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飲食業界に女性の姿が目立ってきたのはいつの頃からだろう

2011年02月11日 08:00

 昨晩は4軒ハシゴ。まず「コナミ」で汗を流した後、西中州の「FRANK」、春吉の「コチネレ」、薬院の「コチヤ」、そして酩酊のあまりほとんど記憶のない「新川コテージ」という足取りだ。意識してたわけではないのだが、思えばこの4軒、すべてカウンターのなかにいるのは女性だった。いや、「だった」って……わかってて言ったんだけどさ。
 元々ほとんど男性の世界だった飲食業界にいつの頃からか女性の姿が目立ってきた。10年以上前のカフェブームあたりから「自分でカフェをやりたい」という女性が増えたが、その後パンやスイーツの世界でも女性の姿が増えてきた。
 そして最近はバーである。きのう行った店もそうだが、それ以外でも女性がオーナーだったり、バーテンダーとして店を仕切ってたりする店がここ2年くらいで急激に増えた。そういえば、「ソワニエ」最新号に掲載している日本酒バーも2軒ともそうだ。もっと言えば、数年前からガールズバーっていう業態も出てきてるよね。きのうぼくが行った店はいずれもそれとはまたビミョーに違うんだけどね。
 要因はいろいろ考えられる。昔は女性が夜の飲食で働くということに偏見も多かっただろうが、今はそういうことも少なくなった(なくなってはないだろうが)というのも1つある。また、女性が結婚する年齢が上がっていることもあるだろうし、なによりいつの世も男性は女性と話しながら呑むのが好きだし、逆に女性も1人で行きやすかったりするのでおひとりさま需要がある。昔は女性がいる店といえば、クラブやスナックがほとんどだったんだけどな〜。って、いつの時代やねんって感じですが。ま、なにせ半世紀生きてますんでね。
 そうは言っても昨今とてつもなく厳しい飲食業界ゆえ、そこにおいしい料理だったり、適切なサービスがないとやっていけないのは性別とは関係なく、女性がカウンターに立てば成功するってほど甘い世界ではない。そんな正論を吐きながら、いつの頃からか自身がそういう店に行く頻度が着実に増えていることに気づいた今日この頃だ。

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