バンクシー
《ラヴ・イズ・イン・ジ・エア》
Love Is In The Air(部分)
2006年個人蔵

イベント | アート

街角のバンクシーを体感せよ!福岡初上陸の「バンクシーって誰?展」

※このイベントは2023年3月26日(日)をもって終了しました。

2022年12月11日 11:00 by 深江久美子

バンクシー
《ストップ・アンド・サーチ 》
Stop and Search
2007年 個人蔵


ただ絵をみるだけではない。バンクシーの作品が描かれた世界の街並みを歩きながらバンクシーを体感できる展覧会がいよいよ福岡にも初上陸。日本オリジナル「バンクシーって誰?展」が12月17日(土)より福岡アジア美術館で開催されます。

“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートのはじまりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。


バンクシー
《風船と少女 》
Girl with Balloon
(Diptych)

2006年 個人蔵


そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアや SNS で拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。

 

街並み再現展示
※写真は東京会場


本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示に加え、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感できます。

 

また、アンバサダーに俳優の中村倫也さんが就任。音声ガイド(30分600円・税込)にも挑戦しています。鑑賞者の皆さんと一緒に、正体不明の覆面アーティストの謎に迫ります。

◆中村倫也さん コメント
時に、1つのアートは100の言葉を並べるよりも雄弁にものを語る時がある。シニカルな目線で相反する要素を焚べたグラフィティ。バンクシーとは誰なのか?彼の原理は一体なんなのか?今回の展示は、そんな現代最高の「?」マークを体感する旅になる予感がする。楽しみです。
 

ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を楽しく理解できる貴重な機会になりますよ。日本巡回展の最終開催地となる福岡展にご注目ください。


街並み再現展示
※写真は東京会場


街並み再現展示
※写真は東京会場

取材・文:深江久美子
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バンクシーって誰?展EVENT

会場 福岡アジア美術館
期間 2022年12月17日(土)~2023年3月26日(日)
時間 10:00~18:00
※最終入場は30分前
※ナイトミュージアムは毎週金曜・土曜20:00まで開催
料金 (平日)一般当日2,000円、大学・専門学生1,700円、小学・中学・高校生1,200円
(土日祝)一般当日2,200円、大学・専門学生1,900円、小学・中学・高校生1,200円


イベント公式URL https://whoisbanksy-fukuoka.jp/
※2022年12月26日(月)~2023年1月1日(日)は休館
お問い合わせ 展覧会事務局(TEL:092-732-1688/平日10:00~17:00/スリーオクロック内)

プレイス情報PLACE

福岡アジア美術館

住所 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8F
TEL 092-263-1100
定休日 毎週水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日)
URL http://faam.city.fukuoka.lg.jp/

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