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音楽を愛するすべての人たちに!アドバイザーが語る「muside」の魅力とは?(後編)

2024年12月11日 11:00

“音楽(music)を愛する全ての人のそば(side)に”という想いから開発されたアプリ「muside」。音楽活動を進めるうえで感じていた情報の少なさ・不便さを解消し、アマチュア・インディーズ音楽界をもっと盛り上げたい、もっと気軽に音楽を楽しんでほしいという願いから生まれたサービスです。

ライブハウス経営者でありながらバンドマンとしても活躍しアドバイザーに就任したお二人に、音楽に興味を持ったきっかけをはじめ、業界を支えるための考え方、ライブの現場から見た「muside」など、音楽への情熱を語ってもらいました。
 

――はじめて人前で演奏(楽器演奏、唄う等)したのは?

江川:初めて人前で演奏したのは中3の文化祭です。なんて気持ちいいんだと思いましたね。これで飯食えたら最高やなって思いました(笑)。

原尻:僕は高3の文化祭ですね。それこそ聖飢魔IIとXとBOØWYというすごい組み合わせの3曲をやりましたね。


――その時の感想をお聞かせください。

原尻:なぜかBOØWYだけベースで、聖飢魔IIとかはギターソロだけを練習しましたね。とにかく緊張してよく覚えてないです。


――人前に出たくないタイプなのに、なぜ文化祭では出演しようと思ったんですか?

原尻:聖飢魔IIやるなら出る!っていう(笑)顔に聖飢魔IIのメイクをしたので、みんなそこを見てましたね。メイクしたままBOØWYも(笑)。


――初めてライブハウスで演奏したのは?

江川:高校卒業して、大学行くまでの春休みの間に鹿児島のSR Hallっていうライブハウスでイベントを企画して、それが初めてのライブハウスです。憧れのアーティストを見に行っていたライブハウスだったので、そのアーティストと同じステージに立っているっていうことが感慨深かったです。

原尻:僕はハートビートっていう、前に天神にあったライブハウスです。なぜかギターボーカルをさせられて。自分が作った曲だったけど、とにかく歌うのが嫌で。そのステージに立ってから、人前に出るのが大丈夫になった気もします。


――原尻さんは初めてのライブハウスに何歳ぐらいで立たれたんですか?

原尻:25歳ぐらいですかね。就職して、なんか趣味はじめようと。会社の中で楽器を弾ける人がいて、それでバンドを組みました。


――どのようにして今のメンバーと出会いましたか?

江川:大学の軽音部ですね。そこからメンバーチェンジがあり、今は大学時代の先輩がギター、ドラムはライブハウスで出会った人で、ベースは今サポートベースです。


――ライブハウスでの出会いというのは、対バンしたアーティスト?

江川:そうです。向こうのバンドが解散したタイミングで「うちで叩いてくださいよ」って。

原尻:今は全員、それこそUTEROに出演していた人たちです。ボーカルの子がバンド組みたいと話してて「いいやん!」みたいに言っていたら、なぜか最終的に誘われて入ることになりました。


――出演者がバンドをしたいって言っていたのに、ライブハウス側の原尻さんが誘われたんですか?

原尻:そうですね。俺がバンドメンバー決まった?ってよく聞いてたんです。はやくライブが見たいって言ってたらいきなり「ベース弾いてください!」て言われて。悩んだんですけどお酒を奢ってくれたりしたので勢いで受けてメンバーになったって感じです(笑)
 

――ミュージシャン活動をする上での悩みは?

江川:お金じゃないですかね?絶対みんな悩むところだと思います。それ以外に何があるんだろう。売れない!売れないのが悩みです(笑)。動員が伸びないとか、そういう感じですね。

原尻:多分、長く活動すればお金っていう問題があって。バンドが人気になったり、知名度上がると、他の県での出演に声がかかり費用がかさみます。ギャラって出演料ではなく交通費なんですよ。交通費が足りていない状態でオファーされるんで(笑)。


――ライブハウス側として、10代などの若いミュージシャンの活動についてどんな印象をもっていますか?

江川:今は多様化していて迷っているバンドが多い気がします。僕らの頃は地元のライブハウスをソールドアウトさせて「じゃあ上京するか!」みたいな定番のコースがありました。今は配信があったり、SNSがあったり、いろんなやり方があって。

原尻:今まで少なかったんですけど、今年から高校生バンドや10代の出演希望が増えています。急に若者がやる気になっているなって思います。出てくれたらアドバイスができるじゃないですか。だから、あんまりそういう芽を潰したくないので、金銭面とかも可能な限り条件下げたりして、彼らがやりやすい環境を作っています。


――ライブハウスへの出演を希望しているミュージシャンとはどうやって出会いますか?

江川:基本的にはホームページから出演希望でメールが来ます。あとはライブハウスに電話があったり、出演しているバンドからの紹介であったり。あとはツアーに行った先で出会ったバンドと繋がって連絡があるとかがほとんどですね。

原尻:自分もバンドやっているんで一緒ですね。10代の人はメールでした。


※本イベントの募集は終了しております。

――12月にキューブリックで初のmusideライブを初開催します。今回は「リュックと添い寝ごはん」と対バンできるイベントですが、このようなイベントについてどう思われますか?

江川:良いと思います!募集をかけることで、今まで出たことない、出会えたことないバンドと僕らも出会える可能性があるし、若いバンドからしたら「リュックと添い寝ごはん」とやりたい!っていう子はめちゃくちゃチャンスになると思います。

原尻:ミューサイドを広めることに関しても、きっかけになりますよね。登録者を増やすにはいいんじゃないですかね。
 

――これからのライブイベントやサービスをもっと楽しむために、musideにどんな機能があれば良いと思いますか?

江川:ライブ希望のバンドが一覧で確認できたり、出会いの場になったら良いですね。

原尻:ハコ側からしたら出演希望者が見つけやすいのがあると嬉しいです。好きなアーティスや活動したい時間帯などが分かるとマッチングしやすいと思います。一般の人も好きなアーティスト情報が分かるとか。登録アーティストを整えて、バンドの情報発信ができて動き出したらいいと思いますね。


―-ミュージシャンの立場としては?

江川:ランキング形式になっているところは、やりがいにつながると思います。上位のアーティストは周知されやすくなるのかなっていう部分はすごくいい。


――musideの今後の使い方や期待していることを聞かせてください。

江川:ライブハウスが企画をすることがあまりないmuside LIVEや、オーディションなどに期待しています。違う側面で、同じ福岡の音楽シーンを盛り上げる感じですかね。

原尻:イベントもそうですし、例えばmusideのトップに今日やっているライブ情報とかがあれば。スムーズに情報に辿り着けると良いと思います。


――ライブ告知やチケット管理機能に関して、使いやすさや改善点はありますか?

江川:登録者が多くなればなるほど、検索して見つけられるかですかね。


――最後に福岡の音楽シーンを盛り上げるためにやりたいことはありますか?

江川:おこがましいかもしれませんが、地元のバンドたちが目指せるステージを用意するっていうところですかね。一昨年から毎年12月にZepp福岡でイベントやってるんですが、それを継続していきたいです。弊社でやってるTENJIN ONTAQ、TRIANGLEとかも目指してもらえるようなところがあるので、地元バンドを送り出したいですね。結果的に盛り上がる、その一員になれたら嬉しいですね。

原尻:うちは少数派のジャンルの音楽とかを個人的には大事にしていて。そういったアーティストがずっと活動していける、表現できる場所として存在していきたいとは思っています。店が存続すれば、そういう人たちもずっと出れるのかなって。大きな音楽シーンじゃないかもしれないけど、少数派のジャンルも大事だと思うので、続けていきたいです。
 

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