グルメ

夏はやっぱりこれ、スリランカカリー!

2013年07月17日 12:00 by 太田有実子

暑い夏に食べたくなるカレーといえば刺激的なスパイス系。そんなときに、この店を思い出す人も多いのでは?

スリランカカリーと聞いて一番に名前が挙がるほど、福岡では定番中の定番のスリランカ料理レストラン『ヌワラエリヤ』。1988年のオープン(そのときのお店は浄水通り)からスリランカ人のシェフたちが腕をふるい、現地の味そのままの料理を楽しませてくれています。そんな中でやっぱり人気なのはカリー!17時までやっているランチタイムでは、スリランカカリー、ヌードルカリー、ドライカリー、イングランドカリーの4種類がラインナップ。

で、私が決まってオーダーするのが「スリランカカリー」。『ヌワラエリヤ』では一皿でチキン、ビーンズ、野菜の3種類のカリーが味わえますが、姉妹店の『ツナパハ』ではチキンと野菜がゴロッと豪快に盛られたバージョンになっています。

テーブルに運ばれてきただけでプ〜ンとスパイスの香りが!これで一気に食欲が掻き立てられます。そしてスプーンですくって一口食べると、舌がピリピリッ。間もなく口の中全体に、ビリビリーッという強い刺激が襲来!スプーンを口に運ぶたびにやってくるこの刺激が、たまらなく美味しい!ヒーヒー言うほど辛いのに、なぜか食べてしまう、この後を引く辛さ。お皿の向こう側にある豆カリーがマイルドな味なので、途中これで口の中をやわらげるのも美味しく食べられるコツです。

カリーの種類によってスパイスの調合が変えられているわけですが、「スリランカカリー」にはチリパウダー、カリーパウダー、ターメリック、シナモン、フェヌグリークなどなど25種類ものスパイスが使われているそう。しかも、これらのスパイスは『ヌワラエリヤ』と『ツナパハ』用にスリランカで調合してもらっている完全オリジナル。スリランカ直輸入のスパイスを使って、スリランカ人のシェフが手掛けているとくれば、もうこれは本場で味わうのと一緒!ココナッツミルクも加えられると、辛さの中にコクと深みが増した独特のスパイシーな味が生まれます。

夏はこの刺激を求めてか、お客さんが増えるという話。そして、常連さんからのオーダー率が高いのが実は「ヌードルカリー」。スリランカカリーのライスがヌードルに変わるものですが、毎回これしか頼まないというお客さんが多く『ヌワラエリヤ』でも人気NO.1のメニューになっています。そういえば、以前『岩田屋』に勤めていた私の友人も、ランチはほぼ毎日、西通りの『ツナパハ』のヌードルカリーを食べているという話を聞いて、どれだけ好きなのかと驚いたことがありました。それくらい熱狂的なファンがいるカリーなのです。

そうそう、同じスリランカカリーでも『ヌワラエリヤ』と『ツナパハ』とでは、辛さの度合が違うって知っていましたか?西通りの『ツナパハ』は若いお客さんが多いので、辛さを高めてパンチのある味わいに。『ヌワラエリヤ』のほうはちょっぴりマイルドな味つけにしているそうですよ。違いを確かめてみるのも面白いかも!


※掲載内容は取材時の情報に基づいており、実際と異なる場合があります

取材・文:太田有実子
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プレイス情報PLACE

東方遊酒菜 ヌワラエリヤ

住所 福岡市中央区赤坂1丁目1−5 鶴田けやきビル2F
TEL 092-737-7788
営業時間 11:30~17:00、18:00~OS22:45(入店は~22:30まで)
定休日 なし
URL https://tunapaha.jp/

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