
グルメ | 新店舗オープン
老舗割烹の“最終形態”は、魚づくしの地元づくし!
2016年04月27日 08:00 by 木下 貴子
創業1978年。移り変わりの激しい福岡の飲食業界で、長く暖簾を掲げ続ける割烹「魚村」。西通りに誕生し、福岡県西方沖地震をきっかけに大正通り近くの大名へ移転、そして今年4月7日にその大正通りを挟んだ赤坂に、“最終形態”として移転オープンしました。「これまでずっと団体様の宴会向けの大バコでやってきましたが、私も歳をとったこともあり、最後に自分がやりたい店をやろうと思ったんです」と店主・日野孝治さん。「こぢんまりした店になった分、こだわりをもって料理を出していきたい」と話します。
日野さんの学生時代の後輩が小呂島で漁師をやっていて、ほとんどの魚をそこから直接仕入れます。つまりほとんどの魚が天然もの。旬の魚を、刺身、煮付け、焼き、揚げと様々な手法で味あわせてくれます。天然魚は天候によって大きく左右されるので、グランドメニューは品数少なくシンプルに構成し、日替わりメニューを白板に掲げます。「書いてないものもあるので、直接聞いていただければ」と日野さん。どんな魚があるか、またどんな調理方法がおすすめか…相談しながらメニューが決められるのも乙ですね。




↑魚をたらふく食べたい!という方にはセットがおすすめ。写真は4皿の魚料理を楽しめる「夢」(3,780円)の一例。上から「刺身4種(ヒラメ、地アジ、マグロ、サザエ)」「アラカブの煮付け」「イサキのネギ味噌焼き」「アナゴの天ぷら」。ぷりっぷりで甘みたっぷりの魚は、本当に美味!
“最終形態”にあたってこだわりたいのが、「地元」。魚だけでなく、肉や野菜も糸島産が中心。日本酒・焼酎も地酒が中心で、ワインも熊本ワインなどもラインナップ。調味料も地元にこだわり、「またいちの塩」、「ジョーキュウ醤油」、「松十醤油」など、聞けば出てくる地元のメーカー名。もちろんお米も福岡産。まさに地元づくし。自分が利用するのはもちろん、来福客を連れて行く店として覚えておきたいお店です。

↑「魚は新鮮でいいものを、シンプルに美味しく食べていただきたい」と日野さん。また「魚料理のほかにもいろいろ楽しめるように」と肉料理やグラタンといった洋ものメニューも用意しています。


↑(上)場所は大正通りから少し入った路地のビル2階。カウンター席で日野さんとやりとりしながら贅に魚料理を楽しみたい。(下)最大12人まで対応の個室もあります。
取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE
博多 ふる里割烹 魚村
住所 | 福岡市中央区赤坂1丁目1-18 リバティ赤坂2F |
---|---|
TEL | 092-726-8011 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 日曜 |
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