ダイニング「Tiny Boat」の姉妹店で、同じく人気を誇る「焼きとりワイン酒場 TORI-BUDOU」。昨年10月に開催された「天神やきとり総選挙」では、強者ばかりの21店舗の中から「TORI-BUDOU渡辺通店」が堂々の1位に輝くなど、評判はますます高まる一方です。先日、6月1日に4店舗目となる系列店が誕生したのも、自然の流れといえるでしょう。

新店舗は、『とりぶどう HANARE』と平仮名表記。「前の2店舗は開放的で賑やかに楽しんでいただける店なのですが、こちらはゆっくりと落ち着いて過ごせる店にしたくて。その雰囲気を表すために平仮名にしたんです」と、統括マネージャーの吉井恵一さん。また「HANARE」＝「離れ」という名が示すように、完全個室で過ごせる店となっています。

↑全6室あり、4名までの部屋が3室あり、6名、8名、10名まで対応できる部屋が各1室ずつあります。壁を外せば、大人数の対応も可能です。

17時から21時まではコース料理が基本です。必要に応じて単品の追加注文もできます。コースは「水炊きコース」（4500円・5500円・6500円）と「焼鳥コース」（3500円・4500円・5500円）があり、事前予約で「鶏すき焼きコース」（4500円・5500円・6500円）も味わえます。

「水炊きコース」のメインは、看板メニューの「黒炭水炊き」です。黒炭？と思われる方がほとんどでしょう。そうこちらの水炊きは、まず熟練の焼師が新鮮な鶏ガラを丹念に焼き上げ、そしてじっくり8時間かけて鶏ガラスープを取るというのです。濃厚な味わいに加え、炭の香ばしさも感じるオリジナルスープが仕上がります。最初にふわっふわの自家製生つくねを味わい、次に新鮮な白レバー、砂ズリ、心臓、胸肉をしゃぶしゃぶにして特製ダレでいただきます。続いて野菜、モモ肉、せせりなどを自家製ポン酢でいただくという3段階の楽しみ方。博多っこの概念を覆す、見事なまでのオリジナリティ！ さらに最後の〆は、かしわご飯を使った玉子雑炊、五島手打ちうどん、特製鶏白湯ラーメン、パタヤパクチー麺の4種から選べます。

↑看板メニューの「黒炭水炊き」をはじめ、刺盛や大人気の「白レバー＆フォアグラ串」が楽しめる「博多水炊き贅沢コース」（6500円）。

「焼鳥コース」もまた独創的。「TORI-BUDOU」の焼鳥は食べ応えあるネタが人気ですが、「種類を多く楽しんでいただけるように」と、焼鳥をピンチョススタイルに！彩りも美しく、当然ながら特に女性客に大好評です。焼鳥のスタンダードコース（3500円）では、こちらのピンチョスが6種類、おすすめ串2本、それに名物の「白レバー串」が盛り込まれます。

↑朝引き鶏の刺盛や、「白レバー串」を含む豪華串を盛り込んだ「焼鳥贅沢コース」（5500円）。

要事前予約の「鶏すき焼き」も、昆布・カツオ・鶏皮でとった出汁を使う絶品メニューです。「水炊き」も「焼鳥」も「鶏すき焼き」も、いずれも朝引きの鶏を使用。様々なスタイルで新鮮な鶏のうまみを存分に堪能でき、何度でも通いたくなってしまいます。

そして「TORI-BUDOU」といえば、忘れてはならないのがワイン！ 種類の充実はいわずもがな、こちらでは「マリアージュワイン」（3種2000円、4種2500円）をメニューに掲げ、スタッフが日替わりでセレクトするワインを出してくれます。料理と合わせるのはもちろん、その日の気候や気温なども考慮して厳選されるワインは格別。単品で注文するよりも値段がお得なのも嬉しいですね。

21時以降は、アラカルトを中心に。オリジナルメニューの他、「Tiny Boat」、「TORI-BUDOU」の人気メニューなど様々に用意されているので、2軒目以降としての利用もしやすくなっています。

予約は1日限定6組まで。「お客様が終わりの時間を気にすることなく、ゆっくりしていただけるように」と、21時以降の予約は受けないようにしています（21時以降は当日のお問い合わせを）。料理の充実度はもちろんですが、こういったお客様目線に立った心配りからも人気店の秘訣がうかがえます。さらにこの「離れ」では特別感も加わるからなおさらに、贅なる時間を過ごすことができるのです。

↑場所は「TORI-BUDOU渡辺通店」から同じ通りを城南線に向かって、徒歩2分ほどの距離です。