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佐賀の秘境や穴場も! ルート・グランブルーで楽しむ、極上な休日ドライブ

2025年10月31日 09:00 by simoonu(シモーヌ)

秋が深まり、ドライブが気持ちいい季節。「次の休日はちょっと足を伸ばしておでかけしたい!」というときにおすすめしたいのが、2023年秋に佐賀県唐津市に誕生した絶景ドライブルート「ルート・グランブルー」。福岡から車でわずか1時間、唐房バイパスから波戸岬へと続く約20kmの道のりは、海と空が溶け合うようなブルーのグラデーションが広がり、ルート周辺の唐津・呼子・鎮西・玄海エリアには見どころや立ち寄りスポットがたくさん!

「ルート・グランブルー」という名称は、世界的ダイバー、ジャック・マイヨールが愛した唐津の海に由来。唐津の海は、ジャック・マイヨールが子どもの頃、毎年夏の休暇を過ごした場所で、七ツ釡で生まれて初めて水中でイルカと出会い、その後の人生に影響を与えたという、ダイバーとしての原点の海なのです。そんな特別なストーリーが込められた「ルート・グランブルー」を、自他共に認める“おでかけ好き”のLOVE FM人気パーソナリティ、DJ LUEさんがナビゲート! 

 

きらめく波間に反射する光、ブルーに染まる景色と潮風がくれる爽快感。LUEさんも思わず「これぞまさに“LUEと(ルート)グランブルー”ですね!」と冗談まじりに微笑みます。さぁ、これから絶景×食×アクティビティを満喫するルート・グランブルーのドライブ旅がスタート。休日のおでかけプランの参考にしてくださいね♪


◆絶景スポット|自然が描く、圧巻のアート作品を満喫!

SPOT.01  立神岩

湊の海岸線に堂々とそびえ立つ二本の巨岩。高さ約30m、周囲6mもの玄武岩の柱が、まるで寄り添うように並び立つ姿から「夫婦岩」の愛称でも親しまれています。荒々しい玄界灘の波しぶきを受けながらも、何世紀もの間、変わらずにそこに在り続ける姿は圧巻。西側の浜辺は九州でサーフィンが最初に始まった聖地として、今も多くのサーファーたちが集います。


SPOT.02  浜野浦の棚田

玄海町の小さな入り江から山へと駆け上がるように広がる棚田の風景。283枚もの水田が階段状に連なり、総面積は11.5ヘクタールにも及びます。特に春の田植えシーズンには、水を張った棚田が夕陽を受けて黄金色に輝き、その幻想的な光景は「恋人たちの聖地」としても認定されるほど感動的。緑豊かな夏、黄金の稲穂が揺れる秋と、季節ごとに表情を変える生きた芸術作品のような絶景スポットです。

浜野浦の棚田

住所:佐賀県東松浦郡玄海町浜野浦
https://www.asobo-saga.jp/spots/detail/40572c69-7851-4a00-a643-01fe1428a0b7


◆アクティビティ|旅の思い出に残る、非日常の体験

SPOT.03  七ツ釜SUP(たいようアウトドア)

国指定天然記念物の海食洞窟「七ツ釜」を、SUPボードで海上散歩。玄界灘の荒波が長い年月をかけて作り上げた7つの洞窟群は、最大で奥行き110mにもおよぶ神秘的な空間です。SUP初心者でも安定性の高いボードで気軽にクルージングを楽しむことができ、経験豊富なガイドが丁寧にサポートしてくれるので親子参加もウェルカム。無人島での特別なコーヒータイムや、写真撮影サービスも魅力的!

たいようアウトドア(七ツ釜SUP)

住所:佐賀県唐津市大名小路3-5
TEL:090-5916-6561
https://sun-outdoor.jp


SPOT.04  七ツ釜遊覧船 イカ丸

呼子港から出発する、イカの形をしたユニークな遊覧船「イカ丸」で40分間の海上アドベンチャーを。呼子の雄大な海の世界に飛び込むような感覚で、柱状節理の玄武岩が織りなす奇岩景勝「七ツ釜」に迫る、貴重な体験を楽しんで。9:30〜16:30まで毎時間出港しているので、旅程に合わせて気軽に楽しめるのも嬉しいポイント(※出航時刻が変わる場合もあり/海上不良時は欠航)。

マリンパル呼子(七ツ釜遊覧船 イカ丸)

住所:佐賀県唐津市呼子町呼子
TEL:0955-82-3001
https://www.marinepal-yobuko.co.jp/ikamaru.html


◆グルメ|おいしい時間が、旅を盛り上げるスパイスに!

SPOT.05  ヴィエノワズリー セルフィッシュ

佐賀県産の小麦粉、唐津の新鮮な卵や牛乳、塩を使った約60種類ものパンが揃う人気ベーカリー。中でもクロワッサンとデニッシュは、生地作りに3日間もかける本格派。サクサクの層が幾重にも重なり、バターの芳醇な香りがふわり。「くんちゃまベーコンとアスパラのカルボナーラ」や「焼きとうもろこしと塩麹のグリルチキン」など、創意工夫とセンスが光る惣菜パンが充実し、季節のフルーツを使ったスイーツ系のパンも目白押し。店内には広々としたキッズスペースがあるので、お子様連れもパンを頬張りながらゆったり過ごせますよ。

ヴィエノワズリー セルフィッシュ

住所:佐賀県唐津市船宮町2303-1
TEL:0955-55-9095
https://www.instagram.com/viennoiserie__selfish/


SPOT.06  潮路乃

ミシュランガイドにその名を刻む、呼子イカの名店。イカの活き造りは注文後に生け簀からあげて捌くことから、透明感のある身がまだピクピクと動くほど新鮮! コリコリとした食感、噛むほどに広がる自然な甘み。これはまさに玄界灘の恵みそのもの。ゲソは天ぷら、または塩焼きにしてくれて、余す所なく新鮮な呼子イカを堪能できます。イカの活き造りのほか、ランチには刺身や天ぷらを中心とした定食メニュー、あわびやサザエの活造り、いかしゅうまいなど一品料理も用意。敷地内にはサウナ施設が併設され、海風とともに極上のリラックスタイムを楽しめます。

潮路乃

住所:佐賀県唐津市浦5183-1
TEL:0955-74-8883
http://www.shiojino.com


◆おすすめの穴場|“ここだけのおいしさと楽しさ”を発見!

SPOT.07  呼子 甚六果実店

2025年春、呼子朝市通りの古民家に誕生した話題のスポット。唐津・呼子エリアで採れる旬の果物をたっぷり使った、五感で楽しむかき氷の専門店です。新鮮な果実の甘味や風味を最大限に引き出し、独自製法のシロップや創作性豊かなトッピングで何層ものおいしさを表現。スプーンですくうたびに驚きと感動を味わえて、芸術的なおいしさにLUEさんもうっとり。陶芸作家が手がけた唐津焼の器も美しく、味覚だけに留まらず、視覚・触覚・嗅覚・聴覚の五感すべてで至極の美味を堪能できます。果実の旬に合わせてかき氷のメニューが変わるので、“その時だけのおいしさ”をぜひ楽しんで。

呼子 甚六果実店

住所:佐賀県唐津市呼子町呼子3766
TEL:0955-58-7339
https://www.instagram.com/jinrokukajitsuten/


SPOT.08  KABESHIMA COFFEE STAND by 加部島珈琲焙煎所

加部島に佇むスペシャルティコーヒースタンド。呼子大橋を一望でき、潮風を感じながらドリンク片手に一息つける贅沢な空間です。スペシャルティコーヒーのおすすめは、パナマ産のティピカ種。ホットコーヒーもよし、豆本来の風味が生きた真空貯蔵のアイスコーヒーで味わうもよし。甘党には加部島産のいちごを使った「いちごミルク」が人気だそう。

ちなみに、今夏オープンした姉妹店、風の見える丘公園内の『呼子 風の見えるCafe』は、高台から海や島々を見渡せるパノラマビューのカフェ兼焙煎所。橋の下から、丘の上から、どちらも味のクオリティはもちろん、写真映えもばっちり!

KABESHIMA COFFEE STAND by 加部島珈琲焙煎所

住所:佐賀県唐津市呼子町加部島3026-9
TEL:090-4127-6190
https://www.instagram.com/kabeshima.coffeestand/
『呼子 風の見えるCafe』
住所:佐賀県唐津市呼子町加部島3297-1


SPOT.09  湊疫神宮

県内有数の厄除けパワースポットとして知られる古社。参拝後に挑戦したいのが「厄割玉(やくわりだま)」という厄落とし体験(初穂料300円)です。カラフルな陶器の玉に自分の厄を吹き込み、厄割石に思い切り投げつけて割ることで、心身の浄化を図るというもの。LUEさんも、厄玉に災いや厄を移すように息をふぅ〜っと吹きかけて、エイッと一投。パリン…!と気持ちよく割れた瞬間、すっきりと晴れやかな表情になりました。心身を清め、開運を祈り、神秘のパワーをチャージして元気満タン。

毎年2月11日には伝統行事「灰振り祭」を開催。参拝者に灰を振りかけることで一年の無病息災を祈るという、由緒ある神事も体験できますよ。

湊疫神宮

住所:佐賀県唐津市湊町1232


福岡中心部からわずか1時間で、豊かな自然と食、そして心躍る体験をめいっぱい楽しめるルート・グランブルー。普段から佐賀県をよく訪れているLUEさんも「まだまだ知らない場所や新しいお店がたくさんあるんだなぁと、ルート・グランブルーのディープな面白さを実感しました。景色がと〜っても美しくて、オンリーワンの魅力に溢れているので、多くの人に知ってもらいたいですし、ここで最高の時間を過ごしてもらいたいです!」と振り返ります。

今回訪れたスポットをはじめ、周辺のスポット情報をギュッと紹介したリーフレットは、LOVE FMスタジオ前をはじめ、西鉄天神駅の情報コーナー、天神や博多の観光案内所で入手可能です。週末の小旅行に、大切な人とのおでかけに、家族での思い出づくりに。青い海と緑の山々が織りなす絶景、新鮮な海の幸と地元の恵み、そして温かい人々との出会いに満ちた特別な一日をルート・グランブルーで過ごしてくださいね!


ルート・グランブルーの魅力を凝縮した動画
をチェック!  
観光連盟のおでかけ情報はこちら! 
 

取材・文:simoonu(シモーヌ)
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