グルメ

【鯉の洗い・鰻せいろ】川魚専門店が春吉の路地裏に登場。

2015年01月13日 18:00 by 山田 祐一郎

2014年12月、春吉の路地裏に川魚の専門店がオープンしました。店の名前は「鯉とりまあしゃん」。川魚料理好きならピンとくる、福岡県・田主丸で60年ほどの歴史をもつ川魚料理専門の老舗です。田主丸にある「鯉の巣本店」では座敷で食事を楽しむスタイル。店主・上村政秀さんは「川魚の魅力によりいっそう触れてもらえるよう、この春吉店ではカウンターを作りました」と笑顔を見せます。席についてみると、店主との距離が近く、高さもほぼフラットなので、調理の様子がしっかり見えます。普段、馴染みのない川魚料理。なるほど、このように調理されていくのかと感心しながら、上村さんの手元に見入ってしまいました。「言葉を交わしながら調理できるのが良いですね。素材の説明も目の前でできるので、とてもお客様から喜ばれています」。そう言う上村さんは他の誰よりも嬉しそうでした。

「当店のこだわり」と書かれたメニュー表の最初の1ページには、ウナギは国産、鯉や鮎は臭みのないものを使っている、深さ40mほどのところから汲み上げた天然水で魚を泳がせている、と上村さんの考え、こだわりが記載されています。「川魚は臭みがあるという印象を持っている人が多いようですが、うちのはまるで違いますよ」。その言葉通り、驚きが待っていました。店のウリの料理が総ざらいできるランチ限定の「男気セット(2,200円)」を食べて衝撃。例えば鯉の洗い。こちらでは酢味噌ではなく、自家製三杯酢で食べます。酢味噌よりも素材感がいっそう前面に出ますが、コリッとした食感が秀逸で、臭みはまったくない。鯉こくもまた、味噌にコクが出ていて、身はふっくら。こちらも臭みは皆無です。川魚の天ぷらでもその印象は変わることなく、一気に完食。川魚に対する印象は大きく覆りました。ちなみに川魚ということで、ウナギ料理も人気。「男気セット」には、ウナギの骨を加えて煮詰めたという特製のタレを生かすせいろ蒸しも付いています。「とにかく一度食べてみてほしい。川魚の魅力に触れてほしいという僕の男気の塊のようなセットです」。上村さんのその言葉は熱を帯びていました。

ランチタイムは鯉の洗い、川魚の塩焼き、煮付け、ウナギのせいろ蒸し、うな重などの定食が1,500円からラインナップ。夜は 2,900円からのコースのほか、焼き物や刺身、酢の物などの一品料理が味わえます。川魚の魅力に開眼すること請け合いです。




【1】ランチの一番人気、男気セット2,200円。【2】夜は大将が自ら、カウンター越しに腕を振るいます。【3】国体道路から一歩入った場所にあります。鯉が描かれた暖簾が目印です。

取材・文:山田 祐一郎
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鯉とりまあしゃん

住所 福岡市中央区春吉3丁目25−11
TEL 092-752-2451
営業時間 11:00〜15:00(OS14:30)、17:30〜22:30(OS22:00)
定休日 日曜
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