作・演出の上田誠さん、メンバーの諏訪雅さん、永野宗典さんの3人からはじまった「ヨーロッパ企画」。京都を拠点に活動する劇団で、今年25周年を迎えます。新作公演として劇団初となるミステリコメディ「切り裂かないけど攫いはするジャック」が10月14日（土）、15日（日）にキャナルシティ劇場で公演。旗揚げメンバー3人による記者会見が行われ、25周年や作品への思いを語ってくれました。
 

●上田さん
最近はコメディでも企画性コメディをしていて、今回はミステリコメディをやらせてもらいます。19世紀のロンドンが舞台で、“切り裂かないけど人攫いジャック”が現れて噂になっているところに、刑事が出てきて捜査をはじめるという話です。ミステリーといえば探偵がロジカルに推理していくイメージですが、刑事が推理しようとすると、まちにいる人たちが推理をしたがって進まない。人攫いジャックのイメージだけが先行していくというミステリーでありながらコメディの要素がある作品を作っています。答えに向かっていく過程をお楽しみください。ミステリーというジャンルに寄せつつ、僕らなりに見せていければと考えています。
 

●永野さん
人攫いジャックを追跡する刑事役をやっています。
今回、25周年で座長を任命されているんですが、「25周年で気合い入っています！」とはあまり思っていなくて･･････。意気込むとパフォーマンスが低下する人間なので、なるべく全体が見えるように気負わず（笑）。視野を広く持って、捜査も迷宮入りしないよう、稽古場でも自分の役に没頭し過ぎて迷宮入りしないように健全な状態で挑んでいます。
 

●諏訪さん
永野さんがプレッシャーに弱いところを分かっているんで、いつもなら座長いじりがあるけど今回は誰もプレッシャーをかけないでいます（笑）。僕はまちで証言をする役ですが、まちの人たちのガヤというか圧がすごすぎて、刑事さんが喋らない。ガヤの中で刑事はいかに推理するのか？推理シーンを楽しみにしています（笑）。
劇団を立ち上げたころのように、自分たちでやりたいことをやっている時期と近いことを25周年もやっています。来年も引き続き、自分たちがやりたいことをやっていけたらいいなと思います。
 

今年は25周年ということで、7月に京都でヨーロッパ企画カフェを企画したり、25周年の記念になるポスターも作成したそう。ポスターは初演から「九十九龍城」（再演も含めて約30作品！）までのキャラクター約300人を永野さんが描いています。

ほかにも、京都「南座」では11月21日（火）に25周年記念興行「きっと、私UFOを見た。」も予定。ヨーロッパ企画の歴史を振り返る1日限りの公演となっているそう。
●ヨーロッパ企画25周年
https://www.europe-kikaku.com/projects/25th/
 

ヨーロッパ企画の新作公演「切り裂かないけど攫いはするジャック」は10月14日（土）、15日（日）にキャナルシティ劇場で上演。チケットは絶賛発売中です。1年半ぶりとなる福岡公演をどうぞお楽しみに！

●チケット販売
・キャナルシティ劇場
https://www.canalcitygekijo.com/
・チケットぴあWEB
https://pia.jp/t/europe-k/ 〔Ｐコード：520-709〕
・ローソンチケットWEB
https://l-tike.com/europe-k/ 〔Ｌコード：82048 〕
・e+(イープラス)WEB
https://eplus.jp/europe-k/
・スリーオクロックWEB
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092-732-1688（平日10:00～18:30）