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まちの喧騒を忘れてリフレッシュ!久留米の<大人の遠足>

2023年12月27日 14:00

LOVE FM でおなじみのDJ・Annaさんと一緒に久留米を巡る旅の第2弾。今回は、田主丸町まで足をのばし、ずっと訪れてみたかったスポットをご紹介します。題して、「大人の遠足」!これからシーズンを迎えるいちご狩りから筑後平野を見渡す絶景スポットまで、今回も素敵な出会いがたくさん!久留米の魅力満載の一日となりました!


●12月オープンの新スポット「いちごきらり みのうヴィレッジ」で7種類のイチゴを食べ比べ!

まずは、耳納連山の麓にある今年12月16日に開園したばかりの「いちごきらり みのうヴィレッジ」へ。真新しいハウスの中には既に甘〜い香りが漂い、みずみずしいピカピカのイチゴが鈴なりに。こちらでは、「かおりの」「よつぼし」「紅ほっぺ」「さちのか」「あまおう」「天使のいちご」「淡雪」と2種類の白イチゴを含む7種類を味わうことができます(時季によって変わります)。中でも、希少な白イチゴ「淡雪」は、観光農園での栽培を許可されているのは福岡県内でここだけなのだそう!
 

代表の田中清悟さんに美味しいイチゴの見分け方を教えてもらいながら、早速いちご狩りをスタート。時間内はハウス内のイチゴが食べ放題。中には、100個以上食べる強者もいるのだとか。ヘタのギリギリまでしっかり赤くなっているものが食べ頃です。桃のような風味のイチゴや、まるで乳製品のようにミルキーなものまで、種類によって味が全く違うので、食べ比べも楽しんで!


「いちごきらり」のイチゴは化学合成農薬、化学肥料を平均使用量の5割以下に減らした「ふくおかエコ農産物」の認証を受けているため、安心して食べることができます。また、通路がとても広いため、ベビーカーや車椅子でも安心して楽しめるよう考えられています。

もともと音楽プロモーターの仕事を経て、久留米に戻り観光農園を開いた田中さん。「家族や友人や恋人など、人がたくさん集まって、楽しそうに幸せそうに過ごしているのを見るのが僕は好きなんです。来られた人みんなが笑顔になれる農園にしたいですね」と仰っていたのが印象的でした。
 

【いちごきらり みのうヴィレッジ】
住所:福岡県久留米市山本町豊田57-2
営業時間:10:00〜16:00 (最終受付 15:00)
定休日:月、火、金
https://ichigokirari.com/
 

●久留米市中央公園に誕生した「KURUMERU」でゆったりカフェタイム

次は、2022年7月に久留米市中央公園にオープンした「KURUMERU」に伺いました。久留米の街全体の魅力を高め、都市型公園のバージョンアップを目指す場所として期待されている施設です。目の前には芝生が広がり、柔らかな光がたっぷりと注ぐ開放的な店内は、少し大き目の一人掛けソファーや、子連れでも気兼ねなく過ごせるキッズスペースなど、利用する人への心配りが行き届いています。また、公園側の窓はフルオープンになるため、公園との行き来の自由度が高いのも特徴です。
 

カフェの人気は、乳化剤や香料を使わず九州産の小麦と雑穀のみのミックス粉を使用した、ふわふわもっちりのパンケーキ。他にも、パニーニやカレーなど季節や地元食材を取り入れたメニューが揃います。今回は、田主丸産の「柿バター」をのせた「九州パンケーキプレーン」と田主丸の巨峰がまるごと入った「巨峰ソーダ」をチョイス。
カフェメニューは久留米市田主丸の人気フレンチレストラン「Restaurant Spoon」のシェフが監修しているため、見た目はもちろん、味にもしっかりとしたこだわりが感じられます。
 

定期的にワークショップを企画したり、公園での様々なイベントを共催したりと、地域の人の憩いの場所となりつつある「KURUMERU」。平日は、一人でのんびりと過ごしたい人やリモートワーク等で利用する人が多いですが休日には一転、公園を訪れる家族連れの休憩場所として賑わいます。ボールやバドミントンなど、遊び道具の貸出を行っているのも嬉しいところ(一部有料)。新たなレジャースポットとして更に人気になりそうなお店でした。
 

【KURUMERU】
住所:福岡県久留米市東櫛原町1752-1
営業時間:10:00〜17:00(L.O16:30)、土日祝9:00〜17:00(L.O16:30)
定休日: なし
https://www.kurumeru.jp/


●かざらず良いものだけを。愛され続ける「LANKA」のセサミオイル

続いて、耳納連山に沿うように続く山苞(やまづと)の道を進み、田主丸へ向かいました。緑に囲まれた小さなお店「LANKA」が目的地です。「LANKA」は、スリランカのセサミオイルを中心に化粧水や石鹸などオーガニックスキンケア製品を製造販売している化粧品メーカーです。
 

「まずはどうぞ」と出していただいたスリランカのオーガーニック紅茶を飲みながら代表の秋山恵利さんにお話を伺いました。

「16歳の頃に原因不明の皮膚病になり、そこからずっと私の肌は月のクレーターみたいにボコボコで。誰にも会いたくなかったですね」。悩み塞ぐ秋山さんを救ったのが、仕事で訪ねたスリランカで出会ったアーユルヴェーダでした。現地の医師にすすめられアーユルヴェーダで用いられているセサミオイルを使ったところ、20年苦しんでいた肌の悩みがみるみる改善。「眉毛だけは一応描いてますけど(笑)今はノーメークですよ」と仰る秋山さんのお肌は、今では驚くほどツルツルピカピカ!うらやましー。
 

その後、人生を変えてくれたセサミオイルの良さをもっと多くの人に伝えるため一念発起をして会社を設立します。納得のできるものになるまでに10年もの月日を経て完成した「LANKA」のセサミオイルは、スリランカの農園で栽培され、工場で石臼などを使って、15度以下でオイルを抽出する「低温圧搾」が採用されています。非加熱で抽出することで生の酵素をそのまま残すことができ、肌の老化を防ぎながら高い保湿効果を保つことができるのだそうです。赤ちゃんでも使える優しいオイルは、「カッパ」「ピッタ」「ヴァータ」と呼ばれるオリジナルの3つの香りの中から好きな香りを選びます。

ほかにも、コールドプロセス(非加熱)製法で作られた石鹸やクロモジの化粧水など、秋山さんの確かな目で製品化された商品が並びます。肌や身体が本当に必要としているものこそ何よりの自分へのご褒美だと感じました。


【LANKA】
住所:福岡県久留米市田主丸町石垣1365-6
電話:0943-72-3800
営業時間:9:30〜17:00
定休日: 土日祝日、不定休
https://www.lanka-sesame.com/


●ちゃんぽん屋のグリーンカレー⁉ 両親の味を受け継ぎ伝える「ちゃんぽんの店 つつみ」

そろそろお腹が減ってきたので、お昼は田主丸の人気店へ。「ちゃんぽんの店 つつみ」は店のロゴマークにもなっている鶏ガラスープのちゃんぽんが人気のお店です。すべての要となるスープは、一口でスッキリと正直な味が伝わる美味しさ。店のイチオシは、ちゃんぽん、カツ丼、そしてカレー。この3つはオーナーの堤基弘さんのご両親が、御井町で46年営んでいた洋食屋さんの名物メニューだったそうです。
 

「以前から両親の店を手伝ってはいましたが、僕自身は一切料理の経験がありませんでした。でも、幼い頃から食べていた母の味は舌が覚えていたので、母には本当に感謝ですね」と堤さん。両親直伝のカレーに、堤さんオリジナルの鶏ガラスープを使ったグリーンカレーの提供を始めると、またたく間に「カレーも旨いちゃんぽん屋さん」と口コミで話題になりました。別添えのカレーがついた「カレーちゃんぽん」はそのままカレーだけを味わってもよし、味変としてちゃんぽんに入れてもOK。玉ねぎの甘さとスパイスがちゃんぽんのスープにぴたりとマッチします。
 

つつみのカレーをそのまま閉じ込めたカレーパンの発売も好調。「いつか、うちのカレーを海外にも持っていってみたいですね」と、両親が築いた味を礎に堤さんの夢は広がります。
 

【ちゃんぽんの店 つつみ】
住所:福岡県久留米市田主丸町鷹取496-1
電話:090-5020-7831
営業時間:11:00〜15:00 18:00〜20:00
定休日: 不定休
https://www.instagram.com/chanpon223/


●駅舎がカッパ⁉ 田主丸駅の「KAPATERIA」でゆったりカフェタイム

今ではフルーツの町として人気の田主丸ですが、カッパ伝説が残る地域としても知られています。のどかな風景の中に突如現れるのが、JR田主丸駅のカッパの駅舎。カッパがごろんと横になった様子を表しているのだとか。駅内に併設されたカッパづくしのカフェ「KAPATERIA」にお邪魔しました。
 

その昔、中央アジアから田主丸に移住をしてきたカッパ達は、一度は江戸に行くものの、人がよく食べ物も豊富な田主丸に帰ってきたそうです。店内から見えるホームにも愛嬌たっぷりの「お迎えカッパ」が。「カッパは頭のお皿の水がこぼれないように、少ししか首をかしげられないんですよ」そんなカッパトリビアを聞かせてくださったのが、「KAPATERIA」を運営する久留米DMO代表の矢動丸純子さん。田主丸では、カッパが本当に愛されてます!
 

「KAPATERIA」を訪れたら是非食べて見てほしいのが、つぶらな瞳がたまらないカッパのマカロン。久留米の「茶舗 ふりゅう」の和紅茶と一緒に頂きました。目があった瞬間心をもっていかれる可愛い見た目ですが、味は田主丸のフレンチレストラン「Restaurat Spoon」で一つひとつ作られている超本格派のスイーツです。

田主丸の町中には「宇宙河童」や「屁こぎ河童」などユニーク名前のカッパ達がたくさん。田主丸の町をぶらりカッパ巡りをすればお気に入りのカッパに出会えるかもしれません。

【KAPATERIA】
住所:福岡県久留米市田主丸町田主丸1015-2
電話:0943-72-5225
営業時間:10:00〜17:00
定休日: 火曜
https://kapateria.com/
 

●1600年以上の歴史がある「高良大社」は、「光の道」もできる絶景スポット

遠足の最後は、久留米が誇る絶景スポットへ。筑後国の一の宮として、久留米市民に長く親しまれている「高良大社」に向かいました。1600年以上の歴史があり、社殿は九州最大級の大きさとされ、国の重要文化財に指定されています。高良山全体が神様のおられる神域として今でも大切にされている場所です。
 

駐車場からは131段の石段を登って本殿へ。さあ、頑張って!上には絶景のご褒美がありますよ。不安な方は石段横のスロープカーを利用することもできます(運行時間:9:00〜15:00 ※初詣期を除く)。


展望所からは久留米の市街地が一望!この眺めがSNSで話題となり、久留米の写真スポットとして人気となりました。おすすめは夕日が落ちる時間帯。鳥居と石段、夕日、夜景を一度に楽しめるのは山の上に建つ高良大社ならではかもしれません。6月の夏至の頃には、石段と夕日が一直線上に並ぶ「光の道」を見ることができるそうです。
 

【高良大社】
住所:福岡県久留米市御井町一番地
電話:0942-43-4893
http://www.kourataisya.or.jp/

 

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