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今だからこそ記憶したい文化の数々を追体験「福岡カルチャー・トラベル展 1945-2000」

2025年08月21日 11:00 by 深江久美子

福岡PARCOでは8月29日(金)~9月15日(月・祝)まで、「福岡カルチャー・トラベル展 1945-2000 ~福岡文化の水脈をたどる~」が開催されます。

本展覧会では、戦後の文学、映画、音楽、デザイン・建築、メディアなどの各ジャンルにおいて記憶に留めたい作品や人物・場所をピックアップ。カルチャー年表やマップの展示、作品の販売を通して、それぞれの時代を実体験として知っている人も、当時を知らない20代・30代の人も、先人たちが築いてきた数々の文化を、立体的に体感をもってたどることのできる内容となっています。

取り上げるのは、福岡市出身のシティーポップブームの礎を築いた音楽家・大村雅明氏や、福岡のデザイン史に残るインテリアショップ「NIC」、福岡市出身の映画監督・石井岳龍氏など。石井監督が手掛けた福岡が舞台の映画作品の数々を特別編集版として上映するほか、ご本人を招いてのトークショーも予定されています。

天神ビッグバンや博多駅前などの再開発が進み、街が大きく変貌を遂げようとする中で、過去の記憶が失われていくスピードも加速する現代。15周年という節目を迎える福岡PARCOから、街の歴史やアイデンティーを再確認するきっかけになるかも!
 

白石一文氏©林直之
●文学
福岡が舞台となった文学作品や作品内に登場する場所のマップ展示。福岡出身の直木賞作家白石一文氏の作品も紹介。
 

●映画
福岡ゆかりの映画作品をマップと共に紹介。また、石井岳龍監督の作品から福岡が舞台のシーンをピックアップしたショートムービーを公開。


●音楽
キャバレーやナイトクラブが全盛の時代に「箱バン」と呼ばれたミュージシャン、数々のコンサートが開催された九電記念体育館や福岡市民会館、シティーポップブームの礎を築いた音楽家大村雅朗氏などを紹介。
 

●デザイン・建築
福岡のデザイン史に残るインテリアショップ「NIC」や、世界的な椅子コレクター故・永井敬二氏の他、現存する戦後の名建築を福岡建築ファウンデーションの活動とともに紹介。


●メディア
福岡の文化を支えてきたメディアを出版・放送・空間の3つに分類して、戦後福岡の社会状況や時代背景を踏まえながら紹介。

 

取材・文:深江久美子
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福岡カルチャー・トラベル展 1945-2000EVENT

福岡文化の水脈をたどる

会場 福岡PARCO 本館5F・PARCO FACTORY
期間 2025年8月29日(金)~2025年9月15日(月)
時間 10:00~20:30
※9月15日(月・祝)は18:00閉場
料金 無料
イベント公式URL https://art.parco.jp/parcofactory/detail/?id=1776

プレイス情報PLACE

福岡PARCO

住所 福岡市中央区天神2丁目11−1
TEL 092-235-7000
営業時間 10:00〜20:30
URL https://fukuoka.parco.jp/

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