昨年10月に創立80周年を迎えた「福岡トヨタ」。それを記念した80周年記念事業の一環として「スカラエスパシオ」のネーミングライツを取得し、「福岡トヨタホール スカラエスパシオ」と改称しました。

「スカラエスパシオ」といえばアクセス抜群な天神南地区に1991年にオープンして以来、アーティストをはじめ、演劇関係の方々や市民に親しまれ利用されてきました。3月13日（月）に行われた除幕式では、もう一つの80周年記念事業として、幻の名車といわれる旧車トヨタ「2000GT」のレストアを実施した車体が特別展示されました。

金子直幹社長は「80周年の記念事業として様々なことを行ってきました。北九州の『福岡トヨタ的場池スタジアム』に続き、この度、『スカラエスパシオ』のネーミングライツを取得することになりました。末永く地域の皆様に愛されるホールとしてネーミングライツという形でバックアップさせてもらいたいと思います。これからも福岡がさらに魅力ある街になるように支援していきたいです。」とコメント。

記念すべき「福岡トヨタホール スカラエスパシオ」の船出にふさわしいゲストに、2000GTをこよなく愛する俳優 唐沢寿明さんが登場。お二人による除幕式が行われました。

ステージ上には唐沢さんが一昨年トヨタ博物館に寄贈した「2000GT」も展示されました。日本を舞台にした映画『007は二度死ぬ』でコンバーチブル仕様車がボンドカーとして登場しています。生産終了から半世紀近く経つ現在も旧車では抜群の知名度を誇っています。

――今後「福岡トヨタホール スカラエスパシオ」をどのようにしていきたいですか？
収容400人ほどのホールですが、アクセスの良い立地です。福岡の人たち、遠くから来ていただくお客様に利便性の高いホールとして愛されるホールになってもらえるように期待しています。
 

――金子社長にとって2000GTとはどんな存在ですか？
2000GTが発売されたのが1967年で私と同じ年。物心ついた時から2000GTというトヨタが作った最高傑作といわれる車、他人とは思えない気持ちでおりました。ご縁があり日本の宝である2000GTを「福岡トヨタ」で所有することになりました。

――金子社長と唐沢さんとのご関係は？
2000GTが結んでくれた縁だと思います。唐沢さんが2000GTを愛されていることは報道で知っておりましが、このようなお話をお願いしたところ「2000GTのことであれば」と即決いただきました。これからも2000GTを通して唐沢さんとはいろんなご縁をいただけるのではと楽しみにしています。

――今後、福岡を盛り上げるには？
昭和17年に渡辺通で創業しました。福岡で育ててもらい、トヨタとともに歩んできた会社です。さらに魅力あるまちに、盛り上げるために、地域社会の発展に、自動車の販売と整備を通して貢献していけるのかというのが企業価値ではないかと思っています。
2000GTのレストアを通して技術の継承、魅力ある車を多くの福岡の方々に見てもらいファンづくりをしていきたいですね。皆さんとともに福岡を盛り上げていきたいです。
 

【福岡トヨタホール スカラエスパシオ】
●住所：福岡市中央区渡辺通4丁目8-28 F.TビルB2F