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【UWABA BOOK 2025 vo.2】巨大都市の面影を垣間見る

2025年04月07日 11:00

福岡市内から、車で西に向かうこと約1時間と30分。玄海町(げんかいちょう)、呼子町(よぶこちょう)、鎮西町(ちんぜいまち)、肥前町(ひぜんまち)の4つの町をまとめて表す名前。漢字で書くと『上場』。
呼子のイカの活き造りに代表される海の幸や美しい景色がフォーカスされがちですが、『うわば』の魅力は見て、食べるだけにあらず。きっと、ずっと『うわば』が好きになる、色とりどりの体験を楽しんでみてください。

7年だけ存在した世界有数の巨大都市だった?!
築城の名手とうたわれた加藤清正、黒田長政、小西行長らの陣頭指揮によって、約6ヶ月という短期間で築城された名護屋城。この城が存在したこともまた、『うわば』の未来を変えた。名護屋城は、現在の『うわば』になにをもたらした?

佐賀県立名護屋城博物館 │ 鎮西町 │

巨大都市の面影を垣間見る
東京ドーム約3.6個分もの面積を有し、当時では大坂城に次ぐ規模を誇ったとされる名護屋城。城下町には全国各地から20万人超におよぶ人々が集まったといわれ、町の規模は世界有数だった。そんな巨大都市がかつて『うわば』に存在し、実質的な“首都機能”を有していたという。


築城を命じたのは天下人、豊臣秀吉。文禄・慶長の役、いわゆる朝鮮出兵の拠点として築かれた城ではあったが、秀吉はこの地で茶の湯を楽しみ、能を舞い、さまざまな文化を発展させる礎にもなった。そんな歴史に触れる入口にふさわしいのが「佐賀県立名護屋城博物館」。城はもちろん、日本と朝鮮半島の交流史をテーマにしたさまざまな展示は名護屋城の歴史を知って見てみると、よりおもしろみが増すかも?


あの戦国武将もこの地に
「佐賀県立名護屋城博物館」でまず注目したいのが博物館内に展示されたジオラマ。16世紀末〜17世紀初頭、狩野光信によって描かれたとされる「肥前名護屋城図屏風」(佐賀県重要文化財)をもとに、名護屋城や城下町の様子を再現している。
ジオラマをじっくり見た後に名護屋城跡を歩いてみると、城が健在だった当時と現在の地形があまり変わっていないことに気付くはず。名護屋城跡入場に際しては、歴史遺産維持協力金(100円)をお願いしている

   

名護屋城はわずか7年のみ隆盛を誇った城で、その役割を終えると、もともとそこには何もなかったように静かな漁村に戻った。そんな理由から430余年前と現在の地形はほぼ同じで、それが顕著なのが城跡の周囲に点在する各武将の陣跡の存在。陣跡とは武将・軍兵が宿営していた「陣屋」の跡地のことで、当時、全国から多数の大名が集まったとされている。そのなかには伊達政宗、徳川家康、前田利家、直江兼続など、だれもが一度は聞いたことがある有名な戦国武将の名前がズラリ。城跡周辺では150あまりの陣跡が確認されており、武将たちの名前に触れるだけでも歴史好きにとってはワクワクする。


「道の駅 桃山天下市」のすぐ裏手にある前田利家陣跡。石垣をはじめ、堀立柱建物跡、石組みの井戸跡、旗立石などが見つかっている
また人気歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」と佐賀県がコラボした、グラフィックが特徴的なサインも設置されているので、そちらもチェックしながら陣跡巡りを楽しんでみよう。


アプリ「VR名護屋城」を用いて城跡を散策するのもおすすめ。


●佐賀県立名護屋城博物館
佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3
℡0955-82-4905
営業時間:9:00〜17:00
休み:月曜 ※祝日の場合はその翌日、12月29日〜1月3日
料金:無料 ※特別展示は有料
駐車場:あり(58台)

 

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そのうわばエリアの魅力を詰め込んだ冊子「UWABA BOOK」が完成しました。
「UWABA BOOK」は、西鉄福岡駅のコンコースや、ソラリアプラザ1階のLOVE FMスタジオ前、天神・博多駅の観光案内所などで配布中。またLOVE FMでも、5月末までの毎週木曜日AM9:25頃~「うきうきわくわく、うわばへ、Let’s Go♪」を放送中です。
是非皆さんも「UWABA BOOK」を手に、うきうきわくわく、うわばへ、Let’s Go♪

 

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