日々是食欲

福岡初! 隠れ家をテーマにしたムック

2016年01月14日 08:00 by 弓削聞平

今年も大手門の「竹林」のおせちで新年を迎えました。もう10年以上買い続けているおせち。他の店のおせちも食べてみたいのですが、どうしても浮気できない! 確かに安くはない。でも、十分それに値する価値があります。小さめの2段のものを買うのですが、品数は40種以上あります。そのどれもが食材にこだわり、丁寧に作られていて、抜群においしいんです。新年だからこその贅沢。まさに正月にふさわしいおせちです。

さてそれはさておき、私、凝りもせずまたしても個人出版をしてしまいました。「ぐる〜り糸島」「福岡のハマるカレー」「ふくおか手みやげ自慢」に続く第4弾ということになります。昨年の12月11日に出したのは「福岡の隠れ家・穴場」という本で、タイトルどおり、ちょっとわかりにくい場所にあったり、実にさりげなく存在する穴場的な名店を80軒ほど紹介しています。私が出版しているのだから飲食店の本と思われがちですが、今回飲食はもちろんですが、ファッション、生活雑貨、パブリックアートなど、飲食以外のお店やスポットも掲載していて、企画したぼく自身、とっても新鮮でした。いや〜、ほんといろんなお店があるものです。しかも立地がよくない場所でやってるお店っていうのは、そういう立地でもちゃんとお客さんがやってくるだけの、他店にはないこだわりがあったり、センスがあったりで、実力派のお店ばかりなんです。飲食も物販も、人の趣味嗜好はいろいろなので、皆さんの求めるものと合致するかどうかはわかりませんが、読んでいるだけでも楽しめるいい本ができたと自負してます。ぜひ書店やアマゾンで見ていただけるとうれしいです。
http://www.yugebun.com/bunpeido/kakurega/index.html

さて1月20日に発売になる〈ソワニエ〉は「2015年にオープンした期待の新星たち」という特集です。これはここのところ毎年1月発売でやってる定番の特集なのですが、前の年にできた新しいお店を一挙にご紹介するというものです。これを見ると、最近福岡では中華料理店の動きが活発だとか、イタリアンがまた増えてきたとか、寿司や肉業態は相変わらず増えてるなとか、なんとなく最近の福岡飲食事情などもわかってきて興味深いものです。

特に最近感じるのは人気店の2号店、姉妹店がよくできることです。飲食業界は競争も激しいうえに、見た目ほど利益を出すのは簡単ではないので、なくなる店もかなり多いのですが、一方で優秀なお店は着実に結果を出して、次の展開へとつなげるところも少なくありません。天神サイトのコラムでこういうことを書くのもなんですが、今年の4月には博多駅の隣に「KITTE博多」(マルイがキーテナント)と「JRJP博多ビル」がオープンし、これら2つのビルに飲食店が計100軒ほど入ります。そこには東京などから出店するお店もあれば、すでに天神エリア等地元で成功しているお店も出店もしてきます。それら地元の人気店はおそらく博多エリアでも実力を発揮することでしょう。そうなると既存の駅周辺のお店にとっては脅威です。なにしろ、立地は抜群、すでに人気を博しており知名度もある、そして新しいと、繁盛するポイントがいくつもありますから。一気にやってくる過当競争により、博多駅周辺の飲食地図に大きな変化が現れるのは間違いないでしょう。

さて、今月、赤坂エリアに久留米の老舗寿司店「甚六」の分家「六香(むっか)」がオープンしましたが、この春あたりには、この赤坂エリアに2号店、姉妹店が数軒オープンする予定があり、エリアとしては注目です。1年後の〈ソワニエ〉では、2016年の新店事情をどうお知らせすることになるのでしょう。今からとても楽しみです。




【1】今年の「竹林」のおせち。
【2】12/11に発売になった「福岡の隠れ家・穴場」。
【3】JR博多シティ隣(郵便局跡)にオープンする「KITTE博多」と「JRJPビル」(右奥)。

取材・文:弓削聞平
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