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LOVE FMのDJ Annaが“けんせつ小町”に聞いてみた!(4)
2024年11月20日 18:00
みなさんは、「けんせつ小町」をご存知ですか?「けんせつ小町」とは建設業で働くすべての女性の愛称です。建設現場で働く技術者、技能者、建物の設計者、技術を開発する研究者、それからプロジェクトを進める営業担当、会社の運営を支える事務職など、活躍の場は多岐にわたります。一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)九州支部では、九州エリアの「けんせつ小町」の活動を支援したり、建設業にかかる諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決等にも取り組んでいます。
今回は、けんせつ小町として活躍する西松建設株式会社九州支社内海トンネル出張所の福島怜奈さんに、LOVE FM平日お昼の番組「スイッチオン!DAYTIME」のDJ Annaがお話をうかがいました。
入社2年目の福島さん。実は、1年目に配属された熊本県阿蘇郡南阿蘇村の現場で、けんせつ小町の取材を受けている先輩の様子をご覧になっていたそうです。
――そんな福島さんが土木・建築分野で働こうと思ったきっかけを教えてください。
お父さんが土木分野の施工管理の仕事をしていて、自分が施工した場所へ連れて行ってくれていたので、その頃から建設業界に興味を持ちました。大学も土木建築学科に入ったので、そのまま建設業界に入ることを決めました。
――今、実際にはどのようなお仕事に携わられているのでしょうか。
今は宮崎市と日南市の市境でトンネルの新設工事を行なっていて、現場では主に測量をしています。工事段階としては地面やのり面を整えているところで、これから掘る作業に入りますが、建物を建てるのとは違い自然が相手なので、思わぬトラブルにも対応する必要があります。
――1日のスケジュールはどんな感じでしょう。
朝8時から朝礼なので、それより少し早く出社します。終わりは17時までなのですが、計画の進行状況次第では少し遅くなるときもあります。
――朝が早いですが、お住まいは現場に近いのでしょうか。
現場から20分ほど離れたところに学生アパートの多いエリアがあるので、そのあたりの部屋を借りています。平日の現場までの移動は、一人1台ずつある社用車を使い、休日に出かけるときは自家用車に乗り換えています。
トンネルを掘る前の断面の様子。ここから800メートル以上先まで掘り進めていくそうです。
――この仕事のやりがいや、選んで良かったなと思うのはどんな時ですか。
まだ2年目で、現場作業も分からないことだらけですが、少しずつできることや仕事の幅が広がっていくのが嬉しいです。自分のミスで、何回か作業のやり直しがあったりしたときは大変だと感じますが、一歩一歩進んでいるという感覚はありますね。
――福島さんの仕事で欠かせないアイテムはなんでしょう。
“腕時計”ですね。高校入学の時に親に買ってもらい、その頃からほぼ毎日着けているので思い入れもあります。スマートフォンを見るよりもぱっと時間を確認できるので、いまも重宝しています。
腕時計を贈ってくれたお父さんとは、帰省した際に仕事の話をすることもあるのだとか。同じ建設業の道を歩む姿を陰ながら応援してくれているそうです。
――プライベートなことも少し聞かせてください。趣味はなんでしょう。
趣味は、アニメやドラマを観たり、料理をしたりすることです。料理は、お弁当のおかずを作ることが多いですね。アニメやドラマも色々観るのですが、最近観た中だと「コウノドリ」という作品が面白くて感動しました。
――お休みの日はどのように過ごしていますか。
熊本の大学だったので、月に1度は熊本に出かけて、友達と遊んだりネイルや美容室に行ったりしてリフレッシュしています。何も予定がないときは家にこもってますね。
――同じ現場や同期の方とのコミュニケーションはどうでしょう。
お店が近くにないので頻繁には行けないんですが、たまに若い人たちだけで飲みに行くことはあります。社内で、土木の女性職員の同期が全国に6名いるのですが、九州には1人もいないので、研修などで集まるときは連絡を取り合ってご飯に行くこともあります。仕事の話もしますが、どちらかというとプライベートな話をすることが多いですね。
――体力づくりや健康に気をつけてやっていることがあれば教えてください。
毎日10分ほど、スクワットや腕立て伏せなどの簡単な筋トレをしています。現場は男性が多く力が足りないこともあるので、少しでも頑張りたいと思っています。
――さて、番組ではリクエスト曲もうかがいました。
リクエスト曲は、フラワーカンパニーズさんの「深夜高速」です。この曲は、社内の尊敬する先輩がカラオケで歌っていて、とてもいい曲だなと思って聴き始めました。今は通勤の時によく聴いています。
――今後の夢・目標を聞かせてください。
人柄としても仕事をする上でも、信頼される人になりたいです。自分の周りにも信頼できる人がたくさんいて、これから作業が進む中でやっぱり危険なところもあるので、全てにおいて信頼できることは大事だと感じています。
――最後に、けんせつ小町を目指している方にメッセージをお願いいたします。
建設業界のゼネコンは女性が少なくてきつそうだと思われがちですが、 とてもやりがいのある仕事です。女性に適している作業や、少ないからこそできる仕事もあります。現場はとても和気あいあいとして楽しいので、ぜひ建設業界に来てほしいです。
けんせつ小町の福島怜奈さん、ありがとうございました。
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