まち | ひと | PR
LOVE FMのDJ Sachが“けんせつ小町”に聞いてみた!(3)
2024年11月19日 11:00
みなさんは、「けんせつ小町」をご存知ですか?「けんせつ小町」とは建設業で働くすべての女性の愛称です。建設現場で働く技術者、技能者、建物の設計者、技術を開発する研究者、それからプロジェクトを進める営業担当、会社の運営を支える事務職など、活躍の場は多岐にわたります。一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)九州支部では、九州エリアの「けんせつ小町」の活動を支援したり、建設業にかかる諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決等にも取り組んでいます。
今回は、けんせつ小町として活躍する株式会社竹中工務店・九州支店作業所の松浦冬美さんに、LOVE FM平日お昼の番組「スイッチオン!DAYTIME」のDJ Sachがお話をうかがいました。
――さっそくですが、松浦さんが土木・建築分野で働こうと思ったきっかけを教えてください。
大学で建築学科に進んで、就職を決めるときに学んだことを活かしたいと思っていたら、建設業の道があることを知りました。ものづくりがかっこいい、この業界で一緒にものづくりをしたいと思い、この業界に入りました。高校生の頃から理系に強くて、数学や物理が得意なのですが、大学進学のときに、自分の家が祖父の代から土木に携わっていたことを知ったんです。あまり覚えてないのですが、よく現場に連れて行ってもらったり、子供のときに家やレイアウトの絵を描いていたのを思い出して、自分はこの業界に興味があるのかもと思ったんです。
――今、実際にはどのようなお仕事に携わられているのでしょうか。
今は建設現場で建築担当として現場監督をしています。実際に作業する職人さんたちにお仕事をお願いする立場ですね。今担当している建物自体が100メートル四方の6階建ての建物で、かなり大きなプロジェクトだと思います。
現在建てているのは半導体の工場。同じ敷地内で複数の企業がそれぞれの工事を行なっていて、現場としては珍しいタイプなのだとか。
――敷地がとても広いので、今年の暑さは特に堪えたのでは?
建物がないところに物を建てるので現場に日陰がなく、日差しも暑さも厳しくてびっくりしました。朝昼晩と、1日5回ぐらい日焼け止めを塗り、フェイスガードや手袋をして、できるだけ陽に当たらないようにしていましたし、例年以上に熱中症対策も行なっていました。
――松浦さんの仕事で欠かせないアイテムはなんでしょう。
“携帯電話”ですね。図面は“ipad”でも見られるんですが、やっぱり人と人が一緒になってものを作るので、電話などのコミュニケーションや、同じ図面を見合って作業するときなどに使いますね。忘れてたときは、家から近い現場であれば取りに帰ったりするんですが、そうでないときは「今日忘れたので探しにきてください」と言いふらします。
――この仕事のやりがいや、選んで良かったなと思うのはどんな時ですか。
この業界に魅力を感じたのは、普段使っている建物などが、実際に人の手で作られていくのを見て、かっこいいと思ったからです。働いている今でも、自身が計画したものや、何もない状態から計画し、打ち合わせを重ね、どんどんものができていくと、「すごいな」と思います。何もないところから積み重なってできているのが、自分でもかっこいいと思いますし、すごくやりがいがあるところです。
――現場では女性の方も何人かお見かけしました。
職人さんではまだ 1~2人程度ですが、この現場では設備会社の方の中にも女性が多いです。竹中工務店の作業所員の中にも、技術系だけでも女性が6人いるので、かなり女性が多い現場だと思います。
みなさんで一緒にお弁当を食べたり、挨拶やお話をしたりするなど、同じ作業所で働く女性同士所属の垣根を超えてコミュニケーションを取っているそうです。
――竹中工務店のけんせつ小町さん同士のコミュニケーションはいかがでしょう。
九州支店にも女性の先輩や後輩がいるので、 定期的に連絡を取り合いながら、近況報告をしたり、ごはんを食べに行ったりしています。お互いに支えたり・支えられたりしていますね。私自身は地方の作業所での勤務が多かったので、先輩から「元気にやってるの?」と電話をもらったりするときもあり、すごく優しく支えていただいたなと思います。
――プライベートなことも少し聞かせてください。趣味はなんでしょう。
ゴルフをする方が周りに多くて、付き合いで始めたゴルフを定期的にやっています。あとは、映画やドラマを観るのも好きです。最近は、『ハイキュー!!』の映画を観に行きました。
――体力づくりや健康に気をつけてやっていることがあれば教えてください。
日頃から結構仕事で動いているので、筋トレとかは全然していないのですが、ストレッチやヨガなどのリラックスできることをしています。ストレスの発散方法は、だれかとご飯に行ったり、同期や今の仕事のメンバーたちとみんなで飲みに行ってお話したりしてリセットすることが多いように思いす。
――ひとりの女性として、この業界のお仕事は、就職に迷っている学生たちから相談された時におすすめしたいですか。
私は結構リクルートの対応もするんですが、女子学生の志望者はかなり多くなってきています。「女性の私でも大丈夫ですか?」とよく聞かれるんですが、体力差はあっても男女差はあんまりなく、むしろ優しく気を遣っていただくことの方が多いです。建物が好きで興味がある、ものづくりをしたいという気持ちがあれば、是非飛び込んできてもらいたい業界です。
――さて、番組ではリクエスト曲もうかがいました。
リクエスト曲はMrs. GREEN APPLEさんの「ダンスホール」です。歌い出しに「いつだって大丈夫」というフレーズがあって、歌が流れ出した時に、なんでもどうにかなるという気持ちになって励まされます。車で出勤しているんですが、流れると気づいたら口ずさんでいますね。
――今後の夢・目標を聞かせてください。
今年で10年目ですが、まだ全然わからないことや経験してないことが多いので、これからもどんどん経験して、今後の仕事に活かして、できるだけ長く現場に近いところで働けたらと思っています。
――最後に、けんせつ小町を目指している方にメッセージをお願いいたします。
女性には厳しい業界かなと思っている人も多いかもしれませんが、全然そんなことはなく
て。意外と働きやすいというのが、実際に働いている女性の多くの意見だと思います。ぜひ
興味がある方は飛び込んできていただいて、一緒に働けたらと思います
けんせつ小町の松浦冬美さん、ありがとうございました。
関連するトピックスTOPICS
トピックスランキング TOP10
TOPICS RANKING
-
看板メニューは白トリュフの塩パン!「Truffle BAKERY」が天神にやって来た!
グルメ | 新店舗オープン
-
西鉄福岡(天神)駅南出口から徒歩2分 「うまか横丁」11月28日オープン!
グルメ | 新店舗オープン
-
Xmasをもっと楽しもう!西鉄グループpresents「福岡のクリスマスに行こう!2024キャンペーン」
グルメ | イベント | ショッピング
-
福岡の冬を彩る~クリスマスアドベント2024年の開催決定
イベント | まち
-
地行浜もイルミネーションに包まれる!みずほPayPayドームがライトアップ
まち | イベント | グルメ
-
【てんちかXmas GIFT②】自分にご褒美♡オシャレをまとうスペシャルギフト!
まち | グルメ
-
てんちかXmasGIFTセレクション【グルメ】
グルメ
-
メゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス ストア岩田屋本店がリフレッシュオープン!
ビューティ | ショッピング
-
【てんちかXmas GIFT③】こだわりとセンスが光る、ファッション小物ギフト!
ショッピング | まち | ファッション
-
博多旧市街の新名所『SABOE HAKATA』で贅沢な日本茶時間
グルメ | 新店舗オープン