グルメ | 新店舗オープン

豊かな食材、松嶋シェフとのコラボメニュー。福岡、九州から世界へ発信!

2017年03月22日 12:00 by 木下 貴子

大名の中心部に、ひときわ目を引く非常にスタイリッシュな店がオープンしました。大きなガラス張りのエントランスに、すっと斜めに設計された天井、木毛セメント板の内壁、そしてメインを貼るロの字のカウンター。高級レストランにも匹敵するモダンな印象の店舗ですが、躊躇する必要はありません。こちら、誰でも気軽に利用できる庶民の味方、居酒屋なのです。


看板にはこれまた格好良く『NUMBER SHOT』の文字。でも読み方は「なんばしよっと」。とたんに親しみを感じます。

 

目の前で豪快に魚を捌いたり、次々と料理が仕上がる様子など、ライブ感も満載なカウンター席は22席。奥に6人、12人のテーブル席があります。

 

料理の中心となるのは、炉端焼き。長浜の市場で仕入れた九州産を中心とする鮮魚、朝倉、糸島で採れる新鮮野菜を、色々と味あわせてくれるのです。実は、市内外に7店舗を展開する「博多丸秀鮮魚店」が本店。仲買を通さず、人たちの目効きで仕入れた魚は当然自慢。刺身でも楽しませてくれます。

炉端焼きは約30種類、ほか一品メニューあわせて全約80種類を提供しています。旬の食材を中心に毎日仕入れを行っているため、メニューはほぼ日替わり。「走り、旬、名残と季節を味わっていただくよう構成しています」と店長の髙木英剛さん。また、コンセプトは「九州のよさを広げるお店」というように、器も有田焼を使用しています。

「糸島産 人参丸焼きサフランマヨネーズ」(590円)。




「明太玉子の豚巻き」(690円)。


「博多!がめ煮」(590円)。


さらに大注目なのが、本場フランスでミシュランの星と2つの勲章を受けた松嶋啓介シェフとのコラボレーション。松嶋シェフは福岡出身で、今回『NUMBER SHOT』の田中社長と縁がつながり、「福岡を世界の街に!」というスローガンのもと、タッグが組まれました。松嶋シェフには、店のメニューのプロデュースやレシピ提供に携わってもらったといいます。

松嶋シェフがプロデュースしたのは10品ほど。シェフの代表的メニューともいえる「ブイヤーベース」を、カジュアルに楽しめるようにした「九州産魚介のブイヤーベース」(990円)をはじめ、「サバサンド ボスボラス海峡風」(890円)、「チキンナンバーショット(チキン南蛮)」(790円)など、魅力溢れるメニューが並びます。「居酒屋ですけど、フレンチのスペシャリテが食べられます!」と髙木さんも自信をもって勧めてくれます。


ぜひとも注文したい、松嶋シェフプロデュースの「九州産魚介のブイヤーベース」。


「国産ポークのポルケッタ」 (1,280円)。




デザートにも九州・福岡の特徴が!「八女茶のティラミス」(590円)。

 

お酒は日本酒とワインが中心。日本酒は厳選の9種類、ワインは赤、白あわせて約50種類を全てヴァン・ナチュールで揃えます。


「あまおう苺のNUMBER SHOTチューハイ」(700円)。



居酒屋という親しみある店でありながら、スタイリッシュでフレンチも味わえる…福岡ならではの目新しく、しかも優しく嬉しい価格帯。これはすぐにも話題になりそうなお店です。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

炉端 NUMBER SHOT(なんばしよっと)

住所 福岡市中央区大名1丁目12-36
TEL 092-707-3801
営業時間 17:00~翌2:00(OS翌1:00)
定休日 2017年3月まで日曜、4月以降不定

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