グルメ

怪しく、ユニークすぎ。空間全体が1つのアート作品!

2015年07月03日 10:00 by 木下 貴子

訪れる前から噂には聞いていました。ビル3Fの店の窓にあるものがいると…。見上げた先には人体模型…予め心構えしていたのに怪しすぎてドキリとします。3階へ向かう階段の壁にも解剖図のポスターなどが貼られ、いろんな意味で胸が高鳴ります。いざゆかん!と店の扉を開くと、全面の白い空間が。床やカウンターテーブルにびっちり貼られた白いタイルが美しく、心を奪われますが、一瞬にして我に帰ります。見渡せば、人体模型をはじめとする、なんとも怪しげなオブジェやグッズがずらり飾られているのです。

現代美術作家・角孝政さんが那珂川町で運営する「不思議博物館」は、角さんの作品やコレクションを展示するほか、カフェで非常に個性的なメニューを出すなど、マニア垂涎の博物館です。でも、那珂川まで行きづらい…というファンのリクエストに応え、その分室を6月1日に天神にオープンしました。「サナトリウム」がテーマの分室は、まさに療養所のような、科学室のような空間。内装の95%は角さん自身で手掛けたそうですが、造形作家として名高い角さんのさすがの腕前です。

カフェメニューにはドリンク、食事、デザートがありますが、これらもやっぱり普通でなくて、医療器具をトレーにしたり、造形的なデザートだったり、はたまな「バリウム」という名のドリンクがあったり…。とにかく全体的に怪しすぎて、非凡すぎて、そして美しすぎる。世界中探してもきっとこんなユニークなカフェはないはず。一見・一食の価値、絶対にあります!


【1】「ホムンクルス」(800円・ドリンクセット1,200円)は、フルーツゼリー。角さんの造形作品「トネリコ」をデザインしたチョコも乗っています。【2】ギャラリー機能もあり通常は常設展、時々企画展を開催。入室には1オーダー以上が必要です。写真中央は館長の角孝政さんでその左が作品「トネリコ」。角さんは基本「不思議博物館」にいるため時々出没。ふだんはナース姿のスタッフ「不思議子ちゃん」が迎えてくれます。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

不思議博物館分室 喫茶/ギャラリー サナトリウム

住所 福岡市中央区天神3丁目3−23  佐伯ビル3F
TEL 092-791-5477
営業時間 12:00〜22:00
定休日 水曜
URL http://www.asahi-net.or.jp/~bu9t-sm/sanatorium.html
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