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【アジ美】この夏、エルマーの世界に飛び込もう!「エルマーのぼうけん展」

※このイベントは2024年8月25日(日)をもって終了しました。
※この情報は2024年7月31日(水)時点のものです。情報が変更になる場合があります。ご了承ください。

2024年07月31日 11:00 by 深江久美子

福岡の夏のイベント「おいでよ!絵本ミュージアム」がパワーアップして、「おいでよ!夏の美術館vol.1 エルマーのぼうけん展」としてリニューアル。福岡アジア美術館にて7月16日(火)から8月25日(日)にはじまりました。


『エルマーのぼうけん』は、9歳の男の子エルマーが、誰も傷つけることなく知恵を絞り、機転をきかせてとらわれたりゅうの子を助けに行く冒険物語。1948年から51年にかけて『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の3冊の物語がアメリカで出版され、半世紀以上たった現在も世界中で愛されています。


さぁ、主人公エルマーになった気分で冒険に出発!エルマーの世界観を物語に沿って体験できる4つの展示が用意されています。嵐の中をりゅうと海を超えたり、そらいろこうげんに向けて空を飛び、15匹の捕われのりゅうを見つけて一緒に脱出しましょう。
 

ワニの背中をジャンプして川を渡ったり・・・・・・。
 

ん?みかんの皮はりゅうが食べたあとでしょうか?物語とリンクする展開に思わず笑みがこぼれます。


りゅうをはじめとした、たくさんの動物たちが登場するアジアの「どうぶつ絵本」が並ぶコーナーも展開されていました。ここで少し休憩はいかがでしょう。


りゅうの子のお家があるのは高い山に囲まれた「そらいろのこうげん」。フォトスポットになっています。記念写真をどうぞ~!


洞穴に捕われた15匹のりゅうを見つけて、洞穴から一緒に脱出しましょう。光と音を感じる仕掛けになっていて、カラフルなボタンを押せば、動物たちの鳴き声や大さわぎしている様子が聞こえてきます。


ほかにも、アメリカ・ミネソタ大学図書館のカーラン・コレクションが所蔵する約130点の原画が日本で初公開。70 年以上前に描かれた、目の覚める色鮮やかな表紙や地図、鉛筆で丁寧に描かれた細密な挿絵は、息を飲むほどの美しさです。


作者ルース・S・ガネットが所蔵する3冊のダミー本(手作りの本の原型)は最終段階で作られたもの。フォント選びは後に夫となったピーター、挿絵は義母のルース・C・ガネット氏が担当。家族ぐるみで制作されました。


ルース・S・ガネット氏の幼少期の写真やノート、イラスト、挿絵を描くために作ったりゅうの人形などの貴重な制作資料も初公開。物語が描かれた背景も紹介されています。


そして各界の著名人100名が推薦する「ぼうけん図書館」が開館。世界中の“ぼうけん”が大集合しています。どれも興味深い!冒険のフィールドは野山だけなく、頭のなかに無限に広がります。ぜひ、手に取ってページをめくってみましょう。


展覧会の最後にはたくさんのオリジナルグッズが勢ぞろい。りゅうのぬいぐるみやマスコット、ウォータードームなど雑貨類が並びます。「エルマーのぼうけん」には欠かせない歯ブラシやキャンデーなど、物語に登場するアイテムはさらに気分を盛り上げてくれます。


子どもにとってはもちろん、大人になっても忘れたくない冒険心。勇気あふれるエルマーの大冒険をこの夏みんなで体感しましょう。

期間中はワークショップも開催。詳しくはホームページをご覧ください。
https://welcomesummermuseum.hirameki7.site/

 

取材・文:深江久美子
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おいでよ!夏の美術館vol.1 エルマーのぼうけん展EVENT

会場 福岡アジア美術館 7階 企画ギャラリー
期間 2024年7月16日(火)~2024年8月25日(日)
時間 9:30〜17:30
※最終入場は17:00まで
料金 一般1,400円、高大生1,000円、小中生700円、未就学児は無料
イベント公式URL https://welcomesummermuseum.hirameki7.site/
※会期中は無休です

プレイス情報PLACE

福岡アジア美術館

住所 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8F
TEL 092-263-1100
定休日 毎週水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日)
URL http://faam.city.fukuoka.lg.jp/

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