惜しまれながら、2022年にキャナルシティ劇場での長期公演活動を終了した劇団四季。それ以来、九州では全国ツアーでの上演を行っています。しかし、長期公演を望む声が多いこと、また「文化の一極集中の是正」という劇団の理念を実現すべく、2025年秋にキャナルシティ劇場での数か月間の公演が決定しました。

撮影：阿部章仁

数か月間にわたる公演では、仏作家ガストン・ルルーの同名小説を基にしたミュージカル『オペラ座の怪人』を上演します。パリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする“怪人”。その彼の悲しいまでの愛の様が、アンドリュー・ロイド＝ウェバーの流麗で重厚な旋律によって紡がれます。四季では1988年の初演以来、全国10都市で公演を重ね、総入場者数は800万人以上、総公演回数は8000回を超え『ライオンキング』『キャッツ』に次ぐ国内第3位を誇る、まさに国内屈指のミュージカル作品です。

福岡での『オペラ座の怪人』初演は、1996年5月から翌年1月まで。劇団四季初の常設専用劇場・福岡シティ劇場（現：キャナルシティ劇場）のこけら落とし公演として、約29万人を動員しました。二度目の福岡公演は、2003年8月から翌年3月まで上演。今回は約21年ぶり、3度目の公演となります。


【ミュージカル『オペラ座の怪人』福岡公演】
●開幕日：2025年秋 開幕
●会場：キャナルシティ劇場
●お問合せ：劇団四季ナビダイヤル 0570-008-110