皆さんは、「ベルセルク」という漫画をご存知でしょうか？1989年より「月刊アニマルハウス」で連載開始し、現在は「ヤングアニマル」（いずれも白泉社）で連載されているダークファンタジーの金字塔といっても過言ではない傑作です。単行本は海外でも出版され、全世界累計発行部数5,000万部を突破し、今もなお世界中を熱狂させています。

そんな、「ベルセルク」の世界を体感できるイベント『大ベルセルク展〜三浦建太郎　画業32年の軌跡〜福岡Edition』が西鉄ホールで4月29日（土）～5月14日（日）の期間で開催されます。本展示は、2021年の東京・池袋を皮切りに全国を巡回し、今回ついに福岡に上陸。天神サイトスタッフが取材に行ってきましたのでその模様をお届けします！

会場入り口を入ってすぐに、迫力満点の「ドラゴンころし」がお出迎え。

触れることはできませんが、刀を抱えたようなショットを撮影する方もいるそう。その横には、ガッツの義手も展示されています。

キャラクター紹介ゾーンでは、グリフィスの輝く甲冑も。物語から飛び出してきたかのようなリアルさです！

連載時の直筆原稿やカラー原画は、作中の時系列に合わせて200点以上が展示されています。「ベルセルク」は、一本一本の線が細かく緻密で、壮大な世界観を見開き等でダイナミックに表現する描画が魅力の一つですが、本展では改めてその迫力に魅了されることでしょう。
※原画は全て撮影禁止

謙信・プライム１スタジオが制作したキャラクターのスタチュー（彫刻）は、表情、筋肉、鎧、足元の亡骸までリアルで精密に再現されています。

↑個人的に一番目を奪われたスタチューがこちら。ガッツが激戦を乗り越えてきた事が伝わるマントの傷み具合や鎧の細かい傷等々。是非会場で見てほしいですね。

↑実物展示として世界最速公開となるこちらのスタチューは、福岡Editionで初お目見え。三浦建太郎先生への感謝と追悼の意を込め「ART OF WAR」が昨年発表したものを、会場展示用に特別にリペイントが施されているそう。

戦闘中の険しい表情とは異なり、ガッツの穏やかな表情。

クラウドファンディングによって製作された巨大ゾット像も登場！口の中までリアルに作り込まれています。このド迫力は、是非会場で体感してください。

原画やスタチューの他にも、写真でお伝えはできませんが、「蝕」のシーンを表現した巨大ジオラマもありますよ。ゴッドハンドが集結し、不気味で禍々しい雰囲気が音や光でも表現されています。

また、三浦建太郎先生の原稿制作に使用した仕事場や、展示の為に収録されたインタビュー動画、「ベルセルク」以外で構想していた作品のラフ画も。インタビューでは、作品は今何合目なのか、鉛筆で描いていた時の苦悩などとても興味深い内容です。また、三浦先生や作品へのメッセージを書くことができるメッセーコーナーもあります。是非、先生や作品への思いの丈を是非綴りましょう！天国からきっと読んでくれていることでしょう。

グッズ販売では、図録や原稿印刷物、日用雑貨や文具アパレル等幅広くラインナップ。他会場では、品切れ状態だった「ベヘリットのアイストレイ」の再販や、福岡会場にて先行受注販売を行う蝕がモチーフの折りたたみ傘、蝕がモチーフの香水等も登場。ファンは財布の紐が緩むこと間違いなしです！
個人的に注目したグッズが、入浴剤や絆創膏、ハンカチ。グッズで「ベルセルク」の世界観を日常に取り入れてみるのもいいですね。

最後に紹介するのは、新装版1巻の表紙のように撮影ができるフォトスポット。こちらは会場入り口手前に設置されいます。是非、ガッツになりきって撮影してみましょう！

『大ベルセルク展〜三浦建太郎　画業32年の軌跡〜福岡Edition』の体験レポートはいかがでしたでしょうか？ややマニアックな表現があったかもしせませんが、見応えが十分なことは間違いありません。是非、会場で実際に体感し「ベルセルク」の世界に浸ってみてください。