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LOVE FMのDJ Sachが“けんせつ小町”に聞いてみた!(1)

2024年11月08日 11:00

皆さんは「けんせつ小町」をご存知ですか?「けんせつ小町」とは建設業で働くすべての女性の愛称です。
建設現場で働く技術者、技能者、建物の設計者、技術を開発する研究者やプロジェクトを進める営業担当、会社の運営を支える事務職など、活躍の場は多岐にわたります。一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)九州支部では、九州エリアの「けんせつ小町」の活動を支援したり、建設業にかかる諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決等にも取り組んでいます。

今回は、けんせつ小町として活躍する株式会社大林組の女性4名にLOVE FM平日お昼の番組「スイッチオン!DAYTIME」のDJ Sachがお話をうかがいました。


(右から野島さん、松本さん)

――おひとりずつ自己紹介をお願いします
野島さん:生産設計工事長、略して設計長の野島えりなです。
松本さん:生産設計主任の松本未来です。
田村さん:現場施工管理を担当している2年目の田村海碧です。
ノーニンさん:現場施工管理のノーニン ルウインです。ミャンマー出身の外国人派遣技術員です。


(右から田村さん、ノーニンさん)

――建築業界で働こうと思ったきっかけを教えてください
野島さん:父に勧められたのがきっかけです。中学生の頃、高校の情報が一覧できる本が机の上に置かれていて、工業高校の建築科に丸が付けられていたんです。普段は何も言わない父のいざという時の勧めは重みがあり、建築科に進むことを決めました。
松本さん:私は小さい頃からものづくりが好きで、ブロックのおもちゃで建物を作ったりするような子どもでした。その様子を建築関係の仕事をしている叔母が見て、この業界を勧めてくれたので、高校受験の時には決めていました。
田村さん:私は中学生の時に見た建築の設計事務所が舞台となっているドラマに影響を受けました。そのなかに出てきた水族館の模型がすごくきれいで、そういった仕事に携わることに興味をもつようになりました。
ノーニンさん:子どもの頃、大工のおじさんが家を建てているのを見て、建築関係の仕事に憧れるようになりました。いま、その時の思いが今に繋がり、施工管理の仕事ができているのでよかったです。


――現在、みなさんは「イムズ」跡地にホテルやオフィスなどの複合ビルを開発する「天神1-7計画」に携わられています。実際の仕事内容を教えてください

野島さん:建築の現場に欠かせない施工図を作っています。施工図とは、建物のデザインが記された設計図をもとに、寸法や使用する部材、設備の仕様などを記載した図面のことです。これをもとに建物の建築が進められます。
松本さん:私も野島さんと同じく、施工図の作成を担当しています。現場に出ることはほとんどなく、事務所でパソコンに向かっていることが多いですね。
田村さん:私とノーニンさんは、野島さんや松本さんが手がけた施工図をもとに、「建てる業務」として、主に現場で施工管理を行っています。現場のなかで、危険個所や立ち入り禁止箇所を示す看板を取り付けたり、危ない場所にカバーをかけるなどして、作業員の方々の安全を守ることも業務のひとつです。また作業計画を立てることにも少しずつ挑戦しています。
ノーニンさん:私も作業状況記録のための写真を撮ることや、看板の取り付けなどを行っています。


――みなさん「けんせつ小町」としてご活躍中ですが、この仕事を選んでよかったと思うのはどんな時でしょうか。また、この仕事のどんなところにやりがいを感じますか。

野島さん:長い時間をかけて造ってきた建物が竣工した時は感動しますし、やってきてよかったと思います。また、これまではマンション建設の現場が多く、内覧会でお客さまがよろこんでくださるのを見ると、とてもうれしい気持ちになりました。
松本さん:現場に赴く機会が少ないなかでも、パソコン上で図面がまとまっていくにしたがって、建物ができあがっていく感覚があるんです。そういった自分が建築に携わっていると実感できる瞬間が楽しいです。
田村さん:今の現場の地下4階から見上げる景色はとてもきれいなんです。普通に道を歩いているだけでは見られない景色を見られるのは楽しいですね。また、その日の仕事が問題なく完了できたことを確認するのが、日々の小さなやりがいです。
ノーニンさん:先輩から依頼された仕事を終えて「ありがとう」と言われた時がうれしいですし、やりがいに繋がっています。

――松本さんは子育て中とのことですが、仕事との両立はいかがですか。
松本さん:もうすぐ1歳4ヶ月になる子どもを育てながら勤務しています。時短制度もありますが、私はフルタイムを選びました。仕事も家事も限られた時間のなかで終わらせないといけないので大変ですが、職場では上司や同僚の理解を得ながら勤務し、家庭では主人と協力しながら家事を行うことで、仕事と家庭を両立しています。時間を有効に使うために、料理にミールキットを取り入れたりして、できるだけがんばらないようにしています。また、テレワークも可能なので、週に2日は家で仕事をしています。
野島さん:業務内容によりますが、テレワーク制度は子育て中に限らず自由に使うことができます。


――休日はどのように過ごしていますか。

野島さん:朝から趣味のランニングを楽しむことが多いですね。距離はその日によって違いますが、東公園や西公園、大濠公園などを走っています。
松本さん:家族で買い物に行ったり、平日にできなかった家事をしています。
田村さん:私は一級建築士の資格を取ることをめざしているので、休みの日は学校で勉強していることが多いですね。仕事をしながら資格を取るのは大変ですが、今苦労することが将来に繋がると思い、がんばっています。
ノーニンさん:休みの日は、日本語の勉強をしています。スマートフォンのアプリを使ったりしながら、独学で行っています。

――今後の目標を教えてください。
野島さん:残業をせずに仕事を進めることが目標です。特に今の現場は残業を抑えることを重視されていて、ほぼ定時で業務を終えています。
松本さん:仕事と育児を両立して、子どもにかっこいいお母さんと思われるようになりたいです。
田村さん:一級建築士の資格を取り、一人で現場の状況を見ることができるようになりたいです。そしていつか水族館の建築に携わりたいと思っています。
ノーニンさん:私は日本語をマスターしたいと思っています。その後、施工管理技士の資格を取りたいです。

――最後に、建設業界に関心のある女性にメッセージをお願いします。
野島さん:建設業界では働き方改革が進んで、残業時間削減、テレワークの活用など、かなり働きやすい環境になっています。大変そうというイメージがあるかもしれませんが、現場を見ていただければきっと印象が変わると思います。関心がある方は一度見学などをしてみてください。
松本さん:男性が多い業界ですが、最近は女性も増えています。業務上、女性が不利ということは全くないですし、結婚・出産をしても仕事を続けられる制度も充実しています。興味がある方はぜひこの業界に飛び込んでみてください。
田村さん:建物の中から見ることができる景色以外を見たい方、見たことがない景色に出会いたい方は見学をしてみて欲しいです。
ノーニンさん:施工管理の仕事はやりがいがあって楽しいです。ぜひ一緒に働きましょう。
 

株式会社大林組のけんせつ小町のみなさん、ありがとうございました!

 

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