福岡市南区の都市公園、高宮南緑地内にある「高宮庭園茶寮」。かつて筑豊の炭鉱王と呼ばれた貝島家の邸宅の跡地として、現在は福岡市の指定文化財に指定されています。そんな貴重な近代和風建築の技術が残る邸宅で、日本の古き良き秋の風情を楽しむ催し「秋の宵（あきのよい）」が期間限定で開催されます。

紅葉を感じながら秋の恵みコース料理とライトアップが施された日本庭園を眺め、古き良き日本の秋の文化を堪能するイベント。初日の11月19日（土）には和胡奏者 里地帰氏を招き、生演奏会も行われます。

【夜陰の中で赤や橙に色づく庭園を愉しむ】
1.9ヘクタールを誇る庭園内には貝島 嘉蔵氏が好み、植えたであろう多くの紅葉が今も現存しています。かつて嘉蔵氏も愉しんだこの優美な庭園に秋の趣を感じる演出を加えます。園内にあるもみじ谷を中心に赤や橙のライトアップを施し、この時期に色づく紅葉をデザインします。乾いた草木が揺れる音、香りを体感しながら、秋の曖昧な美しさへ触れるひと時をご提案します。
 

【和胡奏者 里地帰が奏でる新しい日本の音色に身を委ねる】
中国の伝統楽器二胡をベースに独自開発した和胡奏者 里地帰氏による演奏会が11月19日（土）限定で開催。柔らかく空間に調和する音色で紡がれた里地帰氏の音楽はどこか懐かしさを感じさせ、日本の心を思い出させるような時間を過ごせます。
●公式ホームページ：https://satochiki.jp/

【紅葉をテーマに九州の自然の恵みを最大限に活かす期間限定フルコース】
「高宮庭園茶寮」のレストランで提供する料理は、九州の厳選された素材を用いて、日本ならではの出汁・茶などの食文化を大切にしながらも、様々な技法でアレンジをした創作料理です。今回のイベントに合わせ、赤や橙に色づく庭園をイメージし、紅葉や秋の恵みをテーマにしたコース料理をご用意。料理の中に紅葉や赤色の食材を用いることで味わいだけでなく、見た目からも“秋”を堪能できる逸品をラインナップしています。
●メニュー
(壱の皿) 長浜市場直送 鮮魚の昆布締め 赤大根の酢漬け 油谷湾 季節の塩
(弐の皿) 鰤 大根
(参の皿) 北海道石臼挽き蕎麦 薩摩赤鶏と生姜のお出汁
(肆の皿) カリフラワーのすり流し 甘海老の炙り キャビア 揚げ米
(お魚) 寒鮃 ビーツ 芹 赤蕪
(氷菓子) 平松酒造 純米吟醸
(お肉) 伊万里牛サーロイン 朴葉焼き 銀杏 蓮根
(締め) 和牛スジ 時雨煮 久保山農園百年米ともち赤米のご飯
(甘味) ミルク菓子 柿と赤い果実のシロップ漬け
(茶菓子) 紅葉の天ぷら

【日本の秋の魅力を発信、秋フォトコンテスト開催】
“秋を愛でる”をテーマに、11月19日（土）～12月4日（日）までのイベント期間中、高宮庭園茶寮で見つけた“秋”を募集します。庭園の風景や料理、訪れた家族や友人との思い出など、被写体は問いません。日本の古き良き風情を感じる高宮庭園茶寮の秋を詰め込んだ一枚を応募してください。