映画トピックス | まち

ニッチな映画を観るならここ!福岡随一のミニシアター「KBCシネマ1・2」

2023年08月28日 11:00 by 深江久美子

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」や「君たちはどう生きるか」と話題作が多かった今年の夏。いわゆる大作と呼ばれる娯楽映画は、設備が整ったシネコンで鑑賞することがほとんどだと思います。しかし、本日はそんな大箱の映画館と一線を画し、完全に独自路線を貫く「KBCシネマ1・2(以下、KBCシネマ)」をご紹介したいと思います。


場所はKBC社屋の向かい。メジャーではない渋みのある作品で、コアな映画ファンを持つ福岡屈指の老舗ミニシアターです。


入口付近には1ヶ月半先のフライヤーがずら~っと並んでいます。スクリーンが2つしかない「KBCシネマ」では、1日に12本以上の作品が毎時間ごとに変わります。それも音楽モノからドキュメンタリー、フランス映画など多様性をテーマにニッチな作品が揃います。


窓口ではポップコーン、アイスクリームも購入でき、グッズ販売もしています。


108席が設置されている<シネマ1>は座席が7月にリニューアル。約2時間じっくり鑑賞しても、疲れないように少し固めのシートが採用されていました。80席の<シネマ2>も4K対応の映写機に変わり、鮮明なり画質が良くなっているそう。
 

ロビーの待合室は健在。見回していると、次回予告と一緒に「KBCシネマ」ならではの試みを見つけましたよ!


雑誌の切り抜きをコラージュし壁一面に紹介していたのは、映画愛あふれるスタッフさん手作りのパブボード。香港を代表する大スター レスリー・チャン没後20年特別企画として上映されていた名作「さらば、わが愛/覇王別姫 4K」を大プッシュ。こういうところが、往年の映画ファンには刺さりますよね。
※「さらば、わが愛/覇王別姫 4K」は8月27日(日)に終了


隣には7月に死去したジェーン・バーキン出演の映画「ジェーンとシャルロット」の作品紹介もありましたよ。こちらは雑誌や新聞の切り抜きが掲出されていました。


そして、映画好きなスタッフさんによる鑑賞記もラックに置いてありました。待ち時間や鑑賞後にご覧ください。ただし、ネタバレ有りなのでご注意を!
※鑑賞記はHPでも読むことができます


支配人と配給会社がオファーしあって、お客さんにあっている作品や観て欲しい作品を決めているという「KBCシネマ」。ミニシアターといえばマイナーな作品を思い浮かべると思いますが、その映画館のオリジナリティが全面に出るのはおもしろくも貴重です。

そして「KBCシネマ」では「さらば、わが愛/覇王別姫 4K」のような過去の名作も上映されます。配信サービスで見慣れている人も、ぜひスクリーンで鑑賞してみてはいかがでしょうか?


LINEやInstagramでもスケジュールをご紹介。こちらもチェックしてくださいね。



そして、9月からのオススメ作品の上映情報を少しご紹介しておきましょう。そのほかの作品は「KBCシネマ1・2 」の公式HPから確認してくださいね。
https://kbc-cinema.com/


(C)JP Film Production, 2021

9月1日(金)公開『君は行く先を知らない』
https://kbc-cinema.com/movie/12586.html

 

(C)2023「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」製作委員会

9月8日(金)公開『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』
https://kbc-cinema.com/movie/13139.html



 

取材・文:深江久美子
このライターの他の記事を読む

プレイス情報PLACE

KBCシネマ1・2

住所 福岡市中央区那の津1丁目3−21
TEL 092-751-4268
URL http://kbc-cinema.com/

関連するトピックスTOPICS

PAGE TOP