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「福ビル」から「ワンビル」へ!約200席キャパの食堂が入る「ONE FUKUOKA BLDG.」は来春開業

2024年05月03日 11:00 by 深江久美子

天神で着々と続く都市開発、天神ビッグバン。これまでも天神サイトではまちの動きをご紹介してきました。そして、天神のど真ん中に位置していた福ビルが、天神コアビル跡、天神第一名店ビル(天神ビブレ)跡との一体開発で、2025年春に新しいランドマークとして誕生することが決定!開業1年を前に、新福ビルのメディア説明会が行われました。


ビルの名称は「福岡ビル」から「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」に。略称をワンビルといいます。1(ONE)には、はじまりや起源、オンリーワン、ワンチーム、天神1丁目というアドレスなど様々な要素が含まれ、想いが込められているそう。商業とビジネスを中心に多様な機能が一つに重なり合うことで“これからの天神へ、そして世界へ、新たな価値を生み出していくオンリーワンの複合ビルを表現しています。


こちらが新施設ワンビルのロゴマーク。多様な価値観が集まり出会い、交流し発展してきた福岡。たくさんのヒト・モノ・コトが集えるように、その場所を示すシンボルは強い繋ぎ目となる目印であってほしいという願いが込められています。万国共通の算用数字を起用し、誰もがひと目でワンビルと分かるシンボルデザインです。
 

●商業施設/B2F-5F
ローカルの名店から世界の一流ブランドまで、ここにしかない新業態や地域一番の旗艦店を取り揃えるそう。食の都・福岡の魅力を最大限に生かしたフードゾーン、高質なオフィスに適したビジネスサポート機能も充実。B2Fは天神地下街や因幡町通りの地下通路と直結するので利便性も高いのが特徴です。残念ながらテナントに関してはまだお伝えできないそう。今後リリースされたらご紹介しますのでお楽しみに!


●食堂/5F
今後増加が見込まれる天神ワーカーの心身の健康を支えようと、手づくりと地産地消・旬産旬消にこだわった西鉄初の事業になります。昼はリーズナブルにクイックに、夜は気分のスイッチや軽飲みのニーズに応えてくれるそう。
 

平尾で長年愛されているイタリア料理店「リングラッツェ」が料理を監修。筑紫女学園の学生食堂を手掛けるなど“食を通じた人づくり”を実践しています。その思いに共感しタッグを組むことになりました。
天神交差点に面した場所に開設され、天神最大級となる約200席を用意。様々な利用シーンを想定した、バリエーションのある内装デザインも特徴です。


●スカイロビー/6F・7F
オフィスの乗り換えになるフロア6F・7Fにスカイロビーを設置。様々なヒト・モノ・情報が交わる空間を使った偶発的な出会いを生み出し、交流を促す仕掛けを作り、新しいビジネスが創出される「創造交差点」を象徴する場になります。
 

●6F/開放的な交流空間と緑豊かなビジネス発信の場
6Fと7Fを結ぶ大きな“コンビビアル(社交的な)階段”を設置し、コミュニケーションが広がる場を多数用意。パブリック(コワーキング)スペースや、ワーカーズラウンジなどが設置されます。


●7F/創造的で健康的なビジネス環境
米国発のCICによるイノベーションキャンパス「CIC Fukuoka」を開設。会員制コワーキングスペースやプライベートオフィスを擁し、企業間交流の促進とビジネスの協業を目指す共創空間を提供。
 

●オフィス/8F-17F
耐震性に優れ、BCP対策やセキュリティ対策、環境に配慮した先進的なハイスペックオフィスに。オフィスは天井高3メートルで柱のない大規模な空間を実現。感染対策対応として、自然換気が可能なダブルスキンの導入、非接触のエレベーター対応のフロアなども用意されています。


●ONE FUKUOKA HOTEL/18F・19F
悠々とした和モダンな館内は、大きな窓や吹き抜けを取り入れた解放感あふれる造り。どこで過ごしても広々とした空と心地よい風が感じられるホテルです。


©Hiroshi Nakamura & NAP

歴史と活気が息づく福岡・天神。その中心でそびえる新たなランドマークの最上層には、空と湾を望むみずみずしい眺めと、多彩な過ごし方の交わる空間が広がります。ハイクオリティなライフスタイル型ホテルは41室を擁し、宿泊自体が目的となる環境・コンテンツが整備されます。また、2024年5月にはティザーサイトの公開とバンケットの予約が開始されるそう。
 

●コンセプトは「創造交差点」
建築デザインは西鉄電車の鉄のレールから発想を得た金属調の素材感と和、福岡が融合。幅約100m、奥行約70m、高さ97mという圧倒的な規模感を誇ります。待ち遠しい2025年。福岡の新たなシンボルとして存在感を放つ「ONE FUKUOKA BLDG.」は来春開業します。


※デザインはイメージです。今後の調整により変更となる可能性があります。
 

取材・文:深江久美子
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