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『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』、福岡市博物館で開催!!

※このイベントは2023年8月31日(木)をもって終了しました。
※この情報は2023年6月2日(金)時点のものです。情報が変更になる場合があります。ご了承ください。

2023年06月02日 11:00 by 深江久美子

「映画を作る人間も、最初は観客だった。」
高畑勲・宮崎駿両監督と共に、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫。本展では、戦後の名古屋で育ち昭和・平成・令和の時代を駆け続けている鈴木敏夫氏が出会った多くの映画作品、書籍と、それを通して見えてくる時代背景に注目しました。

子供時代から読んできた漫画や小説、青春時代を経て、社会に出てから今もなお旺盛な好奇心で読み続けている歴史本やノンフィクション、評論本などを通し、鈴木氏が、その作品や作家からどんな影響を受け、自信の思考術へとつなげていったのか。そしてどのように作り手と向き合い、編集者・プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのか、この答を鈴木敏夫氏の血肉となった8,800冊の書籍や映画作品を通じて探ります。

特に、鈴木氏が幼少期と激動の時代に「体験」した数多くの映画作品をぎっしり集めた空間は、福岡展からの初展示コー ナーです!そのほかにも、貴重な資料や企画書をはじめ、立体造型物などを多数展示予定。2019年に397,595名という、福岡市博物館・歴代1位となる圧倒的な総来場者数の新記録を打ち立てた「ジブリの大博覧会」以来、同会場へ約4年ぶりにジブリの展覧会が帰ってきます!

〇展覧会HP:https://suzukitoshio-ghibli-fukuoka.com/


鈴木敏夫 氏(撮影 荒木経惟)

★鈴木敏夫プロフィール★【鈴木敏夫(すずき としお)氏】
1948年、名古屋市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、株式会社徳間書店入社。
『週刊アサヒ芸能』を経て、78年アニメーション雑誌『アニメージュ』の創刊に参加。副編集長、編集長を務めるかたわら、「風の谷のナウシカ」(84年),「火垂るの墓」「となりのトトロ」(88年)などの高畑勲・宮崎駿作品の製作に関わる。85年にはスタジオジブリの設立に参加。89年からスタジオジブリの専従に。
以後、「おもひでぽろぽろ」(91年),「平成狸合戦ぽんぽこ」(94年),「もののけ姫」(97年),「千と千尋の神隠し」(01 年),「崖の上のポニョ」(08年)など、「風立ちぬ」(13年)までの全劇場作品および、最新作「アーヤと魔女」(20年NHK放送、21年8月劇場公開)、さらには、三鷹の森ジブリ美術館(01年開館)のプロデュースを手がける。
「かぐや姫の物語」(13年)では企画、「思い出のマーニー」(14年)では製作、そして「レッドタートル ある島の物語」(16 年・日仏白合作)ではプロデューサーの1人を務めた。
現在は、本年7月14日公開予定の宮崎駿監督最新作「君たちはどう生きるか」を製作中。2022年11月1日に愛知県長久手市に開園したジブリパークにも関わっている。


「カオナシ筆画&本棚」(C)RENGAYA  (C)Studio Ghibli

みどころ(1)【ここにくれば、ジブリがもう一度見たくなる。】
高畑勲、宮崎駿両監督と共に、数々の名作を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー、鈴木敏夫。 実は“映画「となりのトトロ」を作ろう。”と発案した人だということを知っていましたか?あの名作の題字を書いている人だと知っていましたか?元々は、週刊誌記者だったことを知っていましたか?

あなたの知らないスタジオジブリの秘密を知ることができる展覧会、それが「鈴木敏夫とジブリ展」です。2019年に東京・神田明神ホールと長崎・ハウステンボス美術館で開催され、好評を博した本展。

その後、展示品を大幅に増やし、バージョンアップして3年ぶりに京都・京都文化博物館と東京・寺田倉庫(B&C HALL/ E HALL)での開催を経て各地を巡回。2022年から新たに加わった、鈴木プロデューサーの血肉となった8,800冊の書籍の展示は、鈴木プロデューサー自ら発案、企画したもの。スタジオジブリでの映画プロデューサーとしての足跡など、ジブリファン必見の展示はもちろんのこと、書をはじめとする多彩な活動も紹介していきます。
 

「カオナシ&本棚」(C)RENGAYA  (C)Studio Ghibli

みどころ(2)【鈴木敏夫の本棚】
圧巻!およそ8,800冊の特別な本棚。
数々の名作を送り出してきた鈴木プロデューサーのその頭の中を覗いているかのような、凝縮された空間の真ん中で、カオナシが静かに読書中。鈴木プロデューサーの隠れ家・「れんが屋」をモチーフにしたこの部屋は、膨大な量の全集などを並べた本の小路を通ったその先に広がっています。
鈴木プロデューサーのこれまでを形作ったおよそ8,800冊の書籍の中には、実際に手に取って閲覧できるものもご用意しています。鈴木プロデューサーのコメントとともに楽しんでください。


「湯婆婆と銭婆の“恋愛・開運”おみくじ」(C)RENGAYA  (C)Studio Ghibli

みどころ(3)【ジブリ名作の世界観へ】
「湯婆婆と銭婆の“恋愛・開運”おみくじ」、「大・中・小トトロフォトスポット」など、名作の世界に迷い込める立体造型物やフォトスポットが登場!高さ3mにも及ぶ湯婆婆と銭婆が圧巻。鈴木プロデューサーの言葉が様々なお悩みにアドバイスをしてくれる「おみくじコーナー」は迫力満点です。湯婆婆、銭婆の口に手をいれて番号を引くと、鈴木プロデューサーからの「大事な言葉」が印字されたおみくじがもらえます。

「大・中・小トトロフォトスポット」(C)RENGAYA  (C)Studio Ghibli

「大・中・小トトロフォトスポット」は、あの名シーンを再現しており、その世界観の中で写真を撮って楽しむことができます。一緒にどんどこ踊りをおどって写真を撮りましょう。


「ジブリ作品名場面と吊り文字」(C)RENGAYA  (C)Studio Ghibli

巨大な文字が宙に浮いているように見える「吊り文字」エリアでは、『崖の上のポニョ』『もののけ姫』『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』『千と千尋の神隠し』『紅の豚』『風立ちぬ』など7作品の名場面タペストリーと、鈴木プロデューサーが書いた作品の「名セリフ」を巨大オブジェにした「吊り文字」とを一緒に撮影することができます。


★企画チケットも発売中。詳しくはこちらをチェック!
https://suzukitoshio-ghibli-fukuoka.com/ticket.html

※文章中、宮崎駿さんの「崎」の字は、正しくは《山へんに立・可》です。

取材・文:深江久美子
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会場 福岡市博物館 特別展⽰室
期間 2023年6月9日(金)~2023年8月31日(木)
時間 9:30~17:30 (入館は17:00まで)
※ただし、7⽉22⽇(⼟)〜8⽉26⽇(⼟)の⾦・⼟・⽇・祝⽇、8⽉14⽇(⽉)・15⽇(⽕)は20:00まで開館。(⼊館は19:30まで)
料金 ⼀ 般(⼟⽇祝/1,700円、平⽇/1,500円)、中⾼⽣(⼟⽇祝/1,400円、平⽇/1,200円)、⼩学⽣(⼟⽇祝/1,100円、平⽇/ 900円)
イベント公式URL https://suzukitoshio-ghibli-fukuoka.com/
発売方法ローソンチケット独占発売(Lコード/83926)
月曜休館
※ただし、7月17日(日・祝)は開館。7月18日(火)は休館。また、8月14日(月)・15日(火)は開館。8月16日(水)は休館。

プレイス情報PLACE

福岡市博物館

住所 福岡市早良区百道浜3丁目1-1
TEL 092-845-5011
URL http://museum.city.fukuoka.jp/

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