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水素ってすごい!福岡トヨタが取り組む次世代エネルギーの利活用に注目

2024年04月06日 08:00 by 深江久美子

脱炭素化に向け、水素エネルギーの活用に注目が集まっています。水素エネルギーへの理解を深めてほしいと、福岡トヨタが主催する「水素エネルギー×モビリティ サミット」が開催されました。

イベントでは“福岡市水素リーダー都市プロジェクト”を推進する福岡市の中村副市長をはじめ、水素研究の権威である九州大学 副学長の佐々木一成さんらが登壇し、トークセッションが行われました。パネリストの一人として登場したミュージシャンのSUGIZO(LUNA SEA)さんは水素で走るクルマMIRAIを活用して行ったライブについて紹介していました。
 

トークセッション以外では、水素を活用した企業のブース出展も。トヨタ自動車と連携しFC(燃料電池)モビリティの導入を図る福岡市は、水素で移動し、外部への給電もできる「Moving e(ムービングイー)」を展示。
 

動く水素ステーションとして、電力が途絶えた災害時などで活用することができます。また、下水から水素を作る商用の水素ステーションも開設済。なんと、福岡市は全国に先駆けた水素社会の実現を目指しているんですよ!
 

こちらは人気車種クラウンのFCEV(燃料電池自動車)の内部構造が剥き出しになった車両展示。MIRAIをベースに生産されています。まさしく、新しいクラウンはカーボンニュートラル時代を見据え、水素社会の広がりをリードする1台になりそう。
 

こちらはショーファーカーにおすすめなクラウンセダン。FCEVを普及するために国のCEV補助金に加え、福岡市でも補助金の支給があるんだそう。走りの質感のポテンシャルが高く、後部座席にはマッサージ機も搭載。ハイレベルな走りで、走るほど空気をクリーンにしてくれます。


水素グリラーによる調理のデモンストレーションでは試食も。食材のみずみずしさを保ち、余分な脂をカット。この日は博多和牛や博多なす、博多アスパラといった福岡の特産物をいただきましたが、食材はふっくらジューシーで驚きのスチーム効果を体験しました。
 

こちらのブースでは水素焙煎したコーヒーの提供がありました。UCCグループでは「2040年までにカーボンニュートラルの実現」を目標に掲げ、温室ガスの削減対応を行ってるそうです。
 


「水素社会の実現は天然資源の乏しい日本にとって重要な課題。再生可能なエネルギーで、環境にクリーンな優しい社会を作っていけるかというのは全世界が期待していること」と福岡トヨタの金子社長。
「福岡マラソン2023」ではランナーにも優しい先導車にMIRAIを走らせたり、災害時にはオールトヨタで連携協定を通じてハイブリット車を提供しているそうです。

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想像以上に身近に感じた水素エネルギーの利活用。私たちの選択で近い未来が変わることを学んだ2時間でした。まだ認知度が低い水素かもしれませんが、地球のために何ができるか、環境に優しい水素社会の実現に向けてか意識するのもいいのかもしれません。

取材・文:深江久美子
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