グルメ

韓国料理店が産み出した本格カレーにハマる人が続出!?

2016年12月09日 18:00 by 山田 祐一郎




薬院の路地裏で営む韓国料理店「スパイステーブル」がランチでカレーを提供しているという噂を聞きつけて訪問しました。韓国料理とカレー。あまりつながりがなさそうな印象ですが、店主・西山さんの言葉を聞いて納得しました。「韓国で日常的に親しまれている韓国唐辛子もスパイスですからね。確かに韓国料理の店なんですが、その枠に囚われたくないので屋号も広がりがあるイメージにしました。そのおかげでカレーをランチで出していても違和感がないでしょ?」と笑顔を見せます。




夜は名水として名高い宮崎県、霧島裂罅(れっか)水で育てた黒豚を一頭買し、部位毎に様々な韓国料理へと調理し、振舞っています。その味付けの信条は昔ながらの製法。現地のおばあちゃんがするように、受け継がれてきた伝統的な手法を大切にしています。ランチのカレーにおいても自慢の黒豚を惜しみなく使い、食材一つひとつと対話をするように、丁寧に食材、スパイスを組み合わせていくのが西山さん流です。




ランチタイムは「霧島黒豚のスパイスカレー」(800円)の一種のみ。トッピングには黒豚を使ったトンカツ(200円)、さらっとした質感のカレーに合わせてキャベツを少し増やしてざっくりとした食感と軽さを狙ったオリジナル仕様のメンチカツ(200円)を用意しています。カレーにトンカツかメンチカツをトッピングするとドリンクが付いてきます。カレー単品でドリンクを追加したい場合はドリンクは100円です。




カレーランチが始まったのは9月からですが、オープン前からカレーの味そのものは出来上がっていたそう。「いきなりカレーをランチで出すと何屋かわからなくなりますからね(笑)。ようやく韓国料理店として認知されたと実感できるようになったので、カレーのお披露目を決めました」と言う西山さん。



スリランカカレーをベースに、ハチミツや味噌などを織り交ぜ、ご飯に合うように仕上げた一品。黒豚による旨みがしっかりと凝縮されていて、口の中でどんどんと広がっていくスパイスの効果と相まって、力強く、メリハリの効いた味わいです。
ただ、上質な黒豚を使うためか、どっかりとくることはなく、すいすいと最後まで食べられます。じわじわと辛さも感じますが、辛さに丸みのある韓国唐辛子を用いてあるため、辛さだけが突出することもありません。

カレーランチは毎週火曜〜金曜の11:30〜15:00。平日限定ですが、韓国料理店ならではのカレーは一食の価値あり、です。

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

スパイステーブル

住所 福岡市中央区薬院1丁目14-13
TEL 092-726-7201
営業時間 11:30〜15:00、18:00〜23:00(OS)
定休日 日曜
URL https://www.facebook.com/SpiceTable.JP?fref=ts

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