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LOVE FMのDJ Annaが“けんせつ小町”に聞いてみた!(2)

2024年11月10日 18:00

みなさんは、「けんせつ小町」をご存知ですか?「けんせつ小町」とは建設業で働くすべての女性の愛称です。建設現場で働く技術者、技能者、建物の設計者、技術を開発する研究者、それからプロジェクトを進める営業担当、会社の運営を支える事務職など、活躍の場は多岐にわたります。一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)九州支部では、九州エリアの「けんせつ小町」の活動を支援したり、建設業にかかる諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決等にも取り組んでいます。
 
今回は、けんせつ小町として活躍する大成建設株式会社の楠畑菜津子さんに、LOVE FM平日お昼の番組「スイッチオン!DAYTIME」のDJ Annaがお話をうかがいました。
 

埼玉のご出身で、今年で入社5年目になるという楠畑さん。入社後の配属で九州に来ることになったそうです。

――そんな楠畑さんが、土木・建築分野で働こうと思ったきっかけを教えてください。
大学受験のときに、建築に進もうと思っていたんですけど、専攻を選ぶときに高校の先生から、「土木工学科っていうのもあるから、ちょっと見てみたら?」と教えてもらったのがきっかけでした。そのときは、「土木ってなに?」という感じでしたけど、自分でいろいろ調べてみたら、道路やダム、トンネルなどそういう社会のインフラを支える仕事に将来携われるんだと知って、土木の道に進もうと思いました。

――現在入社5年目ということは、入社当時はちょうどコロナ禍あたりでしたよね。
入社した時、本当にもうコロナで社会全体が混乱していて、普通は入社式や研修がありますが、それも全部無くて。5月に九州に行くことになって、どんな環境か全然わからなかったんですけど、最初のトンネル工事の現場で、作業所の所長や先輩がすごく優しくしてくれたので、コロナ禍でいろんな人と会えない中でも全然寂しくなく過ごすことができました。
 

配属先が九州になり驚いたそうですが、実際に来てみたら、埼玉にはない自然や美味しい食べ物もあって、自分に合っていると感じたのだとか。


――今、実際にはどんなお仕事に携わられているのでしょうか。
もともと火力発電所だった場所の解体工事を行っています。火力発電なので、大体高さ20メートルぐらいの燃料タンクや、それに付随する配管や建物を解体しています。今まで配属された現場は、トンネルや建物の基礎など“造っていく”工事だったんですが、今度はその逆で解体して無くしていく工事なので、ちょっと不思議な感覚はあります。重機のスケール感も大きくて、解体していくのもあっという間です。
 

――この仕事のやりがいや、選んで良かったなと思うのはどんな時ですか。
最初の現場で、トンネルを新設する工事に入りました。トンネルができることで地域の方の生活がより良くなるのを実感したり、見学会で実際に「わあ、すごい!」って言ってもらえたりしたときに、やってよかったなって思いました。

――楠畑さんが、仕事で欠かせないアイテムはなんでしょう。
 “スケール(メジャー)”と“日焼け止め”ですね。“スケール(メジャー)”は、解体するものが図面通りなのかや、計画する際に重機の進入経路などを測るときに使います。“日焼け止め”は、今年の夏は酷暑だったので、1日に何回も塗り直していたんですけど、首とか手首の境目が分かるぐらい焼けちゃいました。

――現場自体がすごく広いですよね。移動はいつもどうされているのでしょう。
自転車を使ってますね。歩きだと時間がかかって歩き回るだけで疲れちゃうので。
 

――プライベートなことも少し聞かせてください。趣味があれば教えてください。
最近だと、日帰り登山して帰りに温泉に入っています。結構九州は温泉が多くて、帰り道にどこか立ち寄れる温泉があるので、そこでリフレッシュして帰るみたいな感じですね。

――お気に入りの場所や、最近行かれた場所はありますか。
最近は九重に行きました。九重はやっぱり鹿児島よりちょっと涼しくて、景色も良くて。ずっと登りたかった山だったので、すごくリフレッシュできました。その時はすごく天気が良かったので、遠くに阿蘇山とかも見えて本当に晴れてラッキーでしたし、登れてよかったです。

――体力づくりや健康に気をつけてやっていることがあれば教えてください。
意識してやっているわけではないんですけど、やっぱり、登山は気持ち的にも身体的にもリフレッシュに繋がっているかなと思います。


勤務中は安全第一で気を張るところも多いので、大自然の中でアクティブに身体を動かすことが気分転換になっているそうです。また、登山のほかにも、休日は家にこもって映画やドラマを見ることも。
 

――さて、番組ではリクエスト曲もうかがいました。
リクエスト曲は宇多田ヒカルさんの「traveling」です。高校生の頃からずっと宇多田さんの曲を聴いていて、ライブに行ったこともありました。この曲は、楽しみなことに向かって気分を上げたり頑張ったりできる曲なのですごく好きです。

――今後の夢・目標を聞かせてください。
今の工事を無事故・無災害で全て終えることです。やっぱり重機を使うのがメインの現場なので、そこで本当に事故を起こさないように、現場の管理や安全管理をしていきたいです。
 

――最後に、けんせつ小町を目指している方にメッセージをお願いいたします。
私も最初は本当に「土木ってなんだろう?」って感じで全く知らなかったんですけど、少しでも興味があれば、現場見学に行ってみたり、「けんせつ小町」とネットで調べてもらえればいろんな現場で働いていらっしゃる女性のことが載っていたりするので、ぜひ調べてみてください。


けんせつ小町の楠畑菜津子さん、ありがとうございました。

 

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