日々是食欲

愛しき人の誕生日はどこでどう祝う?

2012年05月10日 12:00 by 弓削聞平

 誕生日ってみんなどんなふうに過ごす?
 ぼくは元来、あまりそういう記念日的なものを気にする方じゃないこともあり、大人になってからの誕生日はあまり記憶にはない。しかし50歳、つまり生誕半世紀(すげえな)の誕生日は、最近のことだからよく覚えている。その日は「サンセットライブ」から帰ってきてなじみのダイニングバーに集合。飲み友達らがたくさん集まって祝ってくれた。セーラー服のコスプレしとる奴がおるって思ったら、そのセーラー服はぼくへのプレゼントだった。しかも皆で代わる代わる来たので破れたりもしてて・・・それ、どうせいっちゅうん?
 また、つい先日は、主役をアイドル歌手という設定にして天神中央公園で「デビュー記念サイン会」という演出の誕生会に参加させてもらった。これ、ちゃんと説明すると長くなるので割愛。そういえば、その後某酒場の主催で屋形船宴会があっていたが、屋形船で誕生会っていうのもありだろう。
 さて、今月20日に発売になる「ソワニエ」は「記憶に残る誕生日」特集だ。誰にも平等に1年に1回やってくる誕生日。彼氏彼女だったり、親しい友人だったり、家族だったり、愛しき人のためにお祝いする機会はけっこう多いもの。そんなとき、どこでどう祝うのかに皆頭を悩ませる。「ソワニエ」としては、より記憶に残るであろうとびきりの店の紹介をしてるというわけだ。王道のフレンチ、クローズドな個室、とにかく上質な牛肉を! などなど。まずは店のセレクトをして(もちろん家でやるという選択もあるので「ソワニエ」では今回ケータリングも紹介している)、店が決まったらできればサプライズ演出も考えたい。
 ぼくが大人の誕生会でオススメする業態は和食だ。本誌でも3軒のスペシャルな和食の店を紹介してるが、それ以外ではもうグルメ好きにはおなじみの大手門「竹林」や、谷の「今ここ」あたりが個人的イチオシ店。特に「今ここ」は住宅街の一軒家というサプライズ感もあるし、料理のアイデア、味も申し分ない。それになによりお店の方々のもてなしゴコロがすばらしい。ただし、2月と8月は丸々お休みなので、その月が誕生日の人を祝うことはできない。
 また、誕生日にはケーキやプレゼントも必須アイテムだ。ケーキは個人宅でのパーティであれば、パティスリーで相談して、主役の人の職業だったり、趣味だったりを反映させたデザインにするのもいい。そういえばぼくの50歳の誕生日のときは「ソワニエ」が創刊した年だったこともあり、創刊号の表紙をデザインしたケーキを用意してくれていた。これはびっくりだったなぁ。
 せっかくの誕生会なので、できれば記憶に残る誕生会を企画したいもの。店、料理、プレゼント、ケーキ、はたまたゲスト等々、どこかにサプライズを仕込みたいが、一番大事なのが気持ちなのは言うまでもない。
知ってる人は知ってるでしょうが、これ「ソワニエ」創刊号の表紙そのままです。

取材・文:弓削聞平
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