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LOVE FMのDJ Sachが“けんせつ小町”に聞いてみた!

2023年10月20日 11:00

「けんせつ小町」をご存知ですか?「けんせつ小町」とは建設業で働くすべての女性の愛称です。
建設現場で働く技術者、技能者、建物の設計者、技術を開発する研究者、それからプロジェクトを進める営業担当、会社の運営を支える事務職など、活躍の場は多岐にわたります。一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)九州支部では、九州エリアの「けんせつ小町」の活動を支援したり、建設業にかかる諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決等にも取り組んでいます。


今回は、けんせつ小町として活躍する鹿島建設株式会社 平野里佳さんにLOVE FM「スイッチオンDAYTIME」DJ Sachがお話を伺いました。


――土木・建築分野で働こうと思ったきっかけを教えてください
父が建築工事の施工管理の仕事をしていたので、小さい頃からその姿を見て建築系に興味をもち、大学の建築科に進学しました。建築関係もいろいろな仕事があるんだと思いながらも、結局は父と同じ施工管理の仕事を選びました。父の仕事で一番古い思い出は、2005年に行われた「愛・地球博」です。大きい現場でいろいろな重機もあって、すごいことをやっているなと思いました。
 

――現在は「福ビル街区建替プロジェクト」に携っているそうですね。このプロジェクトは天神ビッグバンの目玉となっていて、福岡ビル、天神コア、天神ビブレの跡地に商業施設やホテル、オフィスが入居する大型複合ビルを建設するというものです。こちらで平野さんはどんな仕事を担当していますか?
2024年の竣工、2025年春の完成をめざして現在工事が着々と進んでいます。私は2022年5月にこの現場に配属され、給排水や空調、電気設備を中心に設備施工担当として現場に常駐しています。品質管理や現場の工程、作業調整、図面や現場の現地確認が主な業務です。最近は鉄骨も上までのび、床もだんだんできてきています。そろそろ内装工事が始まるので、その準備をしています。
 

――具体的にはどんなことをするのでしょうか?
例えば給排水の場合、床にコンクリートを流し込む前に、キッチンやトイレなどの配管を通すための穴を確保しておく必要があります。その位置が正しく作られているかどうか、水漏れしないかなどの確認や検査をしています。
 

――資格などの取得はしていますか?
設備系の仕事ですと、建築設備士や1級管工事施工管理技士など、いろいろな資格があるので、これから取得していきたいと思っています。まずは建築学科出身ということもあり、一級建築士の取得をめざしています。社内に受験する人も多く、週1回のペースで模試が行われるなど会社のサポートも受けながら取得に向けて勉強しています。
 

――入社して3年が経ちましたが、振り返ってみていかがですか?
入社したての頃はわからないことばかりで失敗もありましたが、仕事をしながらいろいろなことを勉強してきて、3年前とは比べものにならないくらい知識が付いてきたことを感じています。でもまだできないことも多いので、上司や協力会社のみなさんに支えていただきながら楽しく仕事をしています。
 

――やりがいを感じるのはどんな時ですか?
携わった建物が実際に利用され始める時がすごくうれしいです。以前、携わった建物の近くを歩いた時に、道を聞かれたのですですが、その行き先が私の担当していたテナントだったんです。「一緒に行きます!」と案内したのですが、利用されていることを実感できてとてもうれしかったです。
 

――男性が多い職場だと思いますが、コミュニケーションはうまく取れていますか?
現場のみなさんに優遇されているかもしれません。女性だからこそ優しく話してくれたり。私は協力会社の方とのやり取りが多く、職人さんに作業の指示を行うことはないのですが、仕事の合間に雑談したりするのも楽しいですね。

 

――仕事の必需品を教えてください
iPadが必需品です。昔は図面を紙に打ち出して大量に持ち込んでいたと思いますが、いまはiPadを使ってクラウドにアクセスし、何百、何千もの図面を見ることができます。手放すことができないものですね。また、特に暑い時期は熱中症予防に水分補給が欠かせないので、ペットボトルホルダーをいつも腰につけています。喉が渇いたと思った時にすぐに水分補給できますし、現場に忘れてしまいがちなペットボトルの紛失予防にもなります。
 

――プライベートのことも教えてください。どんな趣味をお持ちですか?
ビールが好きなので、おいしいものを食べながらビールを飲むのが趣味です。特にビールと豚骨ラーメンの組み合わせが大好きです。横浜に住んでいた頃から豚骨ラーメンが好きだったのですが、福岡に住むようになってますます食べ歩きを楽しんでいます。お気に入りのお店は天神4丁目にある「豚骨セワン」です。


――休みの日はどう過ごしていますか?
今は一級建築士の勉強をしているので、休みの日は朝から夜まで資格学校で勉強しています。福岡に転勤してすぐの頃は友達がりいなかったのですが、学校に通ったことで建設系のいろいろな人と出会えたので学校に通ってよかったと思います。


――健康や体力づくりのために行っていることはありますか?
特別なことはしていないのですが、朝礼のラジオ体操は全力でやっています。しっかり曲げ伸ばししてリズム感ばっちりで取り組んでいます。昔は教室に通って、ジャズやヒップホップなどのダンスをしていたので、体を動かすことは好きです。


――これからの目標を教えてください
まずは、一級建築士の資格を取ることです。仕事の合間の勉強は大変ですが、上司や先輩に協力してもらいながら勉強をしています。設備担当なのですが、建築の知識を深めることで協力会社さんとの頼れる架け橋になれるよう頑張っていきたいです。
 

――最後に、メッセージをお願いします
男女問わず働きやすい職場になるように建築業界全体が変化してきています。もし興味があればぜひチャレンジしてほしいと思います。また、天神の中心にある現場で、関係者みんなでがんばって仕事をしているので、近くに来た時にはできあがっていく様子を見ていただければうれしいです。
 

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