グルメ | 新店舗オープン

特別なディナーにぜひ。西中洲に現れた、優美なる焼肉店

2016年07月12日 12:00 by 木下 貴子

「従来の焼肉店とはまったく異なるイメージのお店になれればと思っております」という店長・松井愛美さんの言葉に、深くうなずいてしまいます。西中洲の川沿いに新設されたビルの1階に、6月にオープンした『龍園』。店内に足を踏み入れると、優美でシックな空間が現れます。皮張りのモダンな椅子に深く腰掛け、水面ゆらめく那珂川の夜景を眺めるうちに、次第に非日常の世界へと誘われていきます。

「味よし、店よし、心よし」を信念とする小倉の人気店「龍園」の2号店。小倉本店は平成元年の創業以来、幅広い客層に愛され続けています。こちら西中洲店は場所柄、ターゲットは大人向け。大人の女性同士や男性同士の食事会、カップルの記念日ディナー、あるいは接待といった特別な時間を紡ぐにふさわしいレストラン要素の高いお店になっています。




↑奥行きのある店内。個室は別にありますが、川に面した各テーブルも半個室として利用できます。


本店と同じく、品書きの主役を張るのは「神戸牛」と「熟成肉」です。日本三大和牛の1つと称される神戸牛が福岡でいただけるのは非常にレア。「福岡では、おそらく弊店のみではないでしょうか」と松井さんも話します。神戸牛は繁殖農家を含む生産農家から販売先まで、全て指定登録制となっており、店内にはその会員賞・指定証が掲げられています。極めて上質な肉だけに、お値段も思わず驚きの声を上げてしまうほどのものですが、味も当然その値段に見合うものだそう…。一度、食してみたい…と喉が鳴り、神戸に行く旅費を考えればなんとかなるかも…とつい頭でそろばん勘定してしまいます。


↑「神戸牛5種盛り」(2人前・19,224円)。近いうちに神戸牛のコースを1~2万円で用意する予定もあるそうです。


そして「熟成肉」は、『龍園』が独自で開発した「氷点下エイジング」という技術で熟成促進した黒毛和牛を提供しています。一般的な熟成肉は2カ月近く寝かせる必要がありますが、この「氷点下エイジング」はわずか3日間で熟成が完成! 早いサイクルで提供できるため、種類がバラエティに富み、また短期間熟成ゆえ廃棄部分が少なくお手頃な価格で出すことができるそうです。「タン」(2,160円)、「肩ロース」(2,376円)、「モモ赤身」(1,080円)など、日替わりでいろんな部位が味わえます。また、熟成肉が味わえるコースも用意されています。コースは5,400円、8,100円、10,800円があり、熟成の盛り合わせ、牛タン焼きしゃぶ、ホルモン盛り合わせなどで構成されます。


↑マイナス温度での保存を実現させるとともに短時間で肉の旨味を凝縮、熟成させる技術「氷点下エイジング」。


↑10,800円のコースより「熟成肉の5種盛」。


↑10,800円のコース(写真は2人前)。デザートは「ジョルジュ・マルソー」とのコラボレーションで、コース〆にふさわしくさっぱりといただけるスイーツです。


その他、様々な一品料理が充実しています。深夜3時まで開いているので食事だけでなく、2軒目や〆の店として、軽くお肉や麺類をいただくとも。「食事や雰囲気だけでなく、サービスもホテルのような上質さを心がけています。トータルで満足いただけるよう、毎日上を目指しています」という松井さん。好きな時間帯に好きなスタイルで、優雅に過ごせる…。まさに西中洲にふさわしい、大人な使い方あるいは大人な遊び方ができるお店なのです。


↑「すきしゃぶ トリュフスペシャル」(3,240円)。割付にさっとくぐらせたお肉を、トリュフのスライスとともにいただく贅沢な一品。10,800円のコースでも味わえます。


↑「牛タンの焼きしゃぶ」(1,944円)。


↑「雲丹と生イカの海鮮ビビンバ」(1,598円)。


↑龍園オリジナルの「小倉冷麺」(1,058円)。


同ビル2階には「RYUEN THE BAR」も7月にオープン。ウェイティングバーとして、あるいは焼肉の後の2軒目として生牡蠣やデザートを楽しんだり、もちろん単独での利用もできます。同じく那珂川の夜景が窓に映える、眺めのよいロケーション。こちらも要チェックです!

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

龍園 西中洲店

住所 福岡市中央区西中洲4ー3 ATE西中洲1F
TEL 092-739-8929
営業時間 17:30~OS翌3:00
定休日 日曜
URL http://ryuen.biz/nishinakasu

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